ふちなしのかがみ の商品レビュー
ホラー仕立ての不思議な5つの短編物語という印象。 現実と非現実の境界線にいるような曖昧さがあり、その怪異故に不気味に感じる話も多いものの、 それだけでは無い良さがありました。 「おとうさん、したいがあるよ」では、家中から死体が沢山見つかるところの描写は何だか滑稽で、 最後の「八月...
ホラー仕立ての不思議な5つの短編物語という印象。 現実と非現実の境界線にいるような曖昧さがあり、その怪異故に不気味に感じる話も多いものの、 それだけでは無い良さがありました。 「おとうさん、したいがあるよ」では、家中から死体が沢山見つかるところの描写は何だか滑稽で、 最後の「八月の天変地異」はホッコリした話になっていて、温かくなりました。 (単純な怖さなら「子どもたちは夜と遊ぶ」とかの作品の方が怖いかも?)
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怖くて不思議な話で面白い。現実と幻想の狭間の境界線がふちなしなのかと思った。ゆらゆらと怖さがやってくる。
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辻村深月さんの本は大好きでどれも楽しく読んでますが、この本はよく分からなかったです。1話目と最後の話は分かるのですが、他2つが??という感じ。自分の読解力が足りないのかな?
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辻村さんの作品を読むのは2作目。デビュー作よりこちらの方が好きだな〜 階段に棲んでいる花子さんの話面白かった。 花子さんといえばトイレなイメージがどうしても強い中の怪談。欲しいものをくれたのに、何も返せないまま亡くなった女の子のために復讐?する花子さんの怖いこと… もらった...
辻村さんの作品を読むのは2作目。デビュー作よりこちらの方が好きだな〜 階段に棲んでいる花子さんの話面白かった。 花子さんといえばトイレなイメージがどうしても強い中の怪談。欲しいものをくれたのに、何も返せないまま亡くなった女の子のために復讐?する花子さんの怖いこと… もらった飴をなかなか食べない、箱は受け取らない…花子さん側も粘るも相手は知らずうちにスルーしていく…花子さんが後半種明かししていき、担任のみるみるうちに青ざめていく顔が目に浮かぶようで面白かった。
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特別謎が明かされる訳ではなく、はっきりしないところに怖さを感じる小説。 七不思議や怪談を本気で信じていた時代が懐かしい。
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しっかり怖い。短編なのに毎話終盤で伏線回収というか、前半で読み流していたところが重要なポイントになってきて、無駄がなくて面白い!何度も読み返せる本です!ブランコをこぐ足は、まだ理解が足りていない気がします…
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21冊目 ゾワっとしたーー けど自分の想像力が乏しいんか、結局どういうことやったん?みたいなこと多かったかも でも面白かったし読む手止まらへんかった
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辻村さんのホラー短編集。 不穏でゾゾーとするけど、どんどん読めてしまう!こういう不思議な感じのホラー好き。 ラストの話は、普段の辻村さん作品に近い?ちょっぴり切ない友情の話で好きでした。
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短編集で読みやすい。 後書き通り、 ミステリ作家がホラーに挑戦した傑作 ホラーだけど酷くはない。 面白い
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かがみの孤城をおすすめした友達が、読んで辻村深月さんにハマったみたいで、お試しで買ったこの本が怖すぎで読みきれず、わたしにも読んでみる?と言ってくれました。 面白いんだけど、それ以上に怖さがあふれて無理……。ホラー苦手なのになんで借りちゃったんだろう、と後悔しました。友達は、おとうさん、したいがあるよまで読んだらしく、わたしはふちなしのかがみでリタイアしたので一作分多く読めたけど、おとうさん、したいがあるよがよくわかりませんでした。ちょっと大人向けだったのかな?今はピアノの上に置いてあります。ゴールデンウィーク終わったら即返したい……そういえば、カバーが二個もついてるんだな。一つ目も二つ目も怖いです……。
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