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モンスター・シークレット の商品レビュー

3.7

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2018/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シャルルシリーズときいて。 学生時代、全3作を読んだときは世界観に付いていけなかった記憶があるが(グロくてエロくて?) 今作はまだ10代という事もありマリナシリーズのシャルルだなぁ、と。 (ミシェル・ブリザック、の意味は?? カズマシリーズは未読だが、どうなのだろう??) 相棒がジャーナリストのバツイチ子持ち女性。 ミステリーものって、キャラだちしている美少女とのコンビ、とかある意味現実離れしているからこそ受け入れられる事もあるのだなぁ、と。 (今回のナポレオンの財宝とか、マリナシリーズのダビンチネタとか。) 親目線、というわけでもなく、けれど年頃の女の子のように惚れるわけでもなく、態度がどっちつかずな感じで これだったら男性の相棒ものでも楽しめそうだ、と思ってしまった。。。 勿論子供の為に一所懸命になったり、感受性豊かにナポレオンを捉える事で事件解決に繋がったりはするのだが。。。 シャルルが割とすぐ気を許したのが謎というか。。 =主人公の女性にあまり魅力を感じず共感できないまま事件が終わってしまったからだろうか、 メンドクサイ読者になってしまった。。。

Posted byブクログ

2018/01/14

全く知らない作品だったが、このブクログのレビューでたまたま鑑定医シャルルシリーズだと知り、図書館で借りて読んでみた。 正確に言うなら鑑定医シリーズの少し前の時期、十代最後のアルディが描かれている。偶然知り合った日本の女性新聞記者と一緒に失われたナポレオンの秘宝の謎を追う。 フラン...

全く知らない作品だったが、このブクログのレビューでたまたま鑑定医シャルルシリーズだと知り、図書館で借りて読んでみた。 正確に言うなら鑑定医シリーズの少し前の時期、十代最後のアルディが描かれている。偶然知り合った日本の女性新聞記者と一緒に失われたナポレオンの秘宝の謎を追う。 フランス史がお得意な著者の筆が思うままにふるわれた歴史ミステリーではあったが、天才アルディ博士によってストーリーは実に都合良く進んでいく。まったく、天才ってやつを登場させておけば実に都合が良い(笑) 私自身が十代の頃に熱狂して読んだ著者のマリナシリーズの中で活躍した天才シャルルはその内に熱い想いを秘めた魅力的な人物だったが、こうして時を隔てて彼の背景も描かれずに登場するアルディ博士はただの謎解きに便利な登場人物にしか思えない。 こんな風に思ってしまうのも、マリナシリーズが未完結(?)のまま別ジャンルへと転身してしまった著者へのファンの僻みかもしれない。 でも、久しぶりに生きて動くシャルル・ドゥ・アルディに会えただけでも一読の価値はあった。 2018/01

Posted byブクログ

2017/03/07

藤本ひとみと言うと、中学時代に結構流行ってたのだけど。その頃に読んでいたものとは、ちょっとテイストが違うなと思った。まぁ流石にコバルト文庫は女子が好きな恋愛絡みになるから、なのだけど。 まぁ、登場人物がアラフォーの女性編集者と二十歳未満の少年だと「恋愛」にはならないか。 で、後で...

藤本ひとみと言うと、中学時代に結構流行ってたのだけど。その頃に読んでいたものとは、ちょっとテイストが違うなと思った。まぁ流石にコバルト文庫は女子が好きな恋愛絡みになるから、なのだけど。 まぁ、登場人物がアラフォーの女性編集者と二十歳未満の少年だと「恋愛」にはならないか。 で、後で調べて知ったのだけど、この少年(青年?)は漫画家まりなシリーズに出てきたキャラなのね。そっちは読んでないから知らなかったけど。 (閑話休題) ともかくとして、フランス史には明るい、藤本女史の小説なので、歴史観とか、場所的な話とかそのあたりはすごく面白かったし、興味深かったわ。 あとは、シャルルの人物造形がね。実際、この手のタイプは好きじゃないむしろ嫌いだけど(ゴーストハントのナルも然り)、小説の中の登場人物となると、結構魅力的に思えちゃう。

Posted byブクログ

2015/03/12

正直コバルト出身の作家だろくらいにしか思って無かったのだが、すげー上手く作り込んであって、非常に面白かった。ただ・・・その後、藤本ひとみの作品を手にする気にはならなかったのも事実。何故?何が?と問われると答えに困るのだが、多分あらゆる意味で軽いんだろうな。

Posted byブクログ

2014/11/09

久しぶりの藤本ひとみ。筆力のある作家なのに、さっぱり評判を聞かないのは、コバルト出身だからなのかなあ。漫画家マリナシリーズを愛読していた世代としては、もったいないような悔しいような。あのシリーズも、ティーン向けとは思えないような薀蓄たくさん、でもキャラがたってて、情感豊かな骨太の...

久しぶりの藤本ひとみ。筆力のある作家なのに、さっぱり評判を聞かないのは、コバルト出身だからなのかなあ。漫画家マリナシリーズを愛読していた世代としては、もったいないような悔しいような。あのシリーズも、ティーン向けとは思えないような薀蓄たくさん、でもキャラがたってて、情感豊かな骨太の物語だったよなー。 で、そのシリーズの主要キャラだったシャルルくんのスピンオフ小説第三弾。でも、主役はアラフォー、バツイチの子持ちジャーナリスト。んー、この組み合わせ、いいなあ。シャルルくんはまだ二十歳になったかどうか、というところで、マリナシリーズから大して年数を経てない。自分の倍近く年をとってて、でも愛した女性と同じ、ひたむきな情熱を持つ日本人の梓に、最初は巻き込まれつつ、次第に積極的に手を貸す。 大きな陰謀と、巨大ダイヤモンドを巡る歴史サスペンス。いやいや、一気読みでした。

Posted byブクログ

2014/07/28

離婚して落ち込んでいた新聞記者の梓は,同期入社のデスク早川のはからいで息子のいるパリへの転勤を命じられる。空港に迎えに来るはずの友人夏緒は来ず,翌日警察から彼女の自殺を伝えられる。他殺を疑う梓は,若き天才貴族アルディとともに謎を追う。 読み終えて冷静に振り返るとよくできていると...

離婚して落ち込んでいた新聞記者の梓は,同期入社のデスク早川のはからいで息子のいるパリへの転勤を命じられる。空港に迎えに来るはずの友人夏緒は来ず,翌日警察から彼女の自殺を伝えられる。他殺を疑う梓は,若き天才貴族アルディとともに謎を追う。 読み終えて冷静に振り返るとよくできているとは思うんだけど,どういうわけかあまり満足感はない。

Posted byブクログ

2013/08/22

シャルル!シャルル!!! また、あなたに会えるなんて。 マリナシリーズからこっち、貴方を追いかけて十数年。今でも、胸のときめきは健在です。 マリナを失ってからの貴方は見ていられなかったけれど。少しずつでも、愛情を取り戻していってくれたらいいなぁ。 ・・・・それにしても...

シャルル!シャルル!!! また、あなたに会えるなんて。 マリナシリーズからこっち、貴方を追いかけて十数年。今でも、胸のときめきは健在です。 マリナを失ってからの貴方は見ていられなかったけれど。少しずつでも、愛情を取り戻していってくれたらいいなぁ。 ・・・・それにしても、相変わらず年上の女性が好きなんですね。仕方ないかぁ、マザコンなのは変わらへんものね。

Posted byブクログ

2013/05/11

鑑定医シャルルの新刊が出るという話を随分前に聞いてたけども、知らない間に出ていたのですね・・・。 鑑定医シリーズの猟奇的な殺人事件とは全然違って、「ダヴィンチコード」のナポレオン版のような印象でした。 マリナシリーズをちょっと大人にしたような感じですかねぇ。

Posted byブクログ

2013/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ナポレオンの秘宝をめぐっての、日本人女性記者とフランスで暗躍する組織との戦い。鑑定医シャルルの加勢を得て、垂直な壁を登らんばかりの自棄とも思える無謀な挑戦。 それも、母として子供を守るための闘い、ジャーナリストとしての真摯な心意気なので、読者も感情移入してしまう。 それにつけても、フランスの貴族の桁外れの優雅さにのけぞってしまう。 鑑定医シャルルシリーズを読んだのはだいぶ前ですが、雰囲気は違います。  

Posted byブクログ

2013/03/13

あの鑑定医シャルルが日本人の女性記者とタッグを組んで国家機密を暴くって一体どんな展開なんだと驚いたけれど、ナポレオンの話が盛り沢山で謎解きは全然メインじゃありませんでした。シャルルに会えただけ良かったかな。タイトルが合わない。

Posted byブクログ