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世界を変える偉大なNPOの条件 の商品レビュー

4.4

14件のお客様レビュー

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2021/08/09

社会セクターにおけるNPOの役割、リーダーシップと組織づくりについて。読めば読むほど、NPOに株式会社で経験を積んだ人がもっときてほしいと思う。これまでの経験を活かせるチャンスの塊。

Posted byブクログ

2018/08/21

NPO支援のプロフェッショナルである二人の著者が、NPOの支援現場で決定的に不足している”NPOのためのハウツー"を、偉大なNPOそのものを実例として徹底的に研究した、熱量高い意欲作です。 著者たち専門家にとっても、”NPOの成功”を定義するのは難しい道のりだったよう...

NPO支援のプロフェッショナルである二人の著者が、NPOの支援現場で決定的に不足している”NPOのためのハウツー"を、偉大なNPOそのものを実例として徹底的に研究した、熱量高い意欲作です。 著者たち専門家にとっても、”NPOの成功”を定義するのは難しい道のりだったようです。 民間企業の経営手法を当てはめた既存の評価基準ではなく、 NPOの成功とは規模ではなく影響力である ということなど、通説を覆す様々な事実が発見されました。著者らは、新たな基準で"最も偉大なNPO”として12のNPOを選出、詳細に調査分析しました。その結果、 ・政策アドボカシー(提言)とサービスを提供する ・市場の力を利用する ・NPOのネットワークを育てる など六つの原則を共通項として見出し、本著では、この原則一つ一つについて、豊富な実例とともに詳細に解説されています。 政治・企業・個人・他NPOなど外部を巻き込む力、それこそが重要であり、変革を起こしたいと思う全ての団体、個人、企業が適応すべき原則であることを、本著を通じて納得することができました。 ちなみに、本著の序文は、アメリカン・オンライン創設者であり、若い起業家を支援するケース財団の代表であるスティーヴ・ケースが寄稿しており、これまた非常によい文章でした。この序文のおかげで、NPO関係者だけでなく全ての人が「自分ごと」として本著を読み始めることができたのではないかと思います。 詳細はブログで https://hana-87.jp/2018/08/18/books-highimpactnonprofits/

Posted byブクログ

2014/03/02

NPO(非営利セクター)の経営指南書。MBA的な手法の導入ではなく、社会にインパクトを起こせるNPOにはどのような共通点があるのかをまとめてある。 これを読んだからNPOが経営できますという本ではないが、きっとヒントを与えてくれる。

Posted byブクログ

2013/10/16

帯の通り、ビジョナリーカンパニーのNPO版。具体的事例への踏み込みが浅い。NPOを理解するとっかかりとしては良い。

Posted byブクログ

2013/08/16

ビジョナリーカンパニーのNPO版と呼ばれている本。フローレンスの駒崎さんのオススメにもあった。 偉大なNPOを偉大たらしめる要因は何かというビッグクエスチョンに基づいて、本は進んでいく。 研究対象の12の組織は、6つの原則すべてもしくは2〜3個用いているという答えから、1つ1つの...

ビジョナリーカンパニーのNPO版と呼ばれている本。フローレンスの駒崎さんのオススメにもあった。 偉大なNPOを偉大たらしめる要因は何かというビッグクエスチョンに基づいて、本は進んでいく。 研究対象の12の組織は、6つの原則すべてもしくは2〜3個用いているという答えから、1つ1つの原則について説明をしていくという内容。 個別でいくとどれも大事だけど、一言でまとめると「協力関係」と「巻き込み力」。なぜそれらが必要なのか。理由は2つ。 1つはNPOが解決したいのは社会問題だから。社会問題は文字通り、社会の問題だからNPO単体でどうにかなる問題ではない。だから、他者に影響を与えて、直接関心がない人までも巻き込みながら、同じ目的を持つ団体と競争するのではなく、協力してミッション達成に向けて動いていく。 もう1つは、営利企業と比較して、NPO自身が少数精鋭の部隊で限られた資金で運営をする団体だから。すべてに万遍なくパワーをかけることは物理的にできない。なるべく多くの人に影響を与えて、少額のお金で大きな成果を生み出すしか活動を継続していく方法がない。 この2つの理由が、偉大なNPOが偉大になるのに「協力関係」と「巻き込み力」が必要だという理由だと個人的には考える。 本書でも紹介されているように、イメージとしては、てこの原理を思い出すとわかりやすい。 事あるごとに読み返したい本。

Posted byブクログ

2012/11/27

2012年98冊目。 一言で言えば、「『ビジョナリーカンパニー』の社会セクター版」である。 社会に多大なインパクトを与える偉大なNPOの条件を、12の団体から見えた共通点として解説している。 それらの中核を成すメッセージは、あとがきにあるこの言葉が端的に表わしている。 「社会...

2012年98冊目。 一言で言えば、「『ビジョナリーカンパニー』の社会セクター版」である。 社会に多大なインパクトを与える偉大なNPOの条件を、12の団体から見えた共通点として解説している。 それらの中核を成すメッセージは、あとがきにあるこの言葉が端的に表わしている。 「社会への影響力を高める六つの原則は、実は自分たちの組織そのものではなく、政府や企業、他のNPO、一般市民など社会のあらゆる部門を動員するそのやり方にあるのだという。偉大さとは、NPOが、組織の外の世界に対していかに働きかけるのかという部分に関係が深いのである。」 組織外部をどこまで巻き込めるか。

Posted byブクログ

2012/11/18

サービスと政策アドボカシーの項目はとても参考になった。お金を増やすために使うお金をどう支援してもらうか、という課題は大変深い

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2012/11/07

TEACH FOR AMERICAはじめ社会に大きな影響を与えNPOの特徴を6つの原則としてまとめている。地域密着型のサービスからはじめたNPOも大きな影響力を持つに至ったものは、政府を動かすアドボカシー活動の必要性を痛感し、地域毎のサービスとアドボカシーの二本刀に移行しているの...

TEACH FOR AMERICAはじめ社会に大きな影響を与えNPOの特徴を6つの原則としてまとめている。地域密着型のサービスからはじめたNPOも大きな影響力を持つに至ったものは、政府を動かすアドボカシー活動の必要性を痛感し、地域毎のサービスとアドボカシーの二本刀に移行しているのとかが興味深かった。エヴァンジェリスト、リーダーの育成の重要性やネットワークを築くことの大切さはTFAを知っているのでわかっているつもりだったが、それでも示唆が多かった。

Posted byブクログ

2012/10/24

世界を変える偉大なNPOとは、全米若しくは世界規模で大きな影響力を果たしている団体。 その成功の秘訣を六つの原則、 1.政策アドボカシーとサービスを提供する 2.市場の力を利用する 3.熱烈な支持者を育てる 4.NPOのネットワークを育てる 5.環境に適応する技術を身につける 6...

世界を変える偉大なNPOとは、全米若しくは世界規模で大きな影響力を果たしている団体。 その成功の秘訣を六つの原則、 1.政策アドボカシーとサービスを提供する 2.市場の力を利用する 3.熱烈な支持者を育てる 4.NPOのネットワークを育てる 5.環境に適応する技術を身につける 6.権限を分担する に章分けして分析している。個人的に色々な団体をみて感じる足りないもの、優れているもの、 を鑑みた時、これらの要素はかなり網羅的であり、蒙を啓かれる思いだった。 官、サービスの受益者、サポーター、NPOネットワークといった4チャネルにアプローチしていくこと。 特に提供しているサービスのクオリティを高めるだけでなく、アドボカシーにも注力すること。 これが現在多くの団体に足りない部分だとアウトサイダーの立場からは感じる。

Posted byブクログ

2012/09/27

偉大なNPOと普通のNPOの違いはどこにあるのか。 社会を変えるという使命に裏付けされた信念とその目的のためにどんどん他者を巻き込む仕組みが鍵なのだろう。 自分がNPOの運営に携わるようになった時改めて読みたい。 それにしても原書は2007年なので5年遅れとのこと。やっぱり、...

偉大なNPOと普通のNPOの違いはどこにあるのか。 社会を変えるという使命に裏付けされた信念とその目的のためにどんどん他者を巻き込む仕組みが鍵なのだろう。 自分がNPOの運営に携わるようになった時改めて読みたい。 それにしても原書は2007年なので5年遅れとのこと。やっぱり、原書を読むことにもっと真剣に取り組まなければならない。

Posted byブクログ