シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と虹の後継者 の商品レビュー
三川みりによる「シュガーアップル・フェアリーテイル」の第9巻。2023年にTVアニメが放送されました。銀砂糖妖精育成計画が始動。でも人間と妖精の溝はアン達が考えていたよりも深く、妖精側のやる気が引き出せないまま時間だけが過ぎてしまう。この停滞を解決するためアン達がとった行動は…。...
三川みりによる「シュガーアップル・フェアリーテイル」の第9巻。2023年にTVアニメが放送されました。銀砂糖妖精育成計画が始動。でも人間と妖精の溝はアン達が考えていたよりも深く、妖精側のやる気が引き出せないまま時間だけが過ぎてしまう。この停滞を解決するためアン達がとった行動は…。作品の根幹に関わるので、人間と妖精の関係性の改善はすごく丁寧に描かれていると思いました。またシャルがアンへの気持ちに正直になり、急展開がと思いましたが相変わらずアンは…。ミスリルがどうなってしまうかも気になる。元気になって欲しい。
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読了。 読みながら、ミスリルの変調がベース音のようにずっと流れ続けていた。 『銀砂糖師と青の公爵』で語られていた水の妖精の寿命の話が思い出される。 「水の妖精は、寿命が自分でもはかれないと常に言っていた。数百年生きる者もいれば、数年で消える者もいると」 ミスリルも水の妖精なのだ。 ノアとの再会。うれしいシーンだった。 羽をめぐっての人間と妖精の対峙。 どう考えても矛盾を抱えているのは人間の方だ。難しい。 苦悩するアン。でも最善手を選んでいかないといけない。難しいなあ。 シャルの存在。概念化しそう。 銀砂糖妖精のお披露目会。 ジョナス、変わったな。前に進んでるやん。よかったな。 妖精の歌のシーンは感動的だった。 その歌に力をもらって、シャルがついに決意する。 「手放せない。誰にも、渡せない。」 そして、シャルの告白。ついにきたあ。 ところがだ。ぐぬぬ。やっぱり、アンはかかしなのか! シャル一世一代の告白が、コントになってしまったじゃないか。 そういうアンがやっぱり好きなんだけれど。 「だから俺様はハイランドで一番幸せな妖精だぞ。一番なんだぞ。すごいだろ」 すごいぞ、ミスリル、わかってる。ああ、こんなん泣いてしまう。ここは電車の中なのに。 いよいよラファル登場か。めっちゃええ奴に生まれ変わってたらそれはそれ。
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通巻9巻、銀砂糖妖精編3巻(終わり) 銀砂糖妖精を育てるための妖精商人からの借入契約もでき、技を教え始めるものの、ずっと奴隷だった妖精たちの不信感と戦うことになった、アン・キース・キャットの妖精仕込組。信頼関係の築き方などに、人間社会と同じような縮図が透けて見える、良い展開でした...
通巻9巻、銀砂糖妖精編3巻(終わり) 銀砂糖妖精を育てるための妖精商人からの借入契約もでき、技を教え始めるものの、ずっと奴隷だった妖精たちの不信感と戦うことになった、アン・キース・キャットの妖精仕込組。信頼関係の築き方などに、人間社会と同じような縮図が透けて見える、良い展開でした。 ミスリルの寿命が来ているような描写がずっとあり、ミスリル、ついにいなくなるのか~?と思いながら読み進めますが、これが次の砂糖林檎編への布石になって行きます!そしてついにシャルが開き直った!甘々モードになるかも…。恋愛事情も楽しみに読んで欲しいです。
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銀砂糖妖精を育てるための計画の始まり。 アンとシャルの恋路。 様子のおかしいミスリル。 今回もどきどきしながら読みました。
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人と妖精の有り様を変えるべく踏み出す第一歩。 理想は遥か遠くて、けれど、動かなければ変わらない。 アンが、母エマと一緒に見つけた生きる力だ。 そしてかたや、シャルもアンとともに生きていく道を選ぼうとしていて。 人間同士でさえ、選びあった相手とともに生きていたって困難や不幸はある...
人と妖精の有り様を変えるべく踏み出す第一歩。 理想は遥か遠くて、けれど、動かなければ変わらない。 アンが、母エマと一緒に見つけた生きる力だ。 そしてかたや、シャルもアンとともに生きていく道を選ぼうとしていて。 人間同士でさえ、選びあった相手とともに生きていたって困難や不幸はあるものだ。 だから、困難や不幸は当然として、 その不幸を超えるほどの幸せを見つければいい。 あーもー、甘酸っぱいわぁ。(でもやめられない)
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シャルとアンがいたからできたことなんだよねぇ 信じてもらうための覚悟を見せられるアンが素直にすごい 受け止めるヒューもさらにすごい ヒューを見てるとかっこいい大人になりたくなる
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本格的に妖精の立場改革?が始まった。 気づけば15歳だったアンも17歳。職人として、確信を持って指示できるほどになっている。恋愛事には成長が見られないが、妖精に対する考え方はかなり確立してきた。 ノアは相変わらず可愛い。ジョナスは丸くなったというか、大人になったのが少し残念...
本格的に妖精の立場改革?が始まった。 気づけば15歳だったアンも17歳。職人として、確信を持って指示できるほどになっている。恋愛事には成長が見られないが、妖精に対する考え方はかなり確立してきた。 ノアは相変わらず可愛い。ジョナスは丸くなったというか、大人になったのが少し残念。ミスリルは元気がないが、何とか頑張って欲しい。 そしてようやくシャルが自分の幸福のために動いた。よかったよかった。
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灰の狼の協力も取り付けて、やっと妖精達に銀砂糖師の仕事を教えることにはなったけど、やっぱりそんなにうまくはいかないよね。 羽を返した途端に逃げ出した妖精たちに、やっぱりって思ったけど、無理遣り連れ戻そうとするのではなく、自分たちから戻ってくるようにしたシャルって、すごいって思いました。確かに縛られているときは「自由」を求めるけど、「自由」を手に入れたら、その先ってあんまり考えてなかったりするよねぇ。 妖精たちは自分から戻ってきたし、順調にいっていると思ったのに、ミスリルが寿命って。。。それはそれで寂しいけど、それをつなぎとめようってするアンの行動はちょっと微妙です。
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最後直前まで、今までで一番いいんじゃないかと思ってたのに!! ミスリルは私も大好きだし、出来る事なら最終巻まで生きていてほしいよ? でも、人間も妖精も、時間は等しくなくても、それぞれ寿命があって、皆最後は死ぬのに 私たちが医療で命を繋ぐ様に、砂糖菓子で命を少しでも延ばすのは分かるけど、生き返らせ様なんて!! 折角妖精達が彼らの未来と、何十年、何百年という先の妖精達の未来に希望と夢を持って、人間に歩みよってくれて 少しずつアンとシャルとその周りの人達の理想が形を紡ぎだしたのに ミスリルのことはとっっっても悲しいけど、直前までの感動を返して! どうしても根底に人間と妖精の上下関係がある条件下でアレル達の言葉が約束という言葉から信じるに変わって 妖精だからこその技術を身に付け、披露して 人間の職人にそのすごさを分かってもらえて 見習いとして見てもらえて ノア達が楽しそうにはずみ車を回しながら、妖精の歌を蘇らせて 仕舞いにはシャルが漸く想いをアンに告げた矢先のこれか でも、出来る事は全てしてあげたいというアンの気持ちも分かる 可能性があるならば敵陣にだって乗り込むという強い気持ちはすごいと思う でもなぁ・・・悲しいけど、現実を受け入れないと それともラファルのようにミスリルも元気になってしまうのか ラファルも十分ずるいけど、生き返ることに代償があるか ミスリルだけじゃなくてルルとか寿命が近づいてる妖精達皆が生き返るなりぐっと元気になるなりの平等さがないとだめなんだからね それにしても、表紙のミスリル、自分の羽縛ってるんだけど、それさ、体痛くないの? やっぱり突っ込まずにはいれないわ
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このシリーズで初めて泣きかけた... この後どうなるのかわからないというか確実に悪くなるのがわかってて羽を返す決断をした彼らに涙腺が危なかった。 もしかしたら良くなるかもしれない未来のために今お前が犠牲になれって言われているようなものだし。だからと言って動かなければ良くなることは絶対にないのだけれど。でも、もしかしたら、の可能性に賭けて新しいことをする勇気ってすごいよね。 そしてミスリル...わかってはいたけれど...アンとシャルが気付かないのが不思議なくらいだったけれど。いつ寿命が来るかわからないのは人間でも同じ事ではあるけれど目に見えて死ぬかもしれないってなると本人以上に周りは辛い。と思う。 ルルの時もそうだったけど、砂糖菓子で寿命が延びるっていうのも万事順調で健康な時にはただのご利益でしかないけど、死ぬかもしれない存在を前にしたときの一縷の望み感が絶望的でなんか嫌だ。子供騙しでしかないのをわかっててでもそれに縋るしかないっていう希望に見せかけた絶望的な。
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