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ともにがんばりましょう の商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2020/02/24

労働組合というものに触れたことが無いのでとっても新鮮やった。個人クリニックには絶対無い熱い組合!! 仲間の絆や信頼がとっても心地よかった! 大好きなYASUSHIに会えたのも嬉しかった笑 しょーもない詩が健在でホッとした笑

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2017/06/19

珍しい組合もの。舞台は新聞社なので元神戸新聞社員だった著者には庭みたいなもの、違和感全くなし。著者の他作品と同じくスルメイカのような味わい、わかっちゃいるけどやめられない。。 親方日の丸の会社でなければ、組合経験者は出世の近道というか通過儀礼というのは社会人の常識。会社側も組合専...

珍しい組合もの。舞台は新聞社なので元神戸新聞社員だった著者には庭みたいなもの、違和感全くなし。著者の他作品と同じくスルメイカのような味わい、わかっちゃいるけどやめられない。。 親方日の丸の会社でなければ、組合経験者は出世の近道というか通過儀礼というのは社会人の常識。会社側も組合専従経験者が並ぶ。組合執行部の視点で物語は語られるが、結局お釈迦様の掌を走り回る孫悟空みたいなもの。結局労担の朝比奈専務以下の会社側の読み通りで決着したとしか思えない。執行部個々人の会社への思いの吐露で、あんなにあっさりと会社側が妥協するはずがない。会社側の方が役者が上という感じ。まあディベート小説ともいえるかも。 蛇足① 冴子さんが娘とは。やられました。 蛇足② 遥ちゃん、絶対主人公が新人時代に記事にしたバイオリン奏者の姉という伏線だと思ってました。ニャー吾郎だったか。

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2016/03/06

経営側は経営数字と景況感から賃金を算定しているのに、労働側は「死活問題」「僕らの頑張りを見てほしい」。これでは噛み合うはずもないが、それなのに落ち着くところに落ち着く不思議な世界。

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2013/07/13

上方新聞記者の武井涼は、強引な上司の誘いで労働組合執行部に加わることに。恐る恐る足を踏み入れた未知の世界は、強烈な個性の執行部員と、深夜手当のカットを目論む会社との、怒涛の戦場だった! 登場人物たちのキャラは立っているけれど、地方紙の労組は私には特殊な世界過ぎた。読者を笑わせよ...

上方新聞記者の武井涼は、強引な上司の誘いで労働組合執行部に加わることに。恐る恐る足を踏み入れた未知の世界は、強烈な個性の執行部員と、深夜手当のカットを目論む会社との、怒涛の戦場だった! 登場人物たちのキャラは立っているけれど、地方紙の労組は私には特殊な世界過ぎた。読者を笑わせようとして力み過ぎている文章も鼻についた。 (D)

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2013/07/06

私がここに記した作品で☆5つ付いてる作者の他の作品を読んでみよシリーズ第一弾(笑)。 『女神のタクト』で高評価だったわけなんですが、この作品はいまひとつだったかなあ。ひょんなことから地方新聞社の労働組合の仕事を引き受けることになった主人公。 読後ふりかえれば、地道で粘り強い交渉が...

私がここに記した作品で☆5つ付いてる作者の他の作品を読んでみよシリーズ第一弾(笑)。 『女神のタクト』で高評価だったわけなんですが、この作品はいまひとつだったかなあ。ひょんなことから地方新聞社の労働組合の仕事を引き受けることになった主人公。 読後ふりかえれば、地道で粘り強い交渉が丁寧に描かれていて良い作品だなと思うのですが、最後のほうではぐっとくるシーンもあったのですが、テンポがよくなかった気がする。

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2013/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2013.7.1読了 新聞社の組合と経営側の闘いを、気弱で真面目な主人公の視点から描く。 組合の基本がこれ読んだら理解できそう。闘いにより色んなことを学ぶ主人公もいい。 関西弁でテンポ良く進む文章。 面白かったぁ!!

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2013/06/16

労働組合運動を題材にした小説。手に汗握る労使間の駆け引きから垣間見れる、豊富な知識・経験に裏付けられた巧みな交渉力に興奮した。組織とは、リーダーとは、かくありきというのを強く意識させられる小説であった。 なかでも、誰もが敵対構造を思い描くであろう労使交渉という舞台で、予想通り激し...

労働組合運動を題材にした小説。手に汗握る労使間の駆け引きから垣間見れる、豊富な知識・経験に裏付けられた巧みな交渉力に興奮した。組織とは、リーダーとは、かくありきというのを強く意識させられる小説であった。 なかでも、誰もが敵対構造を思い描くであろう労使交渉という舞台で、予想通り激しくぶつかり合う双方の根底にあるのが「信頼」であるということに感動した。「敵は倒すためにあるのではない」「歩み寄るためにある」―信頼関係があればこそぶつかり合える。けんか(交渉)の真髄を再認識した。

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2013/04/03

『がんばりましょう』と言うと上からだし、『がんばってください』と言うと相手に任せっぱなしに聞こえるので、『ともにがんばりましょう』という言葉で締めくくる。 労働組合がある会社を知らないので、入り込めるかなぁと思いながら読み進めました。 自分自身財務とかスタッフ系に長くいたので...

『がんばりましょう』と言うと上からだし、『がんばってください』と言うと相手に任せっぱなしに聞こえるので、『ともにがんばりましょう』という言葉で締めくくる。 労働組合がある会社を知らないので、入り込めるかなぁと思いながら読み進めました。 自分自身財務とかスタッフ系に長くいたので、労働組合側の主張ってわがままだなぁといい子ぶってる自分に気付き、自身にこのようなことが降りかかった時にきちんと自己主張が出来るのか、人任せにしてしまったり、面倒だから交渉しないなんて事にならないだろうかと、深く考えさせられました。 主張しないと損をするという『これまけてえや』と気軽に言う関西人気質みたいなものかなぁと思いましたが、私自身関西出身で、確かに家電量販店でも一言『まけられへんの?』と聞かずにおられない。 そんな軽い感じで読めちゃうのですが、意外と奥が深いかも。 さて、もう少し書いてみます。 価値ある情報を毎朝自宅に届けるというビジネスである新聞業界。 ネットが普及し、アメリカではどんどん廃業が進んでいるとか。 日本でも同様に新聞広告の価値が下がり、折込チラシも一時期よりかは随分と減っている。 スマホが普及しだすと更に電子版なるものに移っていくが、その場合新聞広告というものが取れるかというとそうではないだろう。 宅配する必要がないので折込チラシで収益を下支えする必要もなくなる。 でもネットからの情報は無料というなんとなく暗黙のルールというか価値観が醸成されつつある中、新聞業界の先行きについて不安に思う人も多いだろうし、経営者であれば可能な限りコストカットしないといずれ立ち行かなかくなると考えるのも自然。 そんな中みんな頑張っているし、生活もあるしという中で、それを守るための主張はものすごく熱い。経営側はそんな思いをホントに大事だと思って交渉をするのか、どうしようもないんだからと言えば相手が納得してくれると思っているのか… 気持ちのいい関西弁でのやり取りが続く文章は、懐かしさを感じつつ読めました。 読後感としては、完璧な人間はいないが、完全なる悪人もいない。 基本的にみんな良い人、一緒に頑張れるってイイコト。というあったかい気持ちになれました。

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2013/03/27

全く知らない労働組合について知る事が出来た。すごい世界だなぁ・・組合と会社の関係は。恋の話はいらなかったのでは?

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2013/02/22

音楽を愛しもめ事を嫌う気弱な新聞記者、武井涼。憧れの文化部への異動をエサに、組合執行部に入るよう口説かれる。そこは、強烈な個性の執行部員と、深夜手当カットを目論む会社との、怒涛の戦場だった・・・。まったく知らない労働組合の世界も興味深く読み進められる筆力はさすが。日本を変えたい・...

音楽を愛しもめ事を嫌う気弱な新聞記者、武井涼。憧れの文化部への異動をエサに、組合執行部に入るよう口説かれる。そこは、強烈な個性の執行部員と、深夜手当カットを目論む会社との、怒涛の戦場だった・・・。まったく知らない労働組合の世界も興味深く読み進められる筆力はさすが。日本を変えたい・・・会社を変えたい・・・それよりもまず自分を変えたい・・・そんな思いに囚われている人たちに読んで欲しい一冊。神戸新聞社を退職した著者がどうしても書きたかったという、会社と仕事と闘争とちいさな恋の物語。「どうせ会社は変わらない」という弱気な言葉よりも、同僚や先輩・後輩たちと『ともにがんばりましょう』と、声を掛け合うことができたら素晴らしい。仲間がいるってステキだなぁと思わせてくれます。

Posted byブクログ