記憶の海 の商品レビュー

村山由佳【著】,結布【イラスト】

2017/01/08

由利子さんはいい女性だ。
辛い出来事も乗り越えて、自分の足で進んでいき、その上で人を大切に思い、人に頼ることができるなんて、憧れます。

2016/09/18

続きが気になり読み進め、初めはとにかくみんなが勝利の事を心配している様に涙を浮かべつつ読みふけた。
知りたかったみんなの近状に満足しつつ…え、あと1冊で終わると言うの？嘘でしょ…？としか思えない。
うーん、続きをこのまま読むしかないのか…！

2016/03/04

久々のおいしいコーヒーシリーズ。発売から3年半も経ってるから、最初は何が何だかさっぱり。今回は勝利の目線ではなく、丈の目線で日本に残された人々のその後を描いているから、割と説明も多く、何ページか読み進めるうちに違和感も消えてきた。何と、このシリーズ、19年も続いているんだそう。それも次回作で終わりになりそうな感じ。寂しいけど、それぞれの結末が楽しみ。

2016/02/27

言葉で言い表すのが難しいことを、それぞれの登場人物らしい形で話している。
今回は特に、相手と周りを慮りつつも自分の気持ちを打ち明けるには相当覚悟のいる場面。

本当にこの著者の言葉選びには毎回感服。
付箋を付けるとしたら結構な量になるかも…。

確実に蛇足だけれど…一時期頻繁に帯で目にし食傷気味だった「泣ける～」のような謳い文句の小説とは別次元の物語。

2015/09/04

事件後、ショーリがオーストラリアへ行っている時の出来事が丈の目線から語られている(゜゜;)ショーリもツラいけれど、日本の皆さんもかなりツラいな～(T-T)でも心が強く、優しい人ばかり！(^^)日本の皆さんの受け入れ態勢は万全だから、早くショーリに帰ってきて欲しい！じゃないと、かれん が可哀想だ(ToT)

2014/09/15

セカンドシーズン第7巻！
舞台が日本に戻り、今回は丈視点で物語が進んでいきました。初めは単純で軽い男の子だと思ってたけど、丈は優しくて本当にいい人だと思います。勝利と丈の2人のコンビ、好きです。
マスターと由里子さんの苦悩、残されたかれんの辛さ、勝利のことを心配している丈。
勝利視点は今回は出ず、次に何かがありそうな予感です…

2014/02/28

もう19年も続いてるんだなあ、このシリーズ…。
読み始めた頃はずっと年上だったショーリの歳を追い越し、かれんの年齢に近づいてるというのが変な感覚。

なかなかストーリーが動き出さなくてもどかしいけど、おもしろかった。
日本にいる側の状況は全くわからなかったけれど、今作で日本側の時間はゆっくりと、しなやかに動き出してるんだなあと少しほっとさせられました。
ずっとつきあってきてる登場人物たちだからか、みんなに幸せになってほしくて、愛着もあって。
だからこそショーリのつらさも、かれんのつらさも、丈のつらさも、由里子のつらさも、マスターのつらさも、全部全部痛いくらい伝わってきてしまって、どうにも涙腺が緩むのでした。

次の最新刊が出るのは冬なのでのんびり待ちますか。

2014/01/30

ジョーはいいなぁ。かりんはほんとうにしあわせものだなぁ。
前巻がショーリがずっとうじうじしていただけに、ジョーがすごいよくって、面白かった。うまく言えない。
そしてとても気になるところで終わる。続きが手元にあって、よかったー！

2014/01/04

気がついたら結構未読がたまってた！そろそろ完結？
丈がすごく大人になってて、あれ？こんな子だったっけ？？って思いました。いいねー、がんばる弟。
2013/12/22読了

2013/09/22

あの事件について、それぞれに思うところがあって、それぞれにつらい思いをして、でも生きているから、生きていかなければならなくて、少しずつでも前で進んでいかなくてはいけない。いつまでも後ろを向いてばかりではいられないから。由里子さんの思いとか、かれんの思いとか、誰しも「大人」で強いわけではない。でも、負の感情も受け止めてくれる人がいるから、歩いていける。それが「信頼」ということだ。そう言えば、かれんと勝利の間にもそんな「信頼」の問題があったなと思い出す。あれはどの巻だっただろうか。この問題は「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズを貫く大きなテーマなのかもしれない。
過去を変えることは出来ないし、きっと忘れてしまうことも出来ない。でも、みんなでまた幸せな方へ進んでいけたらいい。丈は本当に良い奴だ。