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青い約束 の商品レビュー

3.1

75件のお客様レビュー

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2014/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現代版「泣いた赤オニのはなし」。おススメ。 ”刊行後2年たって書店さんの応援でブレイク”という帯の宣伝が面白くて手に取ってみた一冊。矢月秀作「もぐら」が10年以上たってから若い編集者と組んで内容を現代風に改めアクションシーンを増やすなどの工夫を加えて文庫売り出しでブレイク、というのを思い出させる。 内容的には、現役新聞記者だけに、話のひとつの柱の金融関連のストーリも判りやすく読み応えあって良かった。 いい話で泣けるのだけど、青春時代のエピソードが社会的弱者の女性が犠牲になるという男目線の話なのが陳腐で弱いところ。本書を女性に薦めにくいところが難点。 あと、惜しむらくは(以下ネタバレ含む)、半沢的痛快さを求めるなら、金融懇談会での主人公の発言は菱光の加藤の前であるべきだろう。ぜひ、改訂版があるなら訂正してほしいところ。 また、有賀の遺児の娘二人、長女のほうが登場しないが、最後のオチとして「サラの鍵」的結末を用意して欲しかった。なぜ触れずに終わってしまっているのか。こちらも惜しい。

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2014/04/09

金融機関の話が難しいく、とばして読んだが、告白の手紙はいいな~ 2014.4.9

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2012/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

国債発行の問題点も、親友と恋人を失った悲しい過去も、焦点を絞って書いてあるので、とても分かりやすかった。 親友からの最期の手紙は涙なくしては読めない。。。もう1度読みなおしたい一冊。

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2012/09/17

親友をめぐる高校時代の事件が、20年後の再会によりひも解かていくストーリー。 若干経済小説っぽいところもあるが、男同志の熱い友情の話。多くを語らず、思いをぐっと内にしまい込んで生きてきた男の生きざまに感動しました。これはオススメです。ぜひ映画化してほしい。

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2012/08/21

あらすじ 主人公は、高校生の時に、付き合っていた恋人と、親友を同時に失った。 その瞬間から時が止まってしまった主人公は、なんとか大学に入学し、仕事も(全くの望み通りでは無かったが)就職し、結婚もする。過去の出来事には、目をそむけて。 しかし、結婚も上手く行かなくなり、仕事もク...

あらすじ 主人公は、高校生の時に、付き合っていた恋人と、親友を同時に失った。 その瞬間から時が止まってしまった主人公は、なんとか大学に入学し、仕事も(全くの望み通りでは無かったが)就職し、結婚もする。過去の出来事には、目をそむけて。 しかし、結婚も上手く行かなくなり、仕事もクビになる寸前まで追い込まれてしまう。 そんな時、親友との20年越しの再会によって、彼の時間が少しずつ、動き始めて、最後にすべての謎がとける。 感想 この本の感想を「感動した」で終わらせたくないけれど、最後の手紙にはやはり胸を動かされた。 乗り越えられていると思っていても、乗り越えられていないこともある。 そんな時は、本当は蓋をしないで、中をじっくり見ることも大事だと、そう思った。

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