外国語をはじめる前に の商品レビュー
色々な外国語を学んでいる学生が、学習についての考え方や苦難について話しているところが参考になった。 メジャーな中国語やスペイン語を初め、クメール語やウルドゥー語などマイノリティ言語まで網羅されており、目からウロコ。 学生との対話を通して作り上げる本もいいなと思った。若者の今が分...
色々な外国語を学んでいる学生が、学習についての考え方や苦難について話しているところが参考になった。 メジャーな中国語やスペイン語を初め、クメール語やウルドゥー語などマイノリティ言語まで網羅されており、目からウロコ。 学生との対話を通して作り上げる本もいいなと思った。若者の今が分かる。
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中高生の間に読みたかったな。そしたら何がなんでも外国語学部に入っただろうな。 言語学とは何か、言語を勉強すると言うことはどういうことか、など言語を学ぶということに対するあれこれ。 学生さんのリアルな意見があるのも、目から鱗だったりして面白い。 こんなふうにもっと言語に直向きに...
中高生の間に読みたかったな。そしたら何がなんでも外国語学部に入っただろうな。 言語学とは何か、言語を勉強すると言うことはどういうことか、など言語を学ぶということに対するあれこれ。 学生さんのリアルな意見があるのも、目から鱗だったりして面白い。 こんなふうにもっと言語に直向きに向き合えたらな、と思う一方で、仕事にするには難易度が高いので今のままゆるゆる付き合うくらいがいいのか、と安全牌に走ったり気持ちは揺れる。
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外国語学部の学生の意見がたくさん載っており、面白かった。また今まで興味を持った英語・中国語・韓国語以外の言語を学んでいる多くの学生の話を聞く中で、興味の幅が広がった。言語を学ぶにはこの言葉の歴史も知るべきということは印象に残った。 とにかく可愛い文字を書きたい・読みたいという思...
外国語学部の学生の意見がたくさん載っており、面白かった。また今まで興味を持った英語・中国語・韓国語以外の言語を学んでいる多くの学生の話を聞く中で、興味の幅が広がった。言語を学ぶにはこの言葉の歴史も知るべきということは印象に残った。 とにかく可愛い文字を書きたい・読みたいという思いの学生がグルジア語を1つの例として挙げていたが、グルジア語はმშვიდობისაのような文字で、確かに可愛いと思った。もう少し視野を広くして言語に向き合っていこうと思う。
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言語学を学ぶ学生に出された課題でよかった解答がたくさん載っている。 学生の熱量を感じられた。愛おしいと思った。
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(刊行後すぐに入手しておもしろく読んだが、レビューは未記入だった) 本業は言語学(スラブ語)だけれど、外国語好きにおいては右に出るものなしの著者による語学入門。某国立大学外国語学部でさまざまな外国語を専攻する学生たちに「言語学」を紹介するという主旨の授業の再現というスタイルで、...
(刊行後すぐに入手しておもしろく読んだが、レビューは未記入だった) 本業は言語学(スラブ語)だけれど、外国語好きにおいては右に出るものなしの著者による語学入門。某国立大学外国語学部でさまざまな外国語を専攻する学生たちに「言語学」を紹介するという主旨の授業の再現というスタイルで、音声、単語、文法、意味、言語の系統、歴史(古典語)、方言(バリエーション)、辞書、検定試験や留学の意義や是非、その先にある職業までとりあげ、「外国語を学ぶ」ってどういうことなのか、具体的に想像できるようになる。発音ができないことには寛容でも文法をナメた態度には手厳しく(このへんは日本での英語教育の傾向を意識して手綱を弱めたり締めたりしているのだろう)、けっきょく万人向きで「楽で楽しい」外国語学習なんてないのだとよーくわかる。各章末には授業テーマに関連して出されたお題への学生たち(いわば先輩)からの回答+黒田先生からの一言コメントが載っているのも楽しい。外国語を専攻している学生のさまざまな本音がきけておもしろかった。 本にも書かれているとおり、各国語学や文学を専攻しているからといって言語学についてもわかっている人というのは案外いなくて、言語学の基礎をちょっと知ることで勉強の悩みのヒントになったり視野が広がって発見があったり気が楽になったりするらしい。母語(日本語)・非母語(英語を始めとした外国語)問わず言語というのはどういうしくみなのか、どんな側面があるのか、学べる(というか言葉のおもしろさや奥深さを発見して楽しめる)場が小中学校段階でもっとあればいいのになぁ、と改めて思った。 そして、私自身、言語学の知識や経験をなるべく生かした授業を心がけ、言葉のおもしろさを感じたり外国語で活動することを気楽に楽しめるよう工夫しているつもりだけれど、自分の担当クラスで語彙を増やす助けになるようなコーナーをもっと充実させたほうがいいだろうなとか、教える立場としてもあらためて刺激を受けた。(2021年2月)
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外国語学習の基本として、音、語、文の3つに分けた考え方について、自身の経験とも一致し共感を得た。もう少し早く読んでればという思いもある一方で、文法の重要性を再確認できたことから、非常に学びがある内容であった。また著者の表現力は文才として素晴らしいと常々思う。
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話しかけてくる・問いかけてくるような構成が面白く、言語学に優しく入っていける。各章に挟まれた教え子とのエピソードが、著者の教えを一方的にせずバランスが良い。 やはり言語は、根気よく向き合って習得するほか道はない、と納得させられる一冊でした。
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黒田龍之助さんの本。 今までは、大人向け(まあ、高校生くらいでも読めるが)の本を読んでいたが、この「外国語をはじめる前に (ちくまプリマー新書)」は、中・高校生に向けて、あるいは、鯛が学生で語学を学んで(学ぼうとして)いる人に向けて書かれた本。 外国語学部で他言語を学ぶということ...
黒田龍之助さんの本。 今までは、大人向け(まあ、高校生くらいでも読めるが)の本を読んでいたが、この「外国語をはじめる前に (ちくまプリマー新書)」は、中・高校生に向けて、あるいは、鯛が学生で語学を学んで(学ぼうとして)いる人に向けて書かれた本。 外国語学部で他言語を学ぶということはどういうことか、言語というものは何なのか…など、筆者の皮肉やユーモアを交えて書かれているので、読みやすい。 また、実際に大学の講義で課された課題と、その学生のレポートもあって、非常に興味深い。 特に、「自分の習っている言語を将来活かした職業に就きたいか、あるいは就かないか、それぞれ理由をつけて」というは、いろいろな意見があり、読んでいるこちらも考えさせられた。 余談だが、独学でドイツ語を学習している自分にとっても、有意義な本だった。
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著者が外国語学部の学生を相手におこなった講義をまとめた本で、言語学の初歩の知識を解説し、それを外国語学習に生かすことができることを語っています。 学生たちのアンケートの実例が多くあげられていて、自分もその一員として著者の講義を受けているような気分を味わえました。
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第8章まではよくある言語学入門の本、といったかんじで良くも悪くもないけど、第9章の英検やTOEIC・TOEFL批判は残念な内容。試験のために勉強するなんてむなしいっていうけど、外国語の勉強が全ての人にとって楽しいわけではない、ということくらい理解してほしい。 あとP.104で、外交官の話が出てくるけど、これはおそらくウィリアム・ジョーンズのことだと思う。で、彼は外交官ではなく裁判官。
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