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僕とおじいちゃんと魔法の塔(5) の商品レビュー

3.3

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    3

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2022/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アッコと温代のお話は、結構考えさせられた。中1で真っ直ぐ自分の思いを伝え合った2人は本当にすごい。 LGBTの内容とか6巻の内容もそうだけど、デリケートな話にもしっかり踏み込み、ちゃんと落とし所を作ってくれるから爽快感も一入。 秀士郎の父母の話は本当に華麗。

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2022/01/22

なんだろう、この巻のものすごい違和感。 ひいじいちゃんばあちゃんの話もカッコいいとは思えないよ。 特に最期なんて、何を分かって「カッコいい」とか言えるんだろう。当人や遺されたものが何を思っていたかなんてまともに知らないのに。 なんなんだろう。作者の思うことをそのまま伝えるのが物語...

なんだろう、この巻のものすごい違和感。 ひいじいちゃんばあちゃんの話もカッコいいとは思えないよ。 特に最期なんて、何を分かって「カッコいい」とか言えるんだろう。当人や遺されたものが何を思っていたかなんてまともに知らないのに。 なんなんだろう。作者の思うことをそのまま伝えるのが物語なのだとしたら、何にも間違ってないと思うんだけど…。 それぞれの思いがあって当然という立場で書かれながら、作者の良しとするものだけど良しとしている気がして。 だからものすごく違和感があるのかな。 なんだかものすごく気持ち悪かった。

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2021/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

LGBTや思春期の恋心について、おじいちゃんの時代(戦争前後)と交差しながら、わかりやすく、面白く、ストーリーが展開される。歴史好きにも良いし、大人が読んでも主人公の妹が一生懸命にレズビアンのお友達に向かい合う姿は考えさせられる。

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2018/10/14

クリスマスにお正月、晶子のクラスのいじめ問題からの同性愛問題まで。龍神の親への上から目線や著者の主張が騒がしいのは変わらないものの、晶子の事になると公平でいられない龍神は可愛らしいし、秀士郎の学生時代の同性愛事情に至ってはあまりにもあっけらかんとして自由でとても好ましい。前半のモ...

クリスマスにお正月、晶子のクラスのいじめ問題からの同性愛問題まで。龍神の親への上から目線や著者の主張が騒がしいのは変わらないものの、晶子の事になると公平でいられない龍神は可愛らしいし、秀士郎の学生時代の同性愛事情に至ってはあまりにもあっけらかんとして自由でとても好ましい。前半のモヤモヤが吹き飛んだ。

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2016/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どんどん内容が薄くなっていく・・・ 同性愛の扱いが軽いというか、こんなんでいいのかと思った。 1巻で終わってたら良かったのに!

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2014/10/11

たぶん対象年齢は中高生のはずなのに、この分量を使って同性愛に関する考察を展開するとは、かつシリーズ全体のトーンと上手く合致させるとは驚きです。全てが力まず前向きなので、疲れた時に読んでも素直に頑張ろうと思える作品です。

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2014/01/29

一番衝撃的だったのはラストの第6巻へ続くの一言(笑)最終巻じゃなかったのね(笑)次はいつでるんだろう?今回は偏見や差別について、秀じぃの体験も交えて分かりやすく解説されている。秀じぃと江角さんのやりとりには笑わせてもらった(笑)

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2013/12/17

アッコちゃん!最高だ!大好きだ! 五巻まで読んで、一番好きなのがこの五巻。とてもシンプルに「大好き」って気持ちがカツーンって届いて、ドキドキした。珠玉。

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2013/08/18

※1巻から5巻まで同じレビュー内容です 香月日輪(こうづき ひのわ)さんの「僕とおじいちゃんと魔法の塔」シリーズ。 不思議な出来事に巡りあい、戸惑いながらも自分に正直に成長していく少年の物語です。 【あらすじ(シリーズ)】 弟と妹との三人兄弟の長男として育った小学生の龍神。 ...

※1巻から5巻まで同じレビュー内容です 香月日輪(こうづき ひのわ)さんの「僕とおじいちゃんと魔法の塔」シリーズ。 不思議な出来事に巡りあい、戸惑いながらも自分に正直に成長していく少年の物語です。 【あらすじ(シリーズ)】 弟と妹との三人兄弟の長男として育った小学生の龍神。 出来の良い弟と違い物静かで目立たない性格の龍神は、 真面目で厳しい父親に誉められもせず叱られもせず淡々と生活を送っていたが、 岬にたたずむ不思議な雰囲気の黒い塔を知ったことで自我に目覚める。 そこは芸術家として名を馳せた龍神のおじいちゃんが住んでいた場所で、 死んだはずのおじいちゃんが現れていろいろな考え方を学んでいった。 自分自身の立ち位置が過程の中で見いだせなかった龍神は、 両親を説得して幽霊になったおじいちゃんのいる黒い塔で暮らし始める。 それから3年あまり。 龍神も高校生になり芸術家を目指して塔の中で絵筆を走らせる日々を過ごしていた。 親友で足の悪い信久とは小学生の頃からの仲の良さが続いていて、 時々黒い等に遊びに来ては自分らしく過ごすという生活を楽しんでいた。 そんな時、塔の3階にある魔法陣に今までに無い強い魔力を持ったものが降り立った。 それは魔女の中でも最上位の魔力をもったエスペロスという魔女だったが、 どういうわけかゴスロリファッションに身を包んだエスペロスは、 龍神や信久のことを気に入って人間界に居ついてしまう。 著者の香月日輪さんは『妖怪アパートの幽雅な日常』を書かれた方で、 妖怪のすむアパートで仲良く暮らす若者を描いたこの作品は大ヒットシリーズとなっています。 そのイメージが強かったので今回の作品もそういう感じなのかなと漠然と考えていましたが、 シリーズを読み進めていくうちに胸にしみる言葉の数々に一気読みしてしまいました。 この作品は幽霊となったおじいちゃんの豪快かつ哲学的な考え方を基に、 引っ込み思案で目立つことの無かった少年が徐々に自我に目覚め、 心を成長させていくという感動的な内容です。 1巻目では主人公の龍神が小学生でしたが、 2巻目からは一気に成長して高校入学の年を迎えます。 小学校です学校でも家庭でも「目立たないおとなしい子」と思われていた龍神が、 不思議な塔でおじいちゃんと出会ってから心を成長させていき、 家を飛び出して一人暮らしをしてから3年が経っています。 登場人物は1巻目とそれほど変わりませんが、 魔法陣から最強の魔女は飛び出してくるは、 学校一の天才少年が登場するはでストーリー展開に飽きることがありません。 なによりもおじいちゃんの教える言葉にいろいろと胸を打たれます。 「善人がかならずしも善人ではない」 「優秀だと大切に育てられた子どもは心の奥行きが無い」 「自分らしく、自分の思うままに生きていけばよい」 こういった言葉は大人だけではなく、 思春期を迎えた子どもたちにこそ知って欲しい内容だなと思います。 「自分」というのは誰が決めたのか。 「自分」は「自分」が作ってきたものだと思っていたけれども、 それは「周りから見た自分」を意識して作り上げてきたものではないのか。 読み進めていくうちにそんなことを思い浮かべたりもしました。 子どもの頃、特に中高生の頃には将来に対していろいろな希望や不安を持ち、 考えても考えても答えが見つからなくて悩んだ時期がありました。 大人になっても、中高年と呼ばれる年齢になっても、 自分はいったい何者なんだろうという考えにとらわれることが少なくありません。 そんな時にこのシリーズを読むことによって、 心や気持ちが悩める青少年の頃に戻って、 自分自身を原点から考え直すことが出来るような気がします。 悩んだときに一気読みすると気持ちがリセットされて、 元気がふつふつと沸いてくるようなシリーズです。

Posted byブクログ

2013/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ5作目。 今回のメインの話は、おじいちゃんの過去の話と、晶子の話。 おじいちゃんの話は、えっと、うーん、まあ、こういう人物が出来あがるにはそれなりのドラマがあるのね、という感じでした。 香月日輪さんは、登場するキャラに詳細な設定というか裏設定をたくさん持っているので、それが垣間見えました。 晶子の話、というか、晶子の周りで起こっているいじめとか、同性愛とか…。いじめについては、これという正解がないからこそ現実の世界からなくならないわけで、この作品を読むであろう思春期の人々が何かを考える材料になれば良いのかな、と思います。 同性愛については…、うーん、ちょっと微妙かな~。大きな括りで愛について語れば、同性愛も一つの愛の形であって、それもありなのだと思います。他人を大事に思う気持ちは本当に大切です。ただ、世間的にまだまだ認知されていない部分も多く、偏見がないとは言えないテーマで、この小説をおそらく多く読む世代の一部では「萌え~」と表現されたりして、美化されているともいえるテーマだけに難しいというか微妙というか。小説だから綺麗にまとめるのもありなのだけれど、現実はそう簡単じゃない。なので、この作者の作風から言うとちょっと舌足らずな感じがしました。こういうテーマを扱ったことに意味があるのかな~。よくわからないです。 ということで、イマイチ踏み込み切れていない感、消化不良感が残るので、今回は星1つでした。

Posted byブクログ