「群れ」の文化と「個」の確立 の商品レビュー
タイトルや目次で文化史かと思ったら文化論系のエッセイだった。 言葉が薄っぺらくて内容自体も表層的。 自分に酔ってる風でそこはかとなくうさんくさい。 前書きに、「チェルノブイリのときアメリカは戦略的に動いてたよ、世界の国々は自他の利益を考慮して知謀の限りをつくしているのに日本とき...
タイトルや目次で文化史かと思ったら文化論系のエッセイだった。 言葉が薄っぺらくて内容自体も表層的。 自分に酔ってる風でそこはかとなくうさんくさい。 前書きに、「チェルノブイリのときアメリカは戦略的に動いてたよ、世界の国々は自他の利益を考慮して知謀の限りをつくしているのに日本ときたら福島で右往左往してたよ」とあった。 ソビエトは「世界の国々」にカウントされないのか。 ちょこっとしか見てないけど、定義が都合よく伸び縮みしする文章を信用する気にはならない。 「とめるべき立場にいたけれどとめ(られ)なかった」という意味のことを、「だめだってわかっていたしとめようとしたけれど邪魔が入ってしまってとめられなかった無辜かつ正義の被害者」として語っているのは気分が悪い。 本物の被害者をどう思っているんだか。
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