夏目友人帳(14) の商品レビュー
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人間との関わり 妖怪との関わり 今の関係があり 今までの関係がある 今に伝わってない あんな人がいたから今があるのだけど あんな人はどんな人なんだろうってことが 気になり始める 一緒に過ごしたことはないけど 一緒に過ごしたことがある妖怪から その人のことを 少しだけ感じられるようになるんです 世界を超えて 時を超えて 繋がる
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第55話●音無しの谷 第56話●悪戯な雨 第57話●変わらぬ姿 第58話●同 第59話●同 特別編12 夏目観察帳⑥
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この巻、エピソードが全般的にかあいい…声が出なくなった夏目をレイコだと思って一心に看護する妖(小鳥みたい。目がかあいい)とか、50年前の雨の日に借りたタオルを返そうと必死になる妖(てか見た目ただの幼女…)とか。人間相手の時より、コミュニケーション手段がワイルドなんだけど、ひたむきで無邪気なので憎めない。そのたびに拉致られたりする夏目は多少不憫に思わなくもないけど。壺の妖怪も、思い込みの激しいストーカーだけど、それでも人間のような邪な動機ではないところに、多少は憐れみをかけたくなる。多少ではあるけれども。
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8-14巻まで。お祓いの人との確執がどんどん進んで、それと戦うために少しずつ力をつけていく、みたいな物語になると思ったけど、それなりの緊張感は残しつつも、相変わらずのほのぼの感がそれを覆っていて、相変わらず良い雰囲気です。ちょっと緊迫したなって思うと、ふと温かくなる妖怪との触れ合...
8-14巻まで。お祓いの人との確執がどんどん進んで、それと戦うために少しずつ力をつけていく、みたいな物語になると思ったけど、それなりの緊張感は残しつつも、相変わらずのほのぼの感がそれを覆っていて、相変わらず良い雰囲気です。ちょっと緊迫したなって思うと、ふと温かくなる妖怪との触れ合い話が挟まれたり、緩急のつけ方も素敵。少年漫画的なケジメとか、大いなる目標に向かって、みたいな物語も大好きだけど、こういうほんわか系も大歓迎。無理な展開は期待してないんで、この調子で続いていって欲しいです。
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こんなに穏やかに流れるコミックは良いですね。 ゆっくりと流れる中にも、妖したち、 友人たちとの関わりにも少しずつ変化が見られ、 かつ、レイコさんへの興味が深まってきたようで、 夏目自身の成長を追っている気分になれます。 田辺も良い友ですなぁ。
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"「ーー最近 変わった人に会ったのよ 人間のくせにこの私に話しかけてくるの 木に登ってたら危ないから降りなさいとか もうおそいのに外を出歩くなとか 男のくせにこうるさくて苦手なんだけど ーー多分他の町に住んでいて たまに ふらっとこの町にくるみたい その人が時々お饅頭を...
"「ーー最近 変わった人に会ったのよ 人間のくせにこの私に話しかけてくるの 木に登ってたら危ないから降りなさいとか もうおそいのに外を出歩くなとか 男のくせにこうるさくて苦手なんだけど ーー多分他の町に住んでいて たまに ふらっとこの町にくるみたい その人が時々お饅頭を買ってくれるの 七辻屋っていうとてもおいしいお店なのよ」"
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何も変わらない日常(というには、非日常的すぎるけれども)を繰り返しているようでいて、ちょっとずつ、ちょっとずつ、話が進んでいく。こういうの、何かいい。
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1巻から一気に読みました。 夏目の優しい性格でどの物語もあたたかみがあって、妖って怖いはずなのにあまりそう感じることがありません。 ニャンコ先生の優しさもとても好きです。続きが楽しみです。
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話たくないことは、話さなくていいんだよ。 田沼の一言がとても心に沁みました。 レイコさんのこともだんだん明るみになっていきますね。巻が進むにつれ、レイコさんの笑顔が、笑顔ではなくて悲しそうに見えてくるんですよね。優しい人なのに、伝わらない。せつない。 『友人帳』という名前の理由...
話たくないことは、話さなくていいんだよ。 田沼の一言がとても心に沁みました。 レイコさんのこともだんだん明るみになっていきますね。巻が進むにつれ、レイコさんの笑顔が、笑顔ではなくて悲しそうに見えてくるんですよね。優しい人なのに、伝わらない。せつない。 『友人帳』という名前の理由が少しわかった気がします。
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読み直し月間で読み直したんですが、 最初に読んだ時の感想が残っていたのでそのまま残しておきます。 確かに今読んでも、特別編の中級主人公の短編が一番うるっと来ます。 人間が野生動物とかかわりを持った時と同じような気持ちなのかもしれないですね。 当時評価は3でしたが、あげて4にします。 以下、読んだ当初感想。 大好きな夏目シリーズ最新刊ですが、 期待度大だっただけに、今回はちょっといまいち。 初期の頃の感動系が薄くなってきた感じがします。 やっぱり、夏目が成長しちゃったからなのかな。 最後の中級の短編が一番、夏目っぽくてぐっときちゃった。 中級、これからも名前なしでいきそう。
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