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記憶の海 の商品レビュー

3.9

30件のお客様レビュー

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2013/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

勝利がオーストラリアに行ってしまった、その間の日本での日々を、丈の目線から書いた一冊。 流産してしまった由里子の再スタート、おばあちゃんをマスター夫婦が引き取るという提案、日本でも、かれんの周りで、ゆっくりと、確実に時間は進んでいく。 そして、かれんは意を決して勝利に電話をかけるが、「逢いたい」という言葉に返事はもらえなくて。 勝利がいなくてもどかしいけど、それでもみんな少しずつ確実に前に進んでいる。 かれんが勝利との関係をあきらめなければいいのだけど。 次の巻に早く進みたくなる一冊。

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2013/06/05

丈君目線で前作の日本で起こっていたことが語られていく。 誰も責められないことがあるというのは辛いことだ。 丈君、いい男になったなーと思う。 いろんな新たなスタートにつながりそうな一冊だった。

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2013/04/18

2013/04/18読了 Eric Clapton の名曲 Tears In Heaven のエピソードは有名。 愛する者がいなくなり、気が狂いそうになるほど深い深い悲しみの底に追われる。 今巻は丈の視点から日本に残された面々を見つめる。 取り返しようも無い悲しみをもたらした事...

2013/04/18読了 Eric Clapton の名曲 Tears In Heaven のエピソードは有名。 愛する者がいなくなり、気が狂いそうになるほど深い深い悲しみの底に追われる。 今巻は丈の視点から日本に残された面々を見つめる。 取り返しようも無い悲しみをもたらした事件から、それぞれが思い思いに立ち直り動き始めている。それこそ、『 le vent 』風が吹くように。 時計の針を進める時の話し合いで、この Tears In Heaven が流れることは、必然のことなのかもしれない。 余談だが私はEric Clapton のナンバーの中ではChange The World が好き。エンディングか、勝利が再びみんなの前で笑える時がくるならばこの曲も幾分似合うかもしれない。 丈が語り手でよかった。姉が弟に感謝するように、読者も彼に礼を言うべきなのかもしれない。「弟」という複雑なフィルターはあるけれども、彼の一人の男という視点は、時に勝利以上に物事を冷静に見つめているからだ。 それもあるし、勝利の一人語りは辛すぎて、見ていられないこともある。 オーストラリアと日本が繋がった一本の電話の又聞きでさえ、痛々しいのだ。 本人しか乗り越えることが出来ない苦境にいるのはわかるが、勝利は早々に日本に戻って思い切りぶん殴られるべきなのだ。 おいしいコーヒーのいれ方シリーズは毎回引きが上手い。 マスターの型紙 という言葉は、髭のおじさんの苦悩をそのまま表していると言っても過言ではない。 続巻が待ち遠しい。

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2013/03/24

自分の精神状態と重なって、ぼろぼろ泣いてしまった。深夜3時に。 丈が大人になっていて。すごいやつ。 久しぶりにおいコーっぽさを感じて、よかった。 続きが早く読みたい。

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2013/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全巻のかれんサイドが丈目線で書かれていて、新鮮でおもしろかった。 ラストに近づきつつある感じがひしひしとあり、期待大。

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2013/02/17

『彼方の声』と時間軸は一緒の丈目線で書かれた日本編。 今まで勝利目線で書かれていたので丈目線は新鮮で面白かった。かれん目線もやって欲しいな。

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2013/01/02

 勝利がオーストラリアに旅立った後の日本側のお話。丈が人と人とを繋ごうとする必死さが伝わってきたし、マスターや由里子さんが色々な人を広い心を持って優しく包み込もうとすることで、自分たちも辛い経験から立ち直ろうとしていているのが伝わってくるホンワカストーリーでした。ようやく日本側も...

 勝利がオーストラリアに旅立った後の日本側のお話。丈が人と人とを繋ごうとする必死さが伝わってきたし、マスターや由里子さんが色々な人を広い心を持って優しく包み込もうとすることで、自分たちも辛い経験から立ち直ろうとしていているのが伝わってくるホンワカストーリーでした。ようやく日本側も動き出したなって感じ。かれんも頑張ってほしいな~。そして良い結末になるといいな~~。 ※ストーリーがゆっくりゆっくり(設定上しかたないのかもしれないけれど・・)しか進まないのがもどかしい!!私も広い心を持たねば・・

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2012/09/13

シリーズ通算17作目。主人公がいつもと違うのが新鮮でした。いつもの作者の暖かい描写が心地よかったです。 ただ個人的には主人公が違うのはサイドストーリーとして紹介されていたので、それを本編に持ってくるのはいささかどうなの?という気がしました。

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2012/08/16

今回は日本編。 って、言い回しがおかしいですが日本編です。 丈君、男前になりましたね。 姉を支えるまでになりまして、驚くべき進歩です(笑) これからかれんと勝利、そしてそのたもろもろどうなるんだろ。 気になりますね…

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2012/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おいしいコーヒーのいれ方 セカンドシーズン 7です。 今回は 海外でのた打ち回るショーリではなく 日本のほかの人たちの様子。こんな辛い時間をこんなにゆっくりと進めていく作者はそれほどいないのでは・・・ 過去形にして こんな事もあったねと 振り返る話が多いと思うのに、あえてそれぞれの立場、それぞれの思いをゆっくりと描く。 セカンドシーズンと銘打つものの・・・この本はジャンプJブックス。 中高校生が好んで読む種類の本です(恥ずかしながら・・)こんなヘビーな話になっていいのか?? あとがきには 19年続いた物語、あともう少しお付き合いくださいとありました。 とことんつきあいますよ(笑)文庫本は購入しています。 息子は 読み始めたようです。娘もそのうち手を伸ばすかな。 そのうち 三人で話ができるようになるかな

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