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ネバー×エンド×ロール の商品レビュー

3.4

20件のお客様レビュー

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2012/09/20

未曾有の大震災からの復興を目指す都市「札幌」で日常を送る主人公が、過去を遡れるという少女と出会うことで物語が動き出す、というお話。 章を追う毎に前章の疑問が晴れていき、序盤は不可解すぎて投げ出したくなるかもしれませんが、ラストではスッキリ&感動を貰える作品です。

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2012/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正直かなりのトンでも展開で物語が進んでた気がした。ベースがSFっぽくても展開がファンタスティックなパワーで進んでるんじゃないですかねコレーっていう。 ただそれに目を瞑れるだけのオチがあったのがよかった。 「母親が最期に見た景色を伝えたい」っていうこよみの動機が格好良すぎた。

Posted byブクログ

2012/08/31

タイムトラベル物ではありますが、そのトラベルの行き着く先とかお話ではないのでSFをもりもり読む人にはお勧めできません・・十八番のオチですしね(しかも好き嫌い激しい 正直あまり登場人物のバックグラウンドが描かれないので重みがない、バックグラウンド描かれてる人は伏線投げっぱなしジャ...

タイムトラベル物ではありますが、そのトラベルの行き着く先とかお話ではないのでSFをもりもり読む人にはお勧めできません・・十八番のオチですしね(しかも好き嫌い激しい 正直あまり登場人物のバックグラウンドが描かれないので重みがない、バックグラウンド描かれてる人は伏線投げっぱなしジャーマンで冷める。

Posted byブクログ

2012/08/28

少々哀しみのあるラストでした。すごく虚しい登場人物の顛末。 文章は読みやすく、スムーズに一日で読了出来ました。切ないsfモノを探している方は御一読されても損は無いと思います。

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2012/07/11

震災に見舞われて大規模な被害を受けた札幌 復興のための再開発が進められていくなか いつのまにか町を囲むように建設された巨大な壁 閉塞感に先が見えず、ここから出たいと切望する主人公の目の前に 突然、1人の女の子が降ってきた 白銀の髪に大きなバックパック そして印象的な青いペンダ...

震災に見舞われて大規模な被害を受けた札幌 復興のための再開発が進められていくなか いつのまにか町を囲むように建設された巨大な壁 閉塞感に先が見えず、ここから出たいと切望する主人公の目の前に 突然、1人の女の子が降ってきた 白銀の髪に大きなバックパック そして印象的な青いペンダントを首からさげたその少女は 遠い遠い、 遥かな未来から落ちてきたのだ—— * 面白かったと思う! テーマも興味深かったし、章タイトルなんかの付け方も好き。 壁の中と外で対立があって、 というような流れで進むのかと思ったら 物語は全く違った様相を呈していき… 何故、札幌を囲うように壁が建設されているのか? 札幌の外の世界はどうなっているのか? 少女はどうして未来からやってきたのか? 展開が気になるお話でした。 ただ一つだけ ”——、それはなになにだ。” という表現多用しすぎ笑 例えばこれ 「——確かにとても美しい、それは光景のようだった」(316p) ことここに関しては文章もおかしいし笑 作者のお気に入りの表現なんだろうなぁというのはわかったけども、 こう頻発されると、イラッときてしまいます。 せっかく綺麗な文章表現とかもあるのに、ちょっと台無し。 これは、よほど印象づけたいシーンで使った方がいいなと 私的には思うので 一作品に使って2回くらいじゃないかなぁー マイナスでした あとラストは、辻褄としてはカッチリ合って なるほどーと思えたけど なんか悲しいというか虚しいというか。 やるせない。 結局は何もかも、無駄なんだねぇ…

Posted byブクログ

2012/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SFとも言えるし、タイムトラベルものとも言えるし、終末ものとも言える。パターンとしては割と好き。 全体としてのループ感を重視しすぎなのか、お話のメインであるこよみの印象が少し薄いのが残念。最後の章は少し蛇足に感じました。あれよりかは、こよみが最後にたどり着くところが見たかった気がします。

Posted byブクログ

2012/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイムトラベルものかと思ったら、仮想世界の話だなんて・・・ まぁ、そうすりゃ何でもOKになっちゃうけど もう少し、複線の回収してほしかったな あの腕はなんだったのか? こよみの大事な人とは? 先に過去にいったひととは? 過去にさかのぼったこよみは、探し人にであえたのか? どうも、疑問ばかり残る感じです。 「リング」・「らせん」のネタばらし系ですね

Posted byブクログ

2012/07/10

 3つの時代をそれぞれ異なるヒトの視点で書いた話です。どの時代にも未来から過去へと遡る、こよみという少女が出てきます。  主人公たちはそれぞれ異なる悩みを持っていて、物語を通して考え方を変えていきます。他の時代でも彼らが出てきたりその影響が出ていたりします。そして、読み進めていく...

 3つの時代をそれぞれ異なるヒトの視点で書いた話です。どの時代にも未来から過去へと遡る、こよみという少女が出てきます。  主人公たちはそれぞれ異なる悩みを持っていて、物語を通して考え方を変えていきます。他の時代でも彼らが出てきたりその影響が出ていたりします。そして、読み進めていくうちに、再開発事業によって札幌の周りに作られていった壁の正体がすこしずつ見えていきます。  こよみが旅立つシーンは彼女の覚悟にとても感動しました。  ただ、最後の章は――人によって解釈も変わると思いますが――それまでの物語が機械の中だけで起こった無意味なものに思えてしまい、あんまり好きではないです。

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2012/07/09

『壁に囲まれた街』という舞台に魅力を感じて購入しました。 この作品はその展開方法が特徴的で、ストーリーが「進む」ほどに少女の物語は始まりへと「戻って」いきます。 分かりづらい表現ですが、夢野久作さんの『瓶詰の地獄』を思い浮かべて頂ければ、少しは理解し易いかと思います。(^_^)

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2012/12/11

過去へとタイムスリップできる少女・こよみを軸に、2029年、2053年、そして3367年の札幌で巻き起こる事件が描かれた作品。 物語は上の年代順で進行していくが、過去へと遡るという特性上、少女視点では物語が過去に向かって進行しているという構成が面白い。 物語序盤はあまり好きに...

過去へとタイムスリップできる少女・こよみを軸に、2029年、2053年、そして3367年の札幌で巻き起こる事件が描かれた作品。 物語は上の年代順で進行していくが、過去へと遡るという特性上、少女視点では物語が過去に向かって進行しているという構成が面白い。 物語序盤はあまり好きになれなかったものの、未来の世界で何が起こったか(少女の過去)が明らかになるにつれて、どんどんのめりこんでいきました。

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