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官能と少女 の商品レビュー

3.5

49件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2013/02/27

タイトルから想像した以上に官能でした。歪んだ愛の形が織りなす少女たちの物語。ロリイタでフリルで背徳的で非現実的で、だけどいつかどこかで感じたことのある感覚。女はきっと、いくつになってもロリイタで少女なのです。

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2013/02/17

ドロドロした感情を隠して生きているのですよ、私もあなたもって言いたくなる感じです。私は宮木さんの文章が好きですわ。

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2013/02/10

タイトル通りの短編集 出てくる女の子女の人たちは宮木さんのお好みなのかな~でも私もそういう子たち大好きです。自傷癖の方じゃなくて。 どれも痛々しい。 『春眠』と『モンタージュ』は繋がってたのですね。悲しいね。 雨の塔に関連するやつ全部読みたい。

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2013/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでて、なんだか自分まで痛くなってくるような話でした・・・ 描写は宮木さんらしく繊細でとても素敵でした。 そのぶん、自傷描写や心理描写が直接心に来る感じです。 読後もしばらく辛かったです。 でも、それだけ話に入り込めたということなので、やっぱりすごく素敵なおはなしだったと思います。 間違っても人には勧められませんが・・・ コンクパールが雨の塔のシリーズとリンクしていて嬉しかったです。

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2013/01/16

短編集。 最初のストーリーの服屋さんに勤める子とジュエリーショップに勤める女性とのやりとりがよかった。しかしそこに新たな人物が加わったあたりから 「ん?」と違和感が。 読むのをやめるほどつまらないわけではないけれど、 私にはちょっと難しかった。

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2012/12/21

癖になる甘さ、苦み。甘やかな恋の痛みと愛の毒。どうしようもないくらいに救われない。誰も救ってくれない。誰も救えない。ロリータ少女と美しい少年と官能のコントラストは抜群。

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2012/11/21

  なかなかしんどい話に倒錯した話。岸田がほんとにかわいそう。学校の先生の立場じゃ助けられない。先生って全然期待されていない。

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2012/11/21

まさに少女だったり、ロリータ服を好む少女のような外見や体型の女性視点の短編集。表紙や扉絵は可愛いが、内容は暗くて重く、そして、ハッピーエンドでもなく読後感も重い。官能と少女、書名がストレートに物語を表している。美しく書かれているような文章のなかに、空虚さ、悲しみ、愛、現実からの逃...

まさに少女だったり、ロリータ服を好む少女のような外見や体型の女性視点の短編集。表紙や扉絵は可愛いが、内容は暗くて重く、そして、ハッピーエンドでもなく読後感も重い。官能と少女、書名がストレートに物語を表している。美しく書かれているような文章のなかに、空虚さ、悲しみ、愛、現実からの逃避、そして性がずっしりと来る読み応え。しかし、どこか美しさがある。抽象的な書き方から始まり、実はこうだと突かれる効果的な書き方もされていて驚くことも。モンタージュは、春眠に出てくる自傷少女からの視点で、その後の話し。

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2012/10/31

精神が健やかな時に読みましょう…。 どのお話も報われない上に、精神状態が危ういキャラが多いので読んでいて結構ツラいヨ。 「モンタージュ」の中に「本に殺されかけた」って文があるけど、 この「官能と少女」もある一部の人に劇薬になる本だと思う。 猛毒です。 装丁の可愛さに騙されてはい...

精神が健やかな時に読みましょう…。 どのお話も報われない上に、精神状態が危ういキャラが多いので読んでいて結構ツラいヨ。 「モンタージュ」の中に「本に殺されかけた」って文があるけど、 この「官能と少女」もある一部の人に劇薬になる本だと思う。 猛毒です。 装丁の可愛さに騙されてはいけない。

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2020/01/26

宮木あや子さんの本は、苦しい。 美しくて、儚くて、玻璃のようで。 クセになるけど苦しい。 解っていて、好きで。読んだ。 でもやはり―。苦しかった。 女として生きて、他者とまぐわうことは、必ずしも幸福とは限らない。不幸に見える、歪んだ愛であっても、本人にとっては唯一無二というこ...

宮木あや子さんの本は、苦しい。 美しくて、儚くて、玻璃のようで。 クセになるけど苦しい。 解っていて、好きで。読んだ。 でもやはり―。苦しかった。 女として生きて、他者とまぐわうことは、必ずしも幸福とは限らない。不幸に見える、歪んだ愛であっても、本人にとっては唯一無二ということは、ありえる。普通と思われる生活の中にも、凄絶な闘いは存在する。 抱かれることを幸せだと感じろと囁かれるたび、受け入れがたい私がいる。愛していようとも。何かが、違うのだ。伝えようとしても、それが相手に伝わったことは、一度もない。 官能は、苦しみと一瞬の螺旋を駆け上る意識のあわいに在って。伝わらないことは、いつも螺旋からこぼれ落ちてしまう。それが伝えたいばかりに身体に頼り、意識ばかり先鋭化させる。 宮木さんの本を読むと、いつも 心と身体がバラバラに破壊されていくような、やるせない気持ちになるのだ。なんて痛くて、かなしい小説だったろう―。苦しすぎるので、星は3つ。どう感じているのか、私にもわからないから。

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