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回廊封鎖 の商品レビュー

3.2

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2022/04/13

氏の警察ものの中でもかなり上位。サラ金の餌食となってしまった人々の復讐劇とそれに気づいた刑事達の攻防。タイトルと中身がいまいち結びつかないが…

Posted byブクログ

2018/10/16

復讐計画が稚拙過ぎる。警察サイドの話も退屈。 釘打ち機を準備って、最初の手の込んだ殺害方法は何だったの?最後は爆弾だし。。。 魅力的な登場人物が居ない。 近年の佐々木譲の駄作。時間の無駄。

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2016/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

刑事がわずかな手がかりで早々に犯人に目星をつけるんだけど、ほんとか!?ってぐらい鋭すぎ。だけど詰めが甘くて犯行は起こってしまううえに刑事2人は撃たれる。一番の悪が生き残ったとおもったら犯人一味の自爆によって死亡。最後の10ページぐらいで一気に7人が死ぬ(刑事2人は生死不明だが)。なんとも豪快な展開。展開が早くてよかった。

Posted byブクログ

2016/02/05

評価が賛否両論だったので、あんまり期待しないで読んだけど、、さすが佐々木譲サンです! 道警シリーズをずっと読んでたので、犯人達が主役の本作は新鮮だった。 ホテルのシーンからラストまでが怒涛の展開。 重原サポートの5人の執念が凄くて、散っていく姿に涙でた。 ラストも悲しいけど、、...

評価が賛否両論だったので、あんまり期待しないで読んだけど、、さすが佐々木譲サンです! 道警シリーズをずっと読んでたので、犯人達が主役の本作は新鮮だった。 ホテルのシーンからラストまでが怒涛の展開。 重原サポートの5人の執念が凄くて、散っていく姿に涙でた。 ラストも悲しいけど、、良かった。 ただ、二人の刑事。。 がんばった割には最後あっけなかった。

Posted byブクログ

2015/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろくないかも。。 だいたい、高利貸しで、人を自殺に追い込むようなことしていた人が、された人に何されても、死んだ人はかえらなしい。。 読んでて気分悪し。 犯人わかっていて、読むのは、推理小説ではない。 これは、警察物だった。 遊軍中の望月と久保田。 上司は八角

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2015/05/02

この一言を書いてしまうと、ある程度のネタバレになってしまうけれど…つらい小説でした。 私腹を肥やしてきた金融業の元幹部、搾り取られ人生を狂わされた債務者。真っ直ぐな復讐の執念。真実に近づきつつある刑事。何も起こらないで、と願いつつ読み進むが……。感想は一言、つらい小説でした。

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2015/01/20

淡々とし過ぎて盛り上がらない  読み手の問題だと思うが、一気読みできると思ったのに最初からペースが落ちていく。つまり、筋に乗り切れないまま1/4程度が済んでいく感じ。  このままだとなかなか終わらないと思って、一気に斜め読みしてエンディングまですっ飛ばす。登場人物が多いからか...

淡々とし過ぎて盛り上がらない  読み手の問題だと思うが、一気読みできると思ったのに最初からペースが落ちていく。つまり、筋に乗り切れないまま1/4程度が済んでいく感じ。  このままだとなかなか終わらないと思って、一気に斜め読みしてエンディングまですっ飛ばす。登場人物が多いからか、それぞれが駒にしか読めない。テーマは不条理な闇金融なのかなぁ。普通のサスペンスを期待したけどなぁ。  要するに、イマイチかな。きっと読み手の自分に時間の余裕がなくて、集中できなかったからだろうな。残念。

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2015/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大手サラ金紅鶴は過払返還請求が社会問題になったとたん、会社を倒産させ経営者一族は資金を海外の自己資産に移転。税務署との裁判にも勝利する。と、どこかで聞いたような話だが、かつて紅鶴から金を借り、自己破産した重原は小さな清掃会社を隠れ蓑に、同じような境遇の社員を集めて元紅鶴の幹部社員に私的制裁を下している。そこに香港で暮らしている創業者の弟が東京の映画祭の為来日する情報を得て、この千歳一隅の機会を逃さず、殺害を計画する。なかなかテンポ良く話が進んで行き面白いが、著者お得意の人間模様があまり描けていないと感じた。

Posted byブクログ

2015/01/08

 人生においてサラ金から金を借りたことはないのだが、それは運がいいのか、貧乏でも頑張ったからなのか、どちらなの? と聞かれるとよくわからない。ただ大手金貸しの竹○○が倒産したとき、何かあるなと思ったのは確かである。この小説ではそうした企業倒産の裏側で逃げ出した経営者への不当相続な...

 人生においてサラ金から金を借りたことはないのだが、それは運がいいのか、貧乏でも頑張ったからなのか、どちらなの? と聞かれるとよくわからない。ただ大手金貸しの竹○○が倒産したとき、何かあるなと思ったのは確かである。この小説ではそうした企業倒産の裏側で逃げ出した経営者への不当相続などの途轍もなくグレーな背景を浮き彫りにし、なおかつ警察キャリアの天下り先としての機能が、不当利益の経営者たち個人への流出を許したのではないかという疑惑に眼を向けた鋭い題材を取り扱っている。  いかにも佐々木譲らしい正義感溢れる一作である。道警裏金問題を背景にした『うたう警官(文庫化の際「笑う警官」に改題)』に始まる道警シリーズにも見られる、社会悪に対する個人の正義を、まさにペンの力で戦い取ろうとする作者の意欲ある作風が本書でも息づいており、小説の世界でだけ得られるカタルシス(浄化作用)がなんとも言えぬ味をもたらす。  元、大手金融機関の支店長クラスが狙われるという事件が連続する。それぞれが過去に犯した罪を償わされているのではないかと踏んだ捜査官たちは、犯人グループに迫ってゆく。一方で犯人グループは、もっと大きなターゲットの命を狙う計画を綿密に練りあげてゆく。  狩られる側と狩る側、あるいはそのどちらにも立場を置く犯人グループ。この三つの組織の思惑がそれぞれに同時進行することで盛り上がってゆくサスペンスが読みどころである。読者としては犯人グループを応援したくなる構造でありながら、刑事たちの捜査の手は迫ってくるし、大物ターゲットは周囲に危険な護衛を用意する。  地獄を見た男たちの一世一代の復讐活劇が、これ以上ない大舞台で待ち受ける。大舞台とは、六本木ヒルズをモデルにしたらしい六本木ステイツなる巨大複合施設ビルのことである。この精緻かつ警備の厳しい回廊のような空間で何が待ち受けているのか。手に汗握る活劇、予想を裏切る突発的展開に、振り回されること間違いなしの骨のあるアクション作品である。

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2014/08/25

様々な伏線という糸が1本に繋がっていくこの著者の真骨頂。 どこか「必殺仕事人」にも似た人情寄りの話

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