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キャリア官僚の交渉術 の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2024/07/13

官僚や政治家などを前提にした交渉スタンスでしたが、ビジネスをする上での協力を仰ぐ方法や、市政との関わりについては大変有用なものが多かったですね。

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2023/04/03

著者は京都大学を卒業して内閣府に入った秀才で、2011年より陸前高田市の副市長、2021年より掛川市長を務める政治家だ。本書は2012年の発刊。陸前高田市の副市長のときに書かれたものだが、市長ではなく副市長という肩書でこういった本を出版するのは珍しいのではないだろうか。露骨にいえ...

著者は京都大学を卒業して内閣府に入った秀才で、2011年より陸前高田市の副市長、2021年より掛川市長を務める政治家だ。本書は2012年の発刊。陸前高田市の副市長のときに書かれたものだが、市長ではなく副市長という肩書でこういった本を出版するのは珍しいのではないだろうか。露骨にいえば、どういう経緯で、またどういう目的で発刊されたのか分からない。 本書に「官僚は大きく分ければ政治家、自省庁、他省庁の三方に対して交渉を行う」とあり、官僚の特殊な交渉術から学ぶものがあるとは思っていなかったが、官僚の世界を垣間見ることはできた。 しかし、内部調整しかない官僚とは悲惨なものだと思った。政治家に説明し、ときにはその政治家も利用して財務省と交渉する。そこには最重要の顧客であるはずの国民はおらず、それは現場(顧客と接するところ)がないことを意味する。そして、現場を失った人の言葉は力を失う。その証拠に、本書は一体誰のために書かれたものかわからなかった。

Posted byブクログ

2021/07/18

仕事はすべて交渉事である。 仕事の中で、最も難しく、かつ最も面白い部分が、人との関わりである。 そのとおりだとは思う。思うけど、もっとスピードが必要ですよね。

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2019/03/30

【感想】 うーん 久しぶりのクソ駄作。 政治家や官僚が、いかに浮世離れした存在であるかがよくわかった。 こういう意味のない柔らかな交渉ばっかりしてるから、世に「忖度」というくだらないフレーズが生まれたんだろう。 勿論、参考になった箇所はいくつかあった。 が、思わず眉をひそめてし...

【感想】 うーん 久しぶりのクソ駄作。 政治家や官僚が、いかに浮世離れした存在であるかがよくわかった。 こういう意味のない柔らかな交渉ばっかりしてるから、世に「忖度」というくだらないフレーズが生まれたんだろう。 勿論、参考になった箇所はいくつかあった。 が、思わず眉をひそめてしまうような箇所や、とにかく蛇足が多すぎて、、、 こんなにも読んでいて苦痛な一冊は久しぶりだ。 政治家は例外があるにしても、官僚というのは本当にトップクラスのキャリアを持った人間が就く職種のはずである。 勿論、スペックは普通のサラリーマンよりひと回りもふた回りも高いはずだ。 なのに何故、不祥事が相次いだり、バカなコメントを残すなど、こうも愚かになってしまうのか?(皆が皆そうではないが。) そんな、官僚の愚かさが垣間見えるくらいレベルの低い一冊でした。 タイトルが名前負けしすぎているね。 【引用】 実際、仕事のできる人間は、上司が誰であろうと、相手に応じて説明の仕方を変えることにより、平然と成果を出す。 p20 ・批判しない ・人の話に誠実な関心を寄せて聞く ・その人が好む話題を出す ・笑顔を忘れない ・わずかなことでも褒める、御礼を言う p42 そもそも交渉事に発展しないように、事前に対立の芽をつぶしてしまうのが上策。 相手がぐうの音も出ないくらいに論理明快で胸のすく言葉を発するのが「良い交渉」ではない。 それでうまくいくケースは少なく、禍根が残ったり決別する可能性も十分にある。 p84 YES、NOという二者択一はひとまず保留にしておいて、議員の真意をよく推し量る必要がある。

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2017/03/21

相手に合わせて交渉の仕方を変える。 ダメな上司、ダメな部下への接し方。 メールでは交渉しない。対面→電話→メール。

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2015/10/31

キャリア官僚という経歴を活かしたビジネス書を量産している著者による「交渉術」をテーマにした本。上司から決裁を得るプロセスや部下に仕事を頼むプロセスなども含めた広い意味での「交渉」を対象としている。 交渉術の本としては、そんなに目新しい内容はなく、やや表層的な内容が多い気はしたが、...

キャリア官僚という経歴を活かしたビジネス書を量産している著者による「交渉術」をテーマにした本。上司から決裁を得るプロセスや部下に仕事を頼むプロセスなども含めた広い意味での「交渉」を対象としている。 交渉術の本としては、そんなに目新しい内容はなく、やや表層的な内容が多い気はしたが、ところどころ、キャリア官僚ならではのテクニックの紹介もあり、参考にはなった。例えば、「忙しい相手には1枚の「ポンチ絵」で説明する」、「よくできている決裁書は、その内容が簡潔であり、決裁書を読み進めるにしたがって、「概要→詳細」へと自然とブレークダウンして理解できるもの」「指示の意図が不明確な上司、言葉で伝えるのがうまくない上司に対しては、こちらが何度か負けながら、そのニーズをさぐっていく方法が有効」「部下に話しかける際には、「ちょっと教えてください」と言ってみる」「政治や行政にアプローチする前に、意見をまとめて成熟させる」といった内容である。「こんな人とは交渉したくない!」として、「名前を間違える人」「アポなしの人」「提案のない人」「きちんと準備のできていない人」「人の話を聞かない人」「独りよがりな提案をされる人」を挙げているのも興味深かった。 本書は、キャリア官僚の仕事の実態を知るうえでも有益であり、確かにハードな仕事をしているというのはわかるが、議員とのやりとりなど、すごく不毛なことに時間をかけているなという感想をもってしまった。また、議員のことを「わがままな顧客」といったり、国会議員への質問取りのやりとりを生々しく書いたり、こんなに赤裸々に書いちゃっていいのかなとも思った。そして、「更問」といった官僚独自の用語を説明もなくさも当然かのように使用するなど、著者のキャリア官僚としての高慢な一面が随所に感じられたのがちょっと鼻についた。

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2014/04/27

交渉に関する本で、ほぼ中央省庁や地方自治体の職員目線で書かれているため、ジャンルとしては珍しいと感じた。 内容自体は目新しいものは少なく、政治家と官僚とのやりとり、地方自治体と中央省庁とのやりとりなど、行政関連のエピソードが目を引いた。 レバレッジメモ ・「聞く」には技術より忍...

交渉に関する本で、ほぼ中央省庁や地方自治体の職員目線で書かれているため、ジャンルとしては珍しいと感じた。 内容自体は目新しいものは少なく、政治家と官僚とのやりとり、地方自治体と中央省庁とのやりとりなど、行政関連のエピソードが目を引いた。 レバレッジメモ ・「聞く」には技術より忍耐力。 ・「この交渉が決裂して困るのはどちらか」を考える。こちらならBATNAを用意し、あちらならゆっくり比較検討できる。 ・国会議員に名前を覚えてもらため、こまめにお礼挨拶、コミュニケーションチャネルを作っておく。 ・挨拶のテンプレートはサンドイッチ式挨拶=お礼→行事について→お礼 ・何かしたいなら、1.簡潔具体的に、2.どうしてほしいか、3.「あなただからできるんです」

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2013/04/06

民間でも使えるという触れ込みだが、筆者は民間で働いていたわけでもなく、「民間ならこういう場面『だろう』」でしかないため、実際に役に立つかどうかは疑問が残る。 が、公務員にとってはなかなかの金言があった。 特に、交渉を楽しめるようになれば仕事は楽しくなる、といのはまさにその通りで、...

民間でも使えるという触れ込みだが、筆者は民間で働いていたわけでもなく、「民間ならこういう場面『だろう』」でしかないため、実際に役に立つかどうかは疑問が残る。 が、公務員にとってはなかなかの金言があった。 特に、交渉を楽しめるようになれば仕事は楽しくなる、といのはまさにその通りで、「交渉を楽しむ」は今年のテーマになった。がんばろう。 もう1つ、スピーチの「型」をつける、というのも勉強になった。スピーチも苦手なので、交渉と同じく、今後のテーマである。 こういう、進んで自らの道を開ける人というのは尊敬する。

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2012/12/14

キャリア官僚が、キャリア官僚の目線でキャリア官僚の仕事の仕方について書いてある本。術というか、しきたりの話で、たぶん霞が関界隈で仕事をする人にしか関係ないと思われる。 上しか見ずに仕事をする霞が関らしさが存分に味わえる名著である。もちろん皮肉。

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2012/10/19

■交渉 A.交渉時の資料は文字の少ない1枚紙にまとめる B.立場が上の上司を論破しない。まず受け入れて、心配点を話し、その意見を聞く。 C.スピーチは、お礼、中身、お礼のサンドイッチの構成がいい。 D.表面的な対立事項に捉われることなく双方の利害を検討することで、解決策が...

■交渉 A.交渉時の資料は文字の少ない1枚紙にまとめる B.立場が上の上司を論破しない。まず受け入れて、心配点を話し、その意見を聞く。 C.スピーチは、お礼、中身、お礼のサンドイッチの構成がいい。 D.表面的な対立事項に捉われることなく双方の利害を検討することで、解決策が見えてくることがあります。 E.これからは情報発信の時代ではない。共感発信の時代である。

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