Googleがほしがるスマート脳のつくり方 の商品レビュー
本書はアメリカ合衆国のIT企業Googleの採用面接で問われた問題を集めて解説した本。 人材採用は経歴(学歴、職歴)を経てから、パズルのような問いを課す面接しているとのこと。 面接で聞かれるのは算数や数学や物理学に関わるようなのものであったり、フェルミ推定であったり、 この本の...
本書はアメリカ合衆国のIT企業Googleの採用面接で問われた問題を集めて解説した本。 人材採用は経歴(学歴、職歴)を経てから、パズルのような問いを課す面接しているとのこと。 面接で聞かれるのは算数や数学や物理学に関わるようなのものであったり、フェルミ推定であったり、 この本の最後にあるように、試行錯誤をしながら、答えに辿り着くのは誰でも結構大変だと思う。 全部で10章の構成になっていて章末に問題が数題載っている。 問題の中には分かる問題もあったが、解けない問題の方が多かった。 最初に書いたようにパズルのような問題を聞かれるのだ。 アメリカ合衆国のIT企業に、自分の力に自信のある者が入社を希望する。 有望な人材がアメリカ合衆国のIT企業に殺到し、優秀で選ばれたものはそこで働き優れた成果が出て、IT技術がさらにアメリカ合衆国の覇権を不動のものにして行く。 そこで感じたのは、最初の書類選考でもう大方決まっているのであろうということだ。 実際に寄与しているのは面接での受け答えだけではなく、そもそも優秀なものが書類選考を通過して 面接での影響はそれほどではないのではないかということだ。 IT技術はアメリカ合衆国で進んでおり、世界で大きな存在となっていてほぼ独占していると思われる。 日々Googleの発明したものを使う人は全世界で莫大な数であろうし、その有用性については業績で証明されているのだろう。 業績を把握していないし、詳しくないが、ここまで生活に入りこんでいると、IT技術はこれからも進展していくであろう。
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絶えず革新を求められる企業の欲する人材は、発想力が豊かでなければならないという大前提で採用試験も構築されている。 困難な問題に直面した時にも、諦めずに解決方法を探し続ける知力と体力が必要です。 特にスピードがモノをいうデジタル社会では、何日も悩んで正解にたどり着く人よりも、試行錯...
絶えず革新を求められる企業の欲する人材は、発想力が豊かでなければならないという大前提で採用試験も構築されている。 困難な問題に直面した時にも、諦めずに解決方法を探し続ける知力と体力が必要です。 特にスピードがモノをいうデジタル社会では、何日も悩んで正解にたどり着く人よりも、試行錯誤しながらも発想力や推理力などを駆使して短時間で目標に近づく人物の方が適任だということのようです。 どんな問題が出題されているのか興味のある方は、一読をお勧めします。
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googleの採用試験に出された問題集。難問奇問の連続で、面白い。が、これがわかればgoogleに採用されるわけではないだろう。
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さすが、Google。スマート脳とは常識ではなく、イノベーションできる脳ということですね。参考になります。
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Google元面接官は言う--「面接の目的は、どこでアイデアがつきるかを見ることだ」。本書はグーグルの面接試験で出題された難問奇問を集め、紹介したものです。僕は彼らとの知恵比べに全敗しました…。 世界最高峰の頭脳集団であるGoogle。この会社の人材採用方法はとてもユニークで...
Google元面接官は言う--「面接の目的は、どこでアイデアがつきるかを見ることだ」。本書はグーグルの面接試験で出題された難問奇問を集め、紹介したものです。僕は彼らとの知恵比べに全敗しました…。 世界最高峰の頭脳集団であるGoogle。この会社の人材採用方法はとてもユニークであることは有名かとは思いますが、ここでは、実際に面接担当者がグーグルで働きたいと望んできた人間に対して問われた難問奇問を記したものです。帯のコピーが『世界一の頭脳集団と、知恵くらべ』とあるのですが、僕はこの戦いに完膚なきまでに敗れ去ってしまったようでございます。 『悪魔に魂を売り渡す契約書を作成してくれ』『水の中とシロップの中では、どちらが早く泳げますか?』など、アトランダムに抜き出しても『一体これにどう答えていいんだ!?』というような質問ばかりで、本当に難儀しながら読んでおりました。 しかし、こういった質問の中で求められるのは『模範解答』では必ずしもなくて、その答えにいたるまでにどういった『思考過程』をし、それを説明できるか?というところに重きを置いている、といった点は、やはり彼ららしいなとさえ思いながらページをめくっておりました。本書の中でもたびたび比較対照とされるものが筆者の前著でもあるマイクロソフトの入社試験に対する回答であって、ある問題に対して『マイクロソフト的解答』と『グーグル的回答』と記されているものがいくつかあって、マイクロソフトが『王者』としての地位を守るという側に即した回答であるのに対し、グーグルが『日の出の勢いの新興企業』という姿勢を明確にしたと思われる回答の胎児が面白かったです。 本書では『問題編』と『回答編』の2部構成になっていて『問題編』に出された問題の『模範解答』が解説されているのですが、これはあくまでも一例だそうで、面接担当者を驚かせるような答えを導くことができれば、それもまた『正解』なんだそうです。個人的には『回答編』を見ても『あぁ、そうなんですか』とただただ頷く事しかできず、これがどのようにして正しいのか検討する力がないことが本当に悔やまれてなりません。 どなたか、理系の知識があって、ここにつづられている難問奇問を解き明かせる力のある方は知的刺激に満ち溢れたものであるかとは思いますが、僕には正直、歯が立たぬものが多いので、『グーグルに勤めている方はこういった問題に対して当意即妙な方が大勢いるんだろうな』という感想しかもてなかったのが実感でございました。もしも就職試験を受ける際に、これ以上の難問奇問には出会うことがないだろうと思って読んでいただけたら…。そんなことを考えております。
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※このレビューにはネタバレを含みます
Googleが採用面接で出題している、様々なジャンルの難題と解答が載せられた本です。どういう問題が出るのだろうと、好奇心で買ってみました。 私もそれぞれ解いてみました。知っていれば解ける問題はまずなく、どれも試行錯誤が必要な問題ばかりです。自分なりに答えを出してみても、本書の解答では、よりスマートに切れ味のよい回答が載っていて、最善の解にたどりつくのは至難の業だと思います。ちょっと考えただけでは、どういうアプローチを取ればいいかまったくわからない問題も多数。ただ、本書によるととにかく色々なアプローチを思いつくだけ考えて、試行錯誤しつつも、よりベターな答えは無いか模索する姿勢が重要らしいです。 問題は、数学の問題(組合せの数から、調和級数のようなものまで。オイラーの等式など当たり前のように知っていないといけない)、大学の情報系学生が習うようなアルゴリズムの知識を生かす問題(二分探索のような基礎的なものから、グレイコード、最近点対問題のような情報系専攻外の人は聞いたことがないようなものまで)、フェルミ推定、柔軟な発想を問うものまで様々です。 これらの問題は、ブレーンストーミングや、ロジカルシンキングの練習に、あるいは普段仕事で数学的な思考が求められる人にとっては、思考を強化する材料として役立つのではと思います。 Googleで採用を承認するまでのプロセス、問題の出題意図、また誤採用をなくすための思想も詳しく解説されています。そのため、人事の人にもお勧めできる本です。 ちなみに、Googleがためこんでいるデータを分析したところ、コンピュータに早くから触れていた人ほど、入社後の業績がいいらしいです。
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外資面接問題ネタの新版。 「富士山をどう動かすか」あたりの問題が紹介しつくされて陳腐化したところに出てくるさらに新しい発想。 創造力無き凡人たる自分は、ただその発想を感嘆しつつ鑑賞し味わうのみ。
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ビジネスにおける創造力とはこれまでに無いまったく新しいものをつくりだす能力ではなく、何かと何かの組み合わせだと捉えています。 つまりクリエイターには才能が必要と考えますが、才能が無い僕の生きる道としては、新しい活用法や捉え方により、既存のサービスに新たな価値を見出すイノベーターを...
ビジネスにおける創造力とはこれまでに無いまったく新しいものをつくりだす能力ではなく、何かと何かの組み合わせだと捉えています。 つまりクリエイターには才能が必要と考えますが、才能が無い僕の生きる道としては、新しい活用法や捉え方により、既存のサービスに新たな価値を見出すイノベーターを目指すべきだと思っています。 何かをつくって売ったり、ものを動かして利益を得たりする商売ではないgoogleがほしがるスマート脳とは何か、興味をもって読むことができました。 必ずしも答えがある訳でもなく、その思考過程を見る手段として面接を利用する手法は面白いし、ある程度の明確なレベルが選別される面接技術には驚きました。
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グーグルの面接について、 質問内容や回答?サンプルを具体的な事例を元に記載。 Microsoftとの比較があったり、科学的な説明根拠があったりと、お腹一杯。 今は読めないな。 今後も読む必要はなさそうだ。
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頭の体操(パズル)の本として、問題&回答だけ読むのが良いのかもしれません。 「Googleがほしがるスマート脳のつくり方」というタイトルは誇大じゃないでしょうか… 原題に「Are You Smart Enough to Work at Google」とあるように、Googleはこ...
頭の体操(パズル)の本として、問題&回答だけ読むのが良いのかもしれません。 「Googleがほしがるスマート脳のつくり方」というタイトルは誇大じゃないでしょうか… 原題に「Are You Smart Enough to Work at Google」とあるように、Googleはこんな発想の出来る人を求めているのですよ、という本だと思うのですが、 日本語版のタイトルからはそれを読み取れません。タイトルにつられて期待しすぎてしまった気がします。
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