食べられる生きものたち の商品レビュー
食べ物についての、民族・地域による特化性。 それは、生活に根差し、男女比や伝統にもつながる。 獲ったものは自分以外に分配する。 男だけが栽培・狩猟に関わる等、文化人類学的にも 興味深い内容です。 キャッサバやキヌアは最近注目され始めた食材ですが、 長い歴史に食に利用してきた民族が...
食べ物についての、民族・地域による特化性。 それは、生活に根差し、男女比や伝統にもつながる。 獲ったものは自分以外に分配する。 男だけが栽培・狩猟に関わる等、文化人類学的にも 興味深い内容です。 キャッサバやキヌアは最近注目され始めた食材ですが、 長い歴史に食に利用してきた民族があります。 48種・・・植物も動物も食べられる生きものです。 さすが国立民族博物館! 連載の短文の集合体ですが、研究の奥深さがそれぞれに 凝縮されています。 表紙は児童向けに見えるけど、内容は大人。 ふりがなありませんし・・・可愛いフォントの影響?
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世界それぞれの国や地域で、どんな生きものが食べられているか あまりおいしそうなものはなかったけど、地域の人たちの生活がよくわかった
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目次:1ヨーロッパ;概説,羊たちのいるイタリアの風景…他、2アフリカ;概説,バナナの食べ方…他、3南アメリカ;概説,トウモロコシから生まれたマヤ文明…他、4北アメリカ;概説,ユーコン川の恵み…他、5北アジア;概説,トナカイと生きる…他、6オセアニア;概説,ブタなくして暮らしなし…...
目次:1ヨーロッパ;概説,羊たちのいるイタリアの風景…他、2アフリカ;概説,バナナの食べ方…他、3南アメリカ;概説,トウモロコシから生まれたマヤ文明…他、4北アメリカ;概説,ユーコン川の恵み…他、5北アジア;概説,トナカイと生きる…他、6オセアニア;概説,ブタなくして暮らしなし…他、7東南アジア;概説,村の救世主サトウヤシ…他、8東アジア;概説,米のある風景…他、9日本;概説,ウシガエルを釣って食べる…他、おわりに
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決して珍獣・珍味をはやし立てるものではなくて、そこではこんなふうにくらして、こんなふうなものを食べている、という生活の紹介。地元の生き物たちを捉えて食べる。ただいろんな事情で、その生活が続けられるかわからない、というような例もある。どれも魅力的に映るのは工業化されていないからかな...
決して珍獣・珍味をはやし立てるものではなくて、そこではこんなふうにくらして、こんなふうなものを食べている、という生活の紹介。地元の生き物たちを捉えて食べる。ただいろんな事情で、その生活が続けられるかわからない、というような例もある。どれも魅力的に映るのは工業化されていないからかなあ、と思い、またアジアでも日本は紹介されていないから、やっぱり我が国は…と思ったら最後にまとめて紹介されていた。だがそのほとんどは自分の生活からは程遠い。世界でも同じようなことが起きているのだろうか…。食のグローバル化、という言葉も記号的に使われるようになっているけど、もうちょっと考えないとね。
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世界で食べられている、他ではそう食べないかもしれない食材達。 とはいえ、食べられる、と知っている物もありましたが。 鯨は他でも食べている所があったんだな、と。 さすがにイルカはない、みたいです。 探せばあるかも知れませんが。 鯨が載っているから、イルカは省かれたのかも知れません...
世界で食べられている、他ではそう食べないかもしれない食材達。 とはいえ、食べられる、と知っている物もありましたが。 鯨は他でも食べている所があったんだな、と。 さすがにイルカはない、みたいです。 探せばあるかも知れませんが。 鯨が載っているから、イルカは省かれたのかも知れません。 驚いたのはカメムシ。 あれを食べる…持っている手がすごい事になりそうです。 しかし味は割といける。 ……好奇心はありますが、かなり勇気がいります。
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食というものを通して地域の文化、暮らし、価値観、風習を知る。世界各国の食が紹介されているが、どれもこれも驚きのユニークさ。それぞれの違いの大きさに眼を瞠らされた。
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