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女警察署長K・S・P の商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2013/06/13

KSPシリーズ。 前作から三年経った設定。 思い出しながら、徐々ににページを捲るスピードが加速して 後半は一気に読んだ。 …まだ決着しないんだ… 楽しみだが、また待たなくっちゃいけないのか。 多作の人ではないので、じっくりと待つか。 前作を読み返してみると、忘れてた伏線を思い出...

KSPシリーズ。 前作から三年経った設定。 思い出しながら、徐々ににページを捲るスピードが加速して 後半は一気に読んだ。 …まだ決着しないんだ… 楽しみだが、また待たなくっちゃいけないのか。 多作の人ではないので、じっくりと待つか。 前作を読み返してみると、忘れてた伏線を思い出すかも。

Posted byブクログ

2013/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4作目なんだなぁと感慨新た。 署長になった貴里子の強靭さと、沖との間で見せる女心も読みどころ。 宿敵朱栄志との対決は?中国マフィアと新宿の暴力団、美しきヴァイオリン奏者とその夫、警察内部での軋轢。複雑に絡まり合うストーリーも二転三転し、面白かった。

Posted byブクログ

2013/04/03

 このシリーズがすっかり好きになった。  第一作のみ、あまり自分としては好スタートを切っていない印象があるのと、これまでの香納諒一の作風とはあまりに異なる世界の展開に戸惑ったのと、単純に沖というキャラクターの中で、刑事とスキンヘッドというのが結びつきにくく想像力を阻害していたこ...

 このシリーズがすっかり好きになった。  第一作のみ、あまり自分としては好スタートを切っていない印象があるのと、これまでの香納諒一の作風とはあまりに異なる世界の展開に戸惑ったのと、単純に沖というキャラクターの中で、刑事とスキンヘッドというのが結びつきにくく想像力を阻害していたこと(これはまだ引きずっている)、等々、シリーズにうまく入ってゆくことができなかったのだ。  しかし、警察チームなど群像小説のシリーズにありがちなように、二作、三作と読み重ねるうちに、キャラクターたちが徐々に生命を持ち始め、物語の中で一人歩きを始める魅力に、ぼくは捉えられていった。沖幹次郎という刑事だけが主役なのではなく、様々な局面局面で個性的な刑事たちの風貌が光ってきているのである。  前作から存在感が際立ってきている村井貴里子は署長となり、第二の主役として本作でも大いに活躍をする。むしろ沖を食っているくらいに、女性ならではの、心の振幅を研ぎ澄ませてゆく。沖と村井との恋愛感情もこのシリーズのサブ・ストーリーとして読んでゆくことができるが、第四作の本書では、そのあたりの佳境篇とも読むことができる。  さらに同僚の異動や殉職、というあたりも警察チーム小説としては、大きな欠かせないアクセントとなっており、小説世界は、それぞれの刑事たちの人生が重なり合うクロスロードでもある。  そうした群像の面白さに加えて、特異とも言えるKSP(歌舞伎町特別分署)という分署の背景となる世界の構築がしっかりしてくるのも、シリーズが歩んでゆくにつれ、豊かになってゆく利点の一つだろう。  世代交代する暴力団組織、中国マフィア間のいくつもの対立、そこに絡んでゆく政治家や警察官僚などの思惑など、魑魅魍魎の世界が歌舞伎町という名の魔都としてシリーズの中で構築されてゆく。そこを通り過ぎる者たち、生き死にの闘いに身を投じる者たち、巻き込まれ犠牲になる者たち、いくつもの警察小説要素が絡み合う中で、しっかりと人間の悲哀、人間の愚かさ、人間の矜持、人間の愛憎を描き合う筆の確かさが、作品を追うごとにたくましくなってゆく香納諒一ワールド。  クオリティの高いこの完成度をこそ味わいたい最新作である。

Posted byブクログ

2013/02/27

2月-10。3.5点。 KSP第四弾。ある富豪から、バイオリンを探してほしいと依頼が。 かつての宿敵、中国マフィアも同じバイオリンを探す。 シリーズキャラが大分しっかりしてきたかな。 一気に読めた。 沖はいい奴だ。

Posted byブクログ

2013/02/22

 それぞれのキャラクターが、立ち過ぎる気さえしてくるほど。  テレビの姫川チームのように。むろん悪役敵役も。  ストーリーは、とても練られていて、ミステリーとしても、楽しめる。  シリーズの4作目ともなると、パターン化の心配も出てくるが、それとは無縁。

Posted byブクログ

2013/02/07

K.S.Pシリーズ4作目。 今回は宿敵・朱栄志が再登場。チャイニーズマフィアの内紛、新宿ヤクザのかかわり、盗まれたヴァイオリンの行方、、、これまでと同様、複雑に絡まりあう事件が次々に起こり、息もつかせぬ展開になっています。結構な人数の人間が死んでしまったりするので、そこはちょっ...

K.S.Pシリーズ4作目。 今回は宿敵・朱栄志が再登場。チャイニーズマフィアの内紛、新宿ヤクザのかかわり、盗まれたヴァイオリンの行方、、、これまでと同様、複雑に絡まりあう事件が次々に起こり、息もつかせぬ展開になっています。結構な人数の人間が死んでしまったりするので、そこはちょっとやるせない気持ちにさせられたけれど、最後の最後まで意外な展開もあり、面白く読めた。 次作も楽しみだが、貴里子の役職は次、どうなっていくんだろう?回を追うごとに出世していっているけど、署長の上はあるのか?

Posted byブクログ

2012/11/23

K・S・Pシリーズ第4弾。 貴理子が所長に就任し、さらに暴力団が凶暴化していく。 3年前の爆発事件の朱栄志が再び登場し、事件はさらに続く模様。 今回は人間臭さも、感じる作品。

Posted byブクログ