探偵法間ごますり事件簿 の商品レビュー
何でも屋で探偵の法間は、口を開けばお世辞ばかり。ただ相手も褒められると悪い気がしない。そんな法間が懇意にしている新聞社の折部にある依頼を持ちかけられる。新聞に原稿を書いてもらっている先生の親で町の有力者が最近認知症になり、「ほちわ」という言葉を呟くのだという。この「ほちわ」がなん...
何でも屋で探偵の法間は、口を開けばお世辞ばかり。ただ相手も褒められると悪い気がしない。そんな法間が懇意にしている新聞社の折部にある依頼を持ちかけられる。新聞に原稿を書いてもらっている先生の親で町の有力者が最近認知症になり、「ほちわ」という言葉を呟くのだという。この「ほちわ」がなんなのか調べて欲しいという依頼だった。法間は先生の屋敷へ向かうが…「ほちわ」 もうとにかくホウカンさんは、お世辞がうまい。うるさいぐらいに褒めて褒めて褒めまくる。そして、相手も悪気がせず、「気を付けろ」と頭の中で思っていても絆されちゃう。さすがだよなぁ。昔若い頃に勤めていた会社でも「来店したお客様の3ついいところを褒めろ」と言われたなぁ。そうすれば少し仲良くなって警戒を解いて、何が欲しいのか本音が分かるからと。まさにそれだわ、ホウカンさんは。 だけど、流石のホウカンさんも褒めるところがない人物が現れて焦ってるのは受けたし、「ほちわ」で知り合った先生に「お世辞抜きで」と先制され、大人しくなったホウカンさんは面白かったなぁ。攻略されてるじゃん!ホウカンさん!ってなったわ。 すごく面白くてサクサク読めた。東直己ってなんとなくハードボイルドな小説なイメージだったけど違ったわ。 2019.11.23 読了
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私立探偵・法間謙一。 人呼んでホウカン探偵。 幇間、つまり太鼓持ちのことだ。 立て板に土砂崩れの勢いでお世辞おべっか阿諛追従を連発し、それでなんとか人々の善意に縋って世渡りをしている― 事件の謎も、絶体絶命の危機も、やむことのないお世辞で、円満解決だ!?―。 (アマゾンより引用) 最初読み始めたときは、怒涛のお世辞にイライラしたけど、読み進めていくうちに何だか面白くなってきた( ´ー`) 結構優秀な探偵さんだよね 何でも知ってるし(((゜Д゜;)))
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お世辞をフルに使って喋りまくって褒めまくって、最終的に解決する探偵のお話。 ブランド品やインテリアの知識はすごいのに本人はぱっとしない中年。よいしょにうんざりされながらもなんとなく憎めないキャラで、実写なら中村梅雀さんかなー。
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太鼓持ちの探偵、法間シリーズ。 前2作は文庫書下ろしであったが、今回は単行本。連作短編の形式になっており、この形式がこの作品には一番適しているかと思われる。内容はいたって軽いが、ユーモアの中にもドキッとしたり、ジンと胸が熱くなったり。いろいろ楽しめて面白い。最初はウザイくらいの...
太鼓持ちの探偵、法間シリーズ。 前2作は文庫書下ろしであったが、今回は単行本。連作短編の形式になっており、この形式がこの作品には一番適しているかと思われる。内容はいたって軽いが、ユーモアの中にもドキッとしたり、ジンと胸が熱くなったり。いろいろ楽しめて面白い。最初はウザイくらいの太鼓持ちの台詞のオンパレードだが、登場人物によっては上手くあしらう人もいて、思わず笑ってしまう場面が何度も。探偵としても意外や有能で、全編、安心して読める。今後も続編を出して欲しい。
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ススキノシリーズを20年前に読んで以来。オーソドックスなハードボイルドスタイルではないコメディタッチの短編集。面白い話もある。細々したアイテムの知識が押し付けがましく感じる時もあるが、このスタイルであれば我慢できる。ウルトラダラーは引出し総動員で見苦しかった。
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東直己さん初読。「探偵はバーにいる」の原作のひと、といえば通りがいいのかしら。うーん。。。あの映画になった作品とは違う探偵モノみたいだけど。(映画みてないけど)。探偵法間(のりま)、現代の幇間。仕事でイヤイヤ客をヨイショするのではなく、根っから人様を褒め倒したいというこの怒涛のヨ...
東直己さん初読。「探偵はバーにいる」の原作のひと、といえば通りがいいのかしら。うーん。。。あの映画になった作品とは違う探偵モノみたいだけど。(映画みてないけど)。探偵法間(のりま)、現代の幇間。仕事でイヤイヤ客をヨイショするのではなく、根っから人様を褒め倒したいというこの怒涛のヨイショキャラは面白いけど、じゃあこの人のこのキャラ設定だからこそ解決できた話かっつーと、そこがしっくりこない。命がかかった危機でも相手を褒め倒すことで命拾い、みたいなシーンもあるにはあるけど。。。そんなわけないやろ~感。節食障害の子を助けるくだりも、無理やり感あるし。。筋が強引なうえに、すっきり落ちない終わり方というかんじかなあ。読みやすいことは読みやすい。風俗嬢探偵くるみちゃんシリーズもあるみたいだから、そっちに手を出してみようかな。個人的にはハズした。
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「ごますり」とあるが、人をそらさぬ饒舌で切り込んでいき事件を解決に導く、あまり儲かっていない探偵の事件簿。彼が話題にする蘊蓄の対象についてほとんど知らない状態だったが、それなりにおもしろく読んだ。
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このシリーズは初めてよみました。 面白い〜。 最初な法間さんにイラッときましたが、読んでいくうちに好きになりました。
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相手が電話の向こうにいても、 相手が詐欺師でも、 相手が子どもでも、相手が猫でも ヨイショしなければいられない探偵、法間。 ヨイショが泉のように溢れ出る。 ヨイショしながらも 推理に頭を働かせているなんて すごい器用。 ヨイショで命拾いもしちゃうんだ。 相手がどんな人でも ...
相手が電話の向こうにいても、 相手が詐欺師でも、 相手が子どもでも、相手が猫でも ヨイショしなければいられない探偵、法間。 ヨイショが泉のように溢れ出る。 ヨイショしながらも 推理に頭を働かせているなんて すごい器用。 ヨイショで命拾いもしちゃうんだ。 相手がどんな人でも ヨイショでいい気分にして 核心に触れていくのは面白い。 褒められると嬉しいもんなぁ。 つい心開いちゃうよな。 誰か私も褒めてくんないかなぁ。
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ごますり探偵法間を主人公にした連作短編集。 すりすりしまくって、あっという間に事件も解決しちゃうなんて、実は切れ者なのか。一度は、すりすりされてみたい。
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