二、三のグレース の商品レビュー
ハクスリーの『すばらしい新世界』はディストピア小説のひとつだと言われるが、例えば『侍女の物語』や『一九八四年」にある重苦しさを感じない。たぶん、色んなところにちりばめられた一種の「ユーモア」のせいなのだろう。そして、本書に収められている「シンシア」はそんなユーモアが凝縮されている...
ハクスリーの『すばらしい新世界』はディストピア小説のひとつだと言われるが、例えば『侍女の物語』や『一九八四年」にある重苦しさを感じない。たぶん、色んなところにちりばめられた一種の「ユーモア」のせいなのだろう。そして、本書に収められている「シンシア」はそんなユーモアが凝縮されている。(本書の所収ではないが)「半休日」も同じで、こういった短編が好みだ。もちろん表題作も面白い。こちらはむしろグレースのその後が気になるところだが。訳はとても読みやすい。
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