僕は友達が少ない(8) の商品レビュー
1-6までの既刊をひっくり返す展開で終わった7巻。それを受けてどう転ぶのか待望の8巻だったが、評価としては保留。しかしどうにも悪い予感がする。ライトノベルはギャルゲと違い、シナリオが一本道だという構造上、マルチヒロインものでも最終的には一人に絞らなければならないという縛りがある。...
1-6までの既刊をひっくり返す展開で終わった7巻。それを受けてどう転ぶのか待望の8巻だったが、評価としては保留。しかしどうにも悪い予感がする。ライトノベルはギャルゲと違い、シナリオが一本道だという構造上、マルチヒロインものでも最終的には一人に絞らなければならないという縛りがある。この縛りにどう決着をつけるのかを大別すると、?既定のメインヒロインEND?安定のハーレムEND?商業主義の人気キャラEND?作者の趣味の意外なキャラENDというところだが、本作はどうにも?誰も得しないノーマルENDを選びそうな運びでして…。予想が外れてなにかしらの決着がつくことを期待する。
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物語が動く中で、変わる人、変わらない人、変わらずにいられない人、変わるまいとする人。 隣人部の人間関係が動き出します。 とりあえず、理科かわいいよ理科。
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【読了】平坂読「僕は友達が少ない 8」 今月12冊目 アニメ終了後の最初の巻となる8巻。どうもMF文庫Jはアニメ終了後に影が薄くなるという印象があって、実際になかなか新刊がでなかったものだから心配していたのですけど、作者の入院とかもあったみたいで、だから僕は医者を信用できないという思いを強くしたわけです。 さてライトノベルの感想文を書く時に難しいのは、ストーリーがよりシナリオ的かつイベント的になっているので、その辺のネタバレをいかに回避しつつ書き上げるか・・・という点に尽きるわけです。これは実に一般文芸書の感想を書き上げるよりも難しい。続巻物はその巻だけの限定テーマというものもないわけですし(あったりもしますが) という前振りをしつつ、本文の最終段落はネタバレありです。 この「僕は友達が少ない」という作品は、つまるところ人間と人間のつながりとはなんなのか・・・というテーマを、残念なキャラクター達を通じて描いているのだと思うのです。 それは水平方向のつながりであったり、垂直方向のつながりであったり。または時間軸上によって変化していく様であったり。それらを主観、客観を交えながら綴っているわけですね。 残念系なキャラクターを使うことによってだったり、ジャンル的なネタを若干、過剰気味に盛り込む事によってライトノベルの体裁になっていたりはしますが、この作品の全体のテーマは普遍性に富んだものであり、むしろ普遍性を際立たせる為の撒き餌としての残念系なのではないかと、この作品に関しては思うのです。 さて、以下8巻のネタバレを含みます。 理科のつくった9個。あれは隣人部7人+葵+日向で9つだったのではないですかね。実際に動かしているのは1つ。つまり小鷹が動くことによって、他の8人が動き出す・・・・、そんなことをメタレベルで示してたのではないかと思います。
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完結フラグが立ちまくり。 理科無双。幸村もいい。 しかしここにきてダメコメがラブコメになるとは… 現時点で肉が半歩リード、しかしおそらく ハーレムエンドしかありえない気が…
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ちょっと読むつもりが、あれよあれよと一気に読了。 前回の最後に理科が動いたので、何かしらの展開が・・・と思っていたのだが、現状維持に徹するヘタレ小鷹。 前巻の引きからの予想をことごとく覆させられるのは、はがないではよくありつつも・・・ねぇ;; で、現状維持しようとあがいている...
ちょっと読むつもりが、あれよあれよと一気に読了。 前回の最後に理科が動いたので、何かしらの展開が・・・と思っていたのだが、現状維持に徹するヘタレ小鷹。 前巻の引きからの予想をことごとく覆させられるのは、はがないではよくありつつも・・・ねぇ;; で、現状維持しようとあがいている小鷹に、星奈が超弩級の爆弾宣言をかますことで、自覚なしを装っていたが、自覚せざる得ない展開へ。 新たな第一歩は理科から。最初と最後が理科なので、全部理科にもっていかれてる感じ。 なによりも理科が僕っこだったのにびっくり。まさかこのタイトルは・・理科の!? 生徒会役員との関係も気になる所であるし、自覚した小鷹がどう動くかも楽しみ。
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