あのとき始まったことのすべて の商品レビュー
中学生の時は、自分の気持ちを伝える事が恥ずかしかったり関係性が壊れる事をすごく恐れたり。でも、大人になったからこそ、伝えない事の後悔がわかる。伝えたからって全てが上手くいくわけではないけど、自分の心に素直になる事で軽くなるなぁと思えた!
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ふわりと淡く優しい印象な作品でした。 オーソドックスと言えばそんな感じも、しかしながら最初から最後まで雰囲気は崩さず、淡く甘酸っぱいお話に、おっちゃんは惹かれました。 淡い黄色、ないしは黄緑色な色彩を思わせる本作、またしておっちゃんのお気に入り候補にあがる著者様を見つけました...
ふわりと淡く優しい印象な作品でした。 オーソドックスと言えばそんな感じも、しかしながら最初から最後まで雰囲気は崩さず、淡く甘酸っぱいお話に、おっちゃんは惹かれました。 淡い黄色、ないしは黄緑色な色彩を思わせる本作、またしておっちゃんのお気に入り候補にあがる著者様を見つけました。 涼しくなりつつある秋の夜長、センチメンタルにふけるには良い塩梅の作品でした。 ちなみに気に入ったワンシーンが一つ。修学旅行編の白原母娘が梅酒を酌み交わすシーン、ここが好きですね。娘が少しずつ大人になりつつある会話を交わすシーンには、ホッコリとしました。 「あのね、不思議ちゃんはやめてよね。どうせなら小悪魔ちゃんとかになってね」 「難しいことを言うね」 「一生懸命やらなくていいから、上手くやってほしいのよ」 人生経験を積んだ母ならではのアドバイス。 処世術と言えばそうだが、しみじみ感じるワンシーン。何のけない場面なんですが、気に入りました。 今後も著者の作品を追ってみます。
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とてもとても愛おしい。 「○○だと思っていた。」という文章に対して、ずっとマイナスなイメージを抱いていたのだが、これ程プラスで抱擁的な文にもなるのかと謎な関心を抱いていた。白原さん的な発想なのかもしれない笑 地に足の着いた物語のように見えて、実はかなり上手く行きすぎているのは分か...
とてもとても愛おしい。 「○○だと思っていた。」という文章に対して、ずっとマイナスなイメージを抱いていたのだが、これ程プラスで抱擁的な文にもなるのかと謎な関心を抱いていた。白原さん的な発想なのかもしれない笑 地に足の着いた物語のように見えて、実はかなり上手く行きすぎているのは分かりきっている。けどこの温かさが凄く良いんだ。 普段何気なく話しているどうでも良いことを、どうでも良くしていたのは自分自身で、それをもっと大切に感じ取れる自分がいればもっと人生が面白くなるのかもしれない。 覚えておきたい、残しておきたい、そう思った瞬間をこれからいくつかちゃんと覚えて残しておこうと思う
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胸が熱くなるラブ・ストーリー 社会人3年目――中学時代の同級生の彼女との再会が、僕らのせつない恋の始まりだった……『100回泣くこと』『僕の好きな人が、よく眠れますように』の中村航が贈る甘くて切ないラブ・ストーリー。
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あの時、こう選択すれば良かった! 良い意味で懐かしさを思い出す作品です。 学生のころに読むのか、大人になって読むのかで全く感じ方が違う非常に楽しめる物語でした。 自分は覚えていない行動も、他人からすると鮮明に覚えている、あるあると思いながら読みました。 学生のころは人との距離感、...
あの時、こう選択すれば良かった! 良い意味で懐かしさを思い出す作品です。 学生のころに読むのか、大人になって読むのかで全く感じ方が違う非常に楽しめる物語でした。 自分は覚えていない行動も、他人からすると鮮明に覚えている、あるあると思いながら読みました。 学生のころは人との距離感、相手の感情がわからないものの、うまく踏み込めない、 大人になったらなったでいろんな制限が出てくる。。。 全ては自分次第であるのだが、多くの人は上手くいきれないんだなと考えさせられた。 昔好きだった人に連絡しようかとも思ったが、もう家庭もあるし、ノリで電話してその先何がしたいのかもないので、そう思わされたその点が☆マイナス1。 ただ、今の人生に後悔はなし!!
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じんわり心があたたくなる作品。 切ないんだけど、学生時代とは違う現実と向き合っていることに共感した。 第二章で、白原さんからの視点で語られるのがすごくいい。 普通のことをしていたのかもだけど、誰かにとっては特別なことだった。素敵。
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バタフライ効果になぞらえて紡がれる物語。 知らず知らず過去に撒かれた種が現在を彩っていく展開に引き込まれた。 カ行変格活用のこーきーくるくるの響き、同級生がくれる小さな手紙、バカな男子、白原さんの視点で書かれる過去編は自分が中学生だった頃を思い出させてくれる。灰色の中学時代だったけど、今思えば私の中学校時代もそれなりに輝いていたのかしら。 石井さんの選択には共感できなかった。遠距離になるから別れるというのがどうも私には理解ができないのである。 白原さんは『さよなら、手をつなごう』の“ジオラマ”の彼女かな?
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うーん、男性が昔好きだった子に再会して盛り上がっちゃったけど女の子の方はそこまで盛り上がらなかったっていうパターンや…と思えてしまって あんまり。 女の子は色々めんどくさいから、そういうものを吹き飛ばすために笑わせることが、女の子を守るっていうこと。というところは好き。
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学生時代に好きだった子と社会人になって再会する、そのシチュエーションだけで誰もがときめく。 煌めくようなあの頃と、何かが違う今、そして大人になった僕たちの恋愛の行方は。みんなが好きな中村航さんの魅力の全てがつまった一冊で、控えめに言って至極。切ない、悲しい、嬉しい、いろんな気持ち...
学生時代に好きだった子と社会人になって再会する、そのシチュエーションだけで誰もがときめく。 煌めくようなあの頃と、何かが違う今、そして大人になった僕たちの恋愛の行方は。みんなが好きな中村航さんの魅力の全てがつまった一冊で、控えめに言って至極。切ない、悲しい、嬉しい、いろんな気持ちを感じることができる。
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