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ロング・ロング・アゴー の商品レビュー

4

145件のお客様レビュー

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    30

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2019/06/27

重松清さんの小説は初読みでしたがとても良かったです。主人公が子供の頃を振り返る6つの短編。切なさと懐かしさとが混ざり、しんみりと、じんわりと心があたたまりました。うまくいかないことばかりだとしても間違ってなんかいない。どんな人生も意味も価値もあるものなのだろう。うまくいかない人達...

重松清さんの小説は初読みでしたがとても良かったです。主人公が子供の頃を振り返る6つの短編。切なさと懐かしさとが混ざり、しんみりと、じんわりと心があたたまりました。うまくいかないことばかりだとしても間違ってなんかいない。どんな人生も意味も価値もあるものなのだろう。うまくいかない人達、生きるのが上手くない人達のことが、とてもいとおしく感じる作品ばかりでした。

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2019/03/31

なんか前に読んだものと似たパターンで感心しないなぁと思っていたら、著者曰くその作品の兄妹編とのこと。主旨は判るし、重松さんの児童心理描写は卓越してるのですが…。やっぱり食傷気味で乗れませんでした。うん、読むタイミングが悪かった

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2019/03/24

「会えない日々」について考えた。再会よりロマンチックになるように、それを意識的に伸ばしていることがある。その時間がすごく価値があること、意味を持っていることを再確認させられた。重松清をもっと読みたくなった。

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2018/07/13

「永遠」と「チャーリー」が好き、自分のように影のある子ども時代があるからだ。ユウちゃんみたいに純粋のままじゃいられなかったけど、村田みたいにいじめられた経験はある。登校拒否にはならなかったけど大好きだったサッカー部は辞めてしまった。いま思うといじめられたことよりも大好きなサッカー...

「永遠」と「チャーリー」が好き、自分のように影のある子ども時代があるからだ。ユウちゃんみたいに純粋のままじゃいられなかったけど、村田みたいにいじめられた経験はある。登校拒否にはならなかったけど大好きだったサッカー部は辞めてしまった。いま思うといじめられたことよりも大好きなサッカーを辞めてしまったことが、オイラの人生には予想以上に大きな影響があったような気がする。一緒に冒険をしたシノケンを忘れないユウちゃんは素敵だ。そして、会いに来てくれたシノケンも。チャーリーに自分を重ねる村田が大人になって息子と自分を重ねる。本人には聞こえない声でそっと応援して見守る。チャーリーも村田にとってそんな存在だったのだろう。子どもの頃はおとなになれば強くなれると思っていたけど、子どものほうがよっぽど強いかもしれないといまは思う。親にも先生にも友達にも相談できずに戦かうことも多かった。おとなになったら酒を飲んでくだを巻いて愚痴を言って、解決もしないのにストレスだけ発散している。ユウちゃんも村田も抱きしめたくなるよ、大丈夫って。素敵な大人になってほしいな。そして、オイラもそうありたいと思う。

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2018/02/19

冬になると、重松作品を読みたくなるのはきっと、切ないながらもハートウォーミングだから。 今作も、いつもながら、どうしようもない人生の諸行無常を織り交ぜつつ、こどもたちの心の機敏がたくさん描かれています。 短編集だけど、最後にさくっと繋がります。

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2018/01/08

どこにでもいそうな誰かが語る、遠い遠い昔の思い出話が6本。「あの時こうしていれば……」「あの子にもっとしてあげられることが……」という過去の悔いをすくい上げるような読み味で、なんとも言えず切ない気分になった。

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2017/07/25

あとがきにある通り、「気をつけ、礼」の姉妹本みたいな内容。単行本では「再会」というタイトルだったそう。私はそっちの方がしっくりくるかなー。 大人になって、子供の頃の思い出の人との再会。生きて会えるかどうか、は別にしても、思い出すだけで、その人の中では「再会」に等しいんだろうなぁ。

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2017/05/17

大人には必ず子どもの時代がある。 子どもの時代があったおかけで、 大人になります。 純粋でまだ何も知らない子ども時代だからこそ 大人になってからより、 傷つきやすいし、逆に楽しいんだろうなぁ。 大人になっても、自分の核にあるはずの 子どもの気持ちを忘れずに楽しく前向きに生きたいも...

大人には必ず子どもの時代がある。 子どもの時代があったおかけで、 大人になります。 純粋でまだ何も知らない子ども時代だからこそ 大人になってからより、 傷つきやすいし、逆に楽しいんだろうなぁ。 大人になっても、自分の核にあるはずの 子どもの気持ちを忘れずに楽しく前向きに生きたいものです

Posted byブクログ

2017/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いいものあげる」なぜ美智子ちゃんの寂しい部分が一番伝わる。 「ホラ吹きおじさん」こんなおじさん、僕の人生にもおるよ。 「永遠」ユウちゃん。こんな奴もいたわ、今だに再開してないけど。 「チャーリー」スヌーピーもチャーリーブラウンも僕の人生にないけど、そういう反面教師的なのもあるよ。言いたいことは理解できる。 「人生はブラの上」こんな奴もおったなぁ〜。僕の人生のムウちゃん。愛してやまない彼だった。 「再開」最初の美智子ちゃんの連作ですね。僕も美智子ちゃん好きなほうだったので結末はかなしかった。

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2016/07/26

遠い昔のあの頃、何故か魅力を感じた『あの人』を思い出す物語。単行本「再会」を改題 した短編集。 今から思えば、子供の頃の自分自身はなんかズレてたように思う。自尊心が強すぎるのか、自分が何者なのかわからないのか。多くの人と出会い、そして別れて、今の自分が形成される。そんなことを思わ...

遠い昔のあの頃、何故か魅力を感じた『あの人』を思い出す物語。単行本「再会」を改題 した短編集。 今から思えば、子供の頃の自分自身はなんかズレてたように思う。自尊心が強すぎるのか、自分が何者なのかわからないのか。多くの人と出会い、そして別れて、今の自分が形成される。そんなことを思わせる、ちょっとビターなストーリー。

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