チマチマ記 の商品レビュー

長野まゆみ【著】

2023/04/06

吾輩はチマキである•••的な、猫ちゃんの視点で書かれたストーリー。
登場人物が多い上に家族関係が複雑で、巻頭の家系図にさらにいろいろノートに書きだしたw
感想書きにくいwだってずっと家族のおいしそうなお料理が出てくるんだもんw
なかなかお腹が空いちゃう内容ですw
半熟スクランブルエッグ、食べたい。
そして猫ちゃんがこんなに家族の事わかってたら怖いなw（図）

2018/09/21

図書館で借りたもの。
小巻おかあさんの家で飼われることになったチマキ、ノリマキの迷いネコ兄弟。複雑な関係だけど仲良しな大家族「宝来家」で、食事を一手に引きうけているのはおかあさんの息子・カガミさん。家族の健康を第一に、カガミさんは美味しくて身体にいい食事を黙々と作り続ける。
初読みの作家さん。

猫のチマキ目線。
人間以外の目線で書かれてるの好きだから面白かった。
複雑な家族構成だけど、すごく楽しそう～
お料理シーンもいっぱいで、好きな雰囲気の作品なんだけど、読むのに時間がかかった。
登場人物(＆猫)が多いから？名前や続柄も最後まで覚えられなかった…。

生まれた日の曜日を名前に入れるって面白いい。
木曜日生まれで樹、金曜日生まれで鏡とか。
｢小食堂｣｢家事室｣憧れる～！

読んで作ってみたいと思ったもの↓
・カレールーの油脂こわい…。カレー粉で作ってみようかな。
・白滝と干したきゅうり、大根のサラダ
干し野菜にチャレンジしたい！
・鶏肉とりんごの煮物
・納豆にカラシではなく、粒マスタード！
・ネギ油

2017/12/21

好き！猫のあざとかわいさもさることながら、カガミさんと桜川くんの関係が明確だけど過剰じゃない程度に描かれていて、あー彼らの続きが気になるわ～と思いながら終わる。
カガミさんのつくるお料理も美味しそうで、こういう食生活羨ましい。

2017/10/09

複雑な関係だけど仲良しな大家族・宝来家で飼われる事になった猫のチマキと弟のノリマキ。チマキの目線で語られる1年間は、まさに長野まゆみ版『吾輩は猫である』。

今まで私が読んだ長野作品の中では、最新の長編です。
登場人物がとにかく多く、巻頭の人物相関図を何度も見返しながら読みました（図は宝来家の人々だけなので、友人知人の名前が出て来るとやっぱり「誰！？」ってなってしまったのですが）。
固有名詞も独特なので、これ人だっけ？猫だっけ？なんて混乱も多少あったんですけど、あえて種族を明記せず「友人」としてカテゴライズする感じが逆に猫っぽいというか、このかわいい猫ちゃんが一生懸命説明してくれてるから私も頑張って聞くね！という気持ちになったのでした。

早春から真冬にかけての移り変わりを彩るのは、宝来家の賄い係であるカガミさんが作る手の込んだ料理（勿論猫の食事も）。
料理に関する描写が小説全体の40％くらいを占めているのでは？と感じたんですけど、更にその中の結構な分量が低カロリーと減塩の話なので、ジャンクフード大好き激辛大好きの私は耳が痛いのを通り越して心が無になりました。無。

特に大きな事件が起きるわけではないんだけど、お互いを尊重しつつ淡々と暮らす宝来家の面々のお話はとても魅力的。それこそ、添加物や刺激物を使わず自然の甘さや旨味を生かしたカガミさんの料理のよう。

私にはちょっと物足りなかったな……。

2017/05/03

図書館で借りた本。
宝来家の飼い猫、チマキが「お母さん」の小巻さんが書いているエッセイコマコマ記をまねて書いている作品。宝来家に来てから謎に思っていたことが、読み進めていくうちに少しずつ解決していき、一話ごとに「え？そうだったの？」が増えるお話で、楽しく読み終わることができた。お料理苦手だけど、家族の健康と美容のために、たくさんの手間を加えるっていうのも、いいなと思った。思っただけ。実行は困難である。

2017/04/01

にゃんこの視点で描かれる、
とある一家とご飯のお話。

家族構成がやや複雑だけれども読み進めていくうちに徐々に馴染んできてあまり気にならなくなる。まるで自分も「宝来家」を訪ねて一緒に食事会を楽しんでいるような気分に…！
猫に、フランス人に、ちびっこに、幽霊まで。様々な人達に囲まれて過ごす約1年間。

＊

作中に登場するお料理がとにかく美味しそう！一家の朝・夕の食事を全て担当するカガミ青年の、料理や食材に関する豆知識やカロリーの話はすっごく為になり、思わず自分の食生活を見直すきっかけにもなりました。実際にお料理の写真やレシピがあればもっと嬉しかったなぁ〜。

＊

そんなカガミさんは中学高校時代からの先輩で、最近すぐ隣の家に引っ越してきた桜川くんに片想い中。当の桜川くんはその気持ちを知ってか知らずか(天然たらしなのか…)思わせ振りな態度を取ってカガミさんを戸惑わせては楽しんでいる様子。でもすっごく優しい人

彼らの関係はすっかり周知の事実らしく空気を読んで2人きりにしてあげたり、暖かく見守ってあげていたりと、なんて優しい世界なんだ；；

桜川くんが登場してくるたびに、カガミさんとのやりとりを読んでいる私の方がドキドキしてしまうほど！

ただ、なんの進展もなく終わってしまったのが残念。これからの進展に期待したい！

そして、
ご飯もおかわりを！

2017/03/15

表紙が可愛くて手に取ったけど登場人物が多くて混乱しちゃうのと、もっと読みたいと思えず途中でもういいか。と諦めてしまった。

2017/01/02

だらだらと
料理の描写だけが続き、話はほとんど進まない。面白くない。

就職浪人したホモの鏡がまかないとして働く大家族を中心とした一年の話。
何も進まない。そして、太ることばかりを気にして、肉など殆ど出てこなくて逆に不健康、不自然な香のする料理の描写のオンパレード。
設定は家族に飼われているちまきという猫が書いているということなので「チマチマ記」なのだが、スケールがチマチマしてつまらない。

2016/09/23

猫視点からの短編集。何やってるのよ早くどうにかなりなさいよ……！というもどかしいカップルが微笑ましいです。

料理描写はあまり実用的ではないけれど美味しそう。
ほんのりと匂うように進行していく恋模様の見せ方が良かった。

2015/01/12

宝来家で飼われることになった猫のチマキ・ノリマキ兄弟。
チマキの視点で宝来家の日常が描かれる。

季節ごとのお料理がとても美味しそう。カロリーとか気にしていないけれど、こんな風に丁寧に料理をしたいなと思える。
レシピ本出たら良いのに。