白い馬 の商品レビュー
表紙にもなっている東山魁夷の「緑響く」という作品に惹かれ読了。文章を読み始めたくらいから、うつくしい音楽を聴いているときと似た感覚を覚えたが、解説にて魁夷がモーツァルトの音楽にインスピレーションを受けて描いた連作と知り腑に落ちた。特に湖面の描き方、緑色の使い方、詩的な言葉のリズム...
表紙にもなっている東山魁夷の「緑響く」という作品に惹かれ読了。文章を読み始めたくらいから、うつくしい音楽を聴いているときと似た感覚を覚えたが、解説にて魁夷がモーツァルトの音楽にインスピレーションを受けて描いた連作と知り腑に落ちた。特に湖面の描き方、緑色の使い方、詩的な言葉のリズムがとても美しいと感じる。
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東山魁夷がモーツァルトを好んで聴いていたこと、知らなかった。魁夷の「白い馬」は有名で観たこともあるけれど、このお話とこの解説を読んでもう一度観たいと思う。
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青色がかった静かな景色と、優しい存在感を放つ、白い馬。 あ、きっと夢の中だと思ってしまう幻想的な文雰囲気が漂っている。 舞台はモーツァルトの故郷オーストリアだった。 画家の東山魁夷は戦前生まれの日本画家だが、ヨーロッパの風景画も数多く残していることを初めて知った。 私もアルプスの...
青色がかった静かな景色と、優しい存在感を放つ、白い馬。 あ、きっと夢の中だと思ってしまう幻想的な文雰囲気が漂っている。 舞台はモーツァルトの故郷オーストリアだった。 画家の東山魁夷は戦前生まれの日本画家だが、ヨーロッパの風景画も数多く残していることを初めて知った。 私もアルプスの壮大な自然と、音楽文化に彩られた美しい街へ一度行ってみたくなる。
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ちなみに、この作品は、やまさんの感想を読んで、出会うことができました。やまさん、いつもありがとうございます。 東山魁夷という、素晴らしき風景画家の存在を初めて知り、とりあえず、「プラーハ」と「第39番」を聴きながら(ピアノ協奏曲は家に無かった)、何度も何度も眺めては、溜息が零れ...
ちなみに、この作品は、やまさんの感想を読んで、出会うことができました。やまさん、いつもありがとうございます。 東山魁夷という、素晴らしき風景画家の存在を初めて知り、とりあえず、「プラーハ」と「第39番」を聴きながら(ピアノ協奏曲は家に無かった)、何度も何度も眺めては、溜息が零れ、私の心が絵の中に入りこみそうな錯覚を覚えるくらい、魅入られてしまう。雄大で幻想的で涼しげであるのに加え、明るい気分にもさせてくれる。 また、表紙の「緑響く」は、白い馬が一頭いるだけで、また違う雰囲気を感じました。他の絵と異なり、森の木々と、湖面に映ったそれらだけを接写しているせいか、幻想性がより増しているようにも感じられます。吸い込まれそうな美しさ・・ 静寂の中、唯一聞こえる馬の足音。そのリズムを包みこむような、オーケストラの響き。絵画と音楽の自然な邂逅という解釈にも納得できましたし、それぞれが重なり合うことで、作品の新たな一面を知ることもできるのだなと。
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たまに東山さんが描かれた緑の色彩にふれたくなります。圧倒されっぱなしの作品が多いですが、こちらの本の表紙の馬に心惹かれ、絵本だったら思った時に開けるので、買いました。池のほとりの白い馬に導かれ旅をする。物語よりやはり絵がメインです。絵画と音楽が好きな方にはオススメかも。 巻末の解...
たまに東山さんが描かれた緑の色彩にふれたくなります。圧倒されっぱなしの作品が多いですが、こちらの本の表紙の馬に心惹かれ、絵本だったら思った時に開けるので、買いました。池のほとりの白い馬に導かれ旅をする。物語よりやはり絵がメインです。絵画と音楽が好きな方にはオススメかも。 巻末の解説が参考になります。
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東山魁夷の白い馬の絵を見たくなったので、検索していて見つけたもの。いわさきちひろの息子さん松本猛氏が「緑響く」を中心に、ドイツオーストリアで描かれた絵を並べ、魁夷の心情を思い、文章を書いたものだそうです。少年が白い馬に導かれ、背に乗って色々な風景と出会います。最後にある解説を読ん...
東山魁夷の白い馬の絵を見たくなったので、検索していて見つけたもの。いわさきちひろの息子さん松本猛氏が「緑響く」を中心に、ドイツオーストリアで描かれた絵を並べ、魁夷の心情を思い、文章を書いたものだそうです。少年が白い馬に導かれ、背に乗って色々な風景と出会います。最後にある解説を読んで理解すると2度目はまた違ったイメージで楽しめました。私は白い馬を見たかったので白い馬からの風景というイメージではほとんど馬が出てこなかったのは残念でしたが、日本の風景でなくても魁夷の絵は静かで優しかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙の絵「緑響く」を見ただけで、うっとり。 思わずため息が漏れる位見とれてしまう。 原田マハさんの影響で好きになった画家・東山魁夷さんの絵に、いわさきちひろの長男・松本猛さんの文章、というなんとも贅沢な絵本。 白い馬が読み手を導いてくれるのは東山さんの雄大で心が洗われる位に素敵な世界観。 東山さんの創る緑色はどうしてこんなにも深いんだろう。 その深くて鮮やかな緑色の森の中でひっそりと佇む白い馬。 このコントラストがたまらない。 長野にある東山魁夷館に行ってみたくなった。
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画家の描いた絵を、作家が並べてストーリーをたてた本。 画家のバックグラウンドに引き付けたストーリーだが、こども向きではなかった。 絵はとてもきれい。
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東山 魁夷 絵 松本 猛 文・構成 東山 すみ 監修 講談社 (2012/7/11) 日本的だと思い込んでいた東山 魁夷の絵画 ザルツブルグと周辺の湖水地方に想いを漂わせ モーツアルトから啓示を受けておられたのですね 絵本というよりは大人向けの画集のようです...
東山 魁夷 絵 松本 猛 文・構成 東山 すみ 監修 講談社 (2012/7/11) 日本的だと思い込んでいた東山 魁夷の絵画 ザルツブルグと周辺の湖水地方に想いを漂わせ モーツアルトから啓示を受けておられたのですね 絵本というよりは大人向けの画集のようです 本の中で少年と共に ゆったりと旅することができました やはり心に残る白い馬です ≪ 湖を 静かに導く 白い馬 ≫
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東山魁夷の幻想的な絵に物語が静かに絡み合っていて、絵と音楽の世界にひきこまれた。馬の語りかけが印象的。
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