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なでしこ力 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2022/06/12

この本を出した後 なでしこジャパンは本当にワールドカップで優勝。 親しみやすく、仲良く、近く。自分にはできないマネージメントだが、女性には必要かもと思った。 肩書きは部下を守るためにある、という一文は響いた。

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2022/01/15

2011年女子ワールドカップ・ドイツ大会で優勝した「なでしこジャパン」そのチームを率いた佐々木則夫監督が、優勝前に書かれた本の文庫版。 女子選手を率いて結果を出し、その上、選手には「ノリさん」と呼ばれ、慕われている佐々木監督。 どのような人心掌握術で女子をまとめたのだろうという...

2011年女子ワールドカップ・ドイツ大会で優勝した「なでしこジャパン」そのチームを率いた佐々木則夫監督が、優勝前に書かれた本の文庫版。 女子選手を率いて結果を出し、その上、選手には「ノリさん」と呼ばれ、慕われている佐々木監督。 どのような人心掌握術で女子をまとめたのだろうという気持ちで手にとった。 男子監督が女子チームを率いた体験談をまとめた本を何冊か読んだことがあるが、多くの本で共通しているのは「男子と同じように女子選手に接してみたら、男女の違いがあって面食らった」という場面に遭遇していることである。 しかし、この本には佐々木監督のそのような体験はあまり書かれていない。全くないわけではないが、それほど大きな出来事して書かれていない。 それは佐々木監督が、男女関係なく、一人の人間として選手を尊重し扱い、また監督自身も一人の人間として気取らずに選手の前に立っていたからだと思われる。 だから、「ノリさん」と呼ばれたり、冗談を言い合えたりする関係であったのである。 あるとき、女子サッカーチームを率いることになった男性に対して佐々木監督はこう言っている。 「僕はなでしこジャパンのスタッフに入った時、まず自分は女子サッカーの指導者としては素人だと、そういう立場で選手たちを見つめました。ですから先生、肩の荷を一度下ろして、男子を率いたという自分の経験よりも、目の前の選手たちをじっくり見てあげてください。男子と比較してどうかではなく、女子サッカーのトップレベルの試合を研究して、運動量などの標準値を知ることからスタートすべきです。そうすれば、おのずと強化すべきポイントも見えてくると思いますよ」 この言葉には佐々木監督の指導者としての信条が現れていると思う。 結果を出した女子チームを率いた男子監督に共通すると感じたところ ・結果のために自分の行動を変えることを厭わない。結果のためなら、柔軟に自分の考えや行動を変えている。 ・女子選手一人ひとりを大事にする。リスペクトをそれとなく言動で示す。 ・スタッフが最大限力を発揮できるようにする。一人で全てをやらない。スタッフの個性を大事にする。 ・男性として伝えづらいことは女子スタッフにお願いする。 ・清潔感を大事にする。 ・感情的になりすぎない。

Posted byブクログ

2015/01/25

2015/01/25読了 女性が多く働く場で如何にして彼女たちと目標に向かっていくべきか。彼女たちの良さをどのように引き出すか。 そんなことを真剣に考えなきゃいけないくらい、私の会社は女性が多いのです

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2014/01/15

サッカー女子日本代表監督として、なでしこジャパンをW杯優勝に導いた佐々木監督の著書。 男性が女子代表の監督をするということで、色々苦労もあったと思うが、やはり信頼関係が大事なのだろう。 個人的には、2011年W杯のエピソードも読みたかったが、なるべくして世界のトップチームにな...

サッカー女子日本代表監督として、なでしこジャパンをW杯優勝に導いた佐々木監督の著書。 男性が女子代表の監督をするということで、色々苦労もあったと思うが、やはり信頼関係が大事なのだろう。 個人的には、2011年W杯のエピソードも読みたかったが、なるべくして世界のトップチームになったのかなというのを感じた。

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2012/12/31

佐々木監督の選手やスタッフへの気配りがすごい!あと宮間選手の数々の名言(本人はそう思ってないと思うけど)がグッとくる。

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2012/10/05

佐々木監督、素晴らしい人だな~ ありのままでってなかなかできないこと。 かつ戦略に信念ありで、強い人。 理想の上司だわ。

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2012/08/31

『ノリさん』の愛称で選手たちから慕われる女子サッカー日本代表『なでしこジャパン』監督がつづった手記であります。彼女たちが一躍脚光を浴びた今だからこそ読んでおきたい一冊であると思います。 2011年度にあれだけなでしこジャパンが取りざたされていなければ、おそらく僕はこの本を手にと...

『ノリさん』の愛称で選手たちから慕われる女子サッカー日本代表『なでしこジャパン』監督がつづった手記であります。彼女たちが一躍脚光を浴びた今だからこそ読んでおきたい一冊であると思います。 2011年度にあれだけなでしこジャパンが取りざたされていなければ、おそらく僕はこの本を手にとってはいなかったでしょう。皆さんのほうがおそらく詳しいかと思われますが、「ノリさんの愛称でおなじみのなでしこジャパン監督が自ら筆を執って書いたものが本書であります。 個人的に読んでいて非常に残念だったのは澤穂希選手や宮間あや選手などを除いて選手の固有名詞が出たときや、なでしこジャパンの試合の描写があったときに実際に試合そのものを一切見たことがないので、具体的な映像が自分の頭に浮かび上がってこなかったことでした。それを差し引いても男子選手と女子選手の違い、たとえば、女性は子供を産む性であるゆえに限界までトレーニングで追い込んだとしても、無意識のうちに余力を体に残していて、「もうできない!」というところまでやったとしても練習後にはおしゃべりをしていたりする、というところは追い込むと文字通り『ぐうの音も出なくなる』男子選手との違いが語られていて、そこはすごく印象に残っています。 さらに、ある選手が怪我をして戦線を離れざるを得なかったとき、チームへの動揺を最小限に抑えるために件の選手が帰国した後にその事実をミーティングで伝えると、『何でいってくれなかったんだ。彼女を空港にまで送ってあげたかったんだ』と選手たちに詰め寄られたというエピソードからも、そういったことが感じ取れました。 しかし、筆者も選手たちの信頼を勝ち取るためにはあらゆることを試して、そのためにエラーをすることも多かったのだそうです。そのようなトライアル・アンド・エラーの果てに、中国や北朝鮮とシビアな相手と戦い抜き。さらにワールドカップでは体格がまるで違うアメリカを決勝で破ってあの劇的な優勝劇があったのかと思うとひとしおものを感じます。女子サッカーというものが僕のような人間にまで注目されるまでに一躍脚光を浴びた今だからこそ、ぜひとも読んでいただければ、と思っております。

Posted byブクログ

2012/08/19

全ての試合を見たわけでは無いけど、不思議なことに情景が浮かんでくる。基本はマネジメント論になっているが、長い人生において大切なことを教えられた。明日を迷っていた自分の背中を押してくれた一冊。 個人的にはとても読みやすかったです。

Posted byブクログ

2012/07/25

なでしこジャパンを作り上げた佐々木監督。個々の長所を存分に発揮させるにはどうしたらいいかと常に考え、その結果、なでしこ力が誕生した。選手、監督、スタッフ、試合に関わる全員を大切にする気持ちが、試合での追い風になっている気がした。

Posted byブクログ