ナリワイをつくる の商品レビュー
仕事と労働と活動がある、そんなこと考えもしなかった。 中学生・高校生のうちに読んでおきたかった本。 学校教育の仕組みで育てられた私たちはとにかく上質な「労働」者になるように育成されて、 そこに当てはまらないことに傷ついたり悩んでいるってことが多いのだと気づいた。 そんでもって、...
仕事と労働と活動がある、そんなこと考えもしなかった。 中学生・高校生のうちに読んでおきたかった本。 学校教育の仕組みで育てられた私たちはとにかく上質な「労働」者になるように育成されて、 そこに当てはまらないことに傷ついたり悩んでいるってことが多いのだと気づいた。 そんでもって、労働してるうちは基本的には儲からないし、仕事するにはセンスがいるし、活動に金を払いたがる人は日本には少ない。 ドン詰まりのような、開き直れちゃうような。 ナリワイをつくれる日はくるんだろうか。
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自分の健康と時間をマネーと交換する仕事から、生活の中から仕事を生み出し、仕事の中から生活を充実させる。そんな小さな仕事をいくつも組み合わせる生き方、暮らし方への転換を提唱。
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2012年当時は革新的な考え方だったかも。 地域おこし協力隊とか、二地域居住・移住とか、副業が身近なものになった10年後の今はこういう考え方の人だいぶ増えたように思う。 かくいう私も移住してやってみたい事がいろいろあるので、準備や資金が必要な「起業」という感覚より向いている気が...
2012年当時は革新的な考え方だったかも。 地域おこし協力隊とか、二地域居住・移住とか、副業が身近なものになった10年後の今はこういう考え方の人だいぶ増えたように思う。 かくいう私も移住してやってみたい事がいろいろあるので、準備や資金が必要な「起業」という感覚より向いている気がするなと思って手に取った本。 ”多様な仕事を組み合わせて自分たちの暮らし方をデザインする訓練と環境づくり”、それが必要なのがわかっているから読んだ本なのに、その必要性ばかり説かれた印象…。 そして結論がはっきりせず、ふらふらいろんなところに話が飛んで、だらだら長く、さらに「かもしれない」の乱立で、特に後半はしんどかった…。 <共感したこと4つ> ①専門家という既得権益者にひるまないこと ②情報は精神的な心の食べ物 ③継続と挑戦ができる適正価格 ④何が真のリスクヘッジなのか常識を再検討すること
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とても良かった。 一点突破、一つの分野にかけるのではなく、 外貨獲得のためのグローバルな経済(サッカーでいうW杯)に挑戦するのではなく、 ワークとライフを完全に切り離してしまうのでもなく、 自分の足元の生活で困ったことを解決したり、 その過程でスキルを身につけて、他の人にも役立つ...
とても良かった。 一点突破、一つの分野にかけるのではなく、 外貨獲得のためのグローバルな経済(サッカーでいうW杯)に挑戦するのではなく、 ワークとライフを完全に切り離してしまうのでもなく、 自分の足元の生活で困ったことを解決したり、 その過程でスキルを身につけて、他の人にも役立つ様に活用したり。 資本金を貯めてから、とか店舗を借りてから、ではなく、生活と地続きのやり方でやってみる。 ナリワイ的な考え方がとても魅力的。何でもお金で解決しない生き方。
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端的に言って衝撃だった。 今まで感じてた世の違和感を言語化してもらった気分。 傍流であろうとなんであろうと、戦いたくない「非バトルタイプ」の人が、穏やかに生きていく手段の一つとして、十分に検討する価値はあると思う。
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○問題提起 現代社会は専業化が進みすぎて、一つの会社でつまらない仕事をして心身や時間を蝕まれていくような人が多い。 ○解決策 生活に密着した「ナリワイ」を複数作ることで、生活の自給力を高めつつ、ゆとりのある生活をすること。 2012年の本だけど、現在は当時よりスキルシェアサービ...
○問題提起 現代社会は専業化が進みすぎて、一つの会社でつまらない仕事をして心身や時間を蝕まれていくような人が多い。 ○解決策 生活に密着した「ナリワイ」を複数作ることで、生活の自給力を高めつつ、ゆとりのある生活をすること。 2012年の本だけど、現在は当時よりスキルシェアサービスも増えており、より実践しやすい環境になってる気がする。 ○実践方法 ・つまらない支出を見つけてカットすることで、世の中にある大規模な事業に対して矛盾を見つける感覚が磨かれる。(結婚式、旅行、マイホームなど) ・世の中にこれがないのはおかしいと思うものを作ってお裾分けするビジネス。
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”かなり面白かった。 帯の「非バトルタイプのためのゆるやかな作戦」が気に入った。 さとかわさん、オススメありがとう!! <キーフレーズ> <きっかけ> 10冊本で紹介しておられたののタイトルに興味をもち、推薦してもらったもの。”
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
考え方だけではなく実践しているところが◎ 抜粋 ………………… 「頑張る」というのは一つの思考停止だからである。 ………………… という一文に違和感を感じる人は読んでみてもよいと思います。 払ってもいい金額:600円
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ナリワイをつくるという楽しい生き方。 生活に身近な仕事で小さな稼ぎをいくつか持つ暮らし。 人生を盗まれないとは、その商品やサービスの為のお金を稼ぐのに多くの時間=人生の一部を盗まれないようにしようということ。 コストカットと自分たちでやってみることで実現できる。
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ひとつの会社に勤めて、働き上げる。 転職をするのは選択肢としてありだが、あくまでも一つのことをやり抜く。そういう選択肢しかなかった私にとって、複数の小さなナリワイを持ち、それらを組み合わせて生活していくだなんて、目から鱗の発想だった。そんなので生活していけるのかしら。最初は訝しげ...
ひとつの会社に勤めて、働き上げる。 転職をするのは選択肢としてありだが、あくまでも一つのことをやり抜く。そういう選択肢しかなかった私にとって、複数の小さなナリワイを持ち、それらを組み合わせて生活していくだなんて、目から鱗の発想だった。そんなので生活していけるのかしら。最初は訝しげだったが、確かに田舎に住んでから、今まで必要だと思っていた生活費やランニングコストって本当にそんなに必要なのか?と思うことはままある。かつては狭いワンルームマンションに月々数万円払っていたが、今はその3分の1程度の金額で10倍広い古民家に住んでいる。 でも、自分にはそんなお金を稼ぐような能力はない。そんなことができる人は一握りの限られた人。そう思いがちだが、周りを見渡してみると、田舎では若くて元気がある、だけでも確かに需要はありそうだ。一つの所に勤めてしまうと、そこにかなり時間を拘束されてしまうので周りが見えないだけで、実は小さな需要や小さなナリワイは、気付きさえできれば結構ある。らしい。 ワークショップで習った何かの技術を、私は打ち上げ花火的にその場であー楽しかった、と終わらせてしまう傾向があるが、習ったものを自分のモノにして、今度は自分がワークショップをすることだって、小さな小さなナリワイだ。 助産師として考えたとしても、助産院を立ち上げる!となると壮大だけど、小さなことでお小遣い稼ぎならできるかもしれない。 自分にも、何かできないものか。この本を読んでからずっと考えていたところ、一つの場面を思い出した。友人の結婚式に呼ばれて行った時のこと。同じテーブルには、同年代の女子達が沢山いた。授乳中の赤ちゃんを家に置いて、参加している。つまり、結婚式から披露宴の間の3.4時間程度、授乳ができないのでおっぱいが張ってくる。必然的に搾乳が必要になるが、普段直母しかしていないと慣れない搾乳はかなり手がかかる。同じテーブルに座った人がトイレに搾乳に行くと行ったので、良かったら私手伝いましょうか、と搾乳をしてあげたら、めちゃくちゃ喜ばれた。搾乳なんて、毎日仕事でしているので、ちょろいものだ。自分には屁でもなくできることが、他の人には喜ばれる。この体験は、自分にとってとても新鮮で嬉しかった。 じゃあ、搾乳事業を立ち上げるとか、そういう大仰なことではなくて、こういう小さなアイディアの種を、流さず残しておくことが大切なのだ。そして、小さく始めてみること。助産師も、病院に働くか助産院を開くかの二択しか今までなかったが、柔軟に色々な働き方ができるかもしれない。助産師×〈?〉の可能性とは。そんなヒントをくれた、画期的な本。
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