2033年地図で読む未来世界 の商品レビュー
2033 Atlas des Futurs du Monde http://www.hayakawa-online.co.jp/
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1. pp.70-71 世界都市 2025年の大都市がプロットされている世界地図です。右下の凡例によると、人口を表す輪っかが「人口が350万人を超えた時期に応じて色分け」されているとあります。緑が1950〜2009年、赤が2010〜2024年、紫が2025年以降です。地図に目...
1. pp.70-71 世界都市 2025年の大都市がプロットされている世界地図です。右下の凡例によると、人口を表す輪っかが「人口が350万人を超えた時期に応じて色分け」されているとあります。緑が1950〜2009年、赤が2010〜2024年、紫が2025年以降です。地図に目を転じるとたしかに3種類に色分けされているのですが、赤や紫に色分けされている都市も、ほぼ例外なく2009年以前に人口350万人を超えているはずです。出典は国連のWorld Urbanization Prospectsということなので同じソースをあたってみましたが、例えば紫になっているナイジェリアのラゴスは1985年には350万人に達しています。ダッカ、北京、重慶、広州、コルカタ、ジャカルタなどなども同様です。 2. p.129 発展のフットプリント 2005年における世界のGDP割合を示したグラフですが、アンデス共同体の9.9%は、購買力平価ベースとしても、他と比べて大きすぎるように感じます。仮に、(別にくくり出してある)ブラジルを除く中南米としても大きすぎるようです。人口やCO2排出量のグラフともアンバランスですし、p.52のグラフと比べても一目瞭然です。
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"トイレ本。人口、エネルギー、気候など、未来の予想を図で示してある。今後の社会を予測することで、仕事のやり方、これからのトレンドなどを考える資料に最適。 今を生きていく上で、国内だけのことを考えているだけでは立ち行かない。様々な影響を受けざるを得ず、広い視野で物事を考え...
"トイレ本。人口、エネルギー、気候など、未来の予想を図で示してある。今後の社会を予測することで、仕事のやり方、これからのトレンドなどを考える資料に最適。 今を生きていく上で、国内だけのことを考えているだけでは立ち行かない。様々な影響を受けざるを得ず、広い視野で物事を考えないといけないことも気付かさられる。"
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グラフやチャートの見せ方がおもしろい。プレゼン資料作成の参考にもなりそう。 目次が勉強になります。今の世界を見るための一つの切り口を提示しています。
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20年後の世界に関し分析した本。 水資源を巡る紛争の可能性等、色々と考えさせられるデータが多かったが、最も衝撃だったのが、金属資源の枯渇に関するページ。 2009年の採掘量ベースで生産し続けると、ダイヤモンドが2017年、銀2028年、金2030年、鉄でさえ2042年と30年後に...
20年後の世界に関し分析した本。 水資源を巡る紛争の可能性等、色々と考えさせられるデータが多かったが、最も衝撃だったのが、金属資源の枯渇に関するページ。 2009年の採掘量ベースで生産し続けると、ダイヤモンドが2017年、銀2028年、金2030年、鉄でさえ2042年と30年後には枯渇してしまう。 世界中で次々と工業製品を生産し、モノがあふれる社会となっているが、そのような状態が良しとされる時代は、近いうちに終焉を迎えるということのようだ。
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今後起こり得る地球規模の環境変化(人口/移民/都市化/食料・農業/エネルギー/気候)を、多種多様なチャートと詳しい専門的な解説で、まとめられたもの。直面しなければならない厳しい事実と向き合う一方、それを端的に表現する、まるでプロのデザイナーが創り出したかのような、頭の良さを感じさ...
今後起こり得る地球規模の環境変化(人口/移民/都市化/食料・農業/エネルギー/気候)を、多種多様なチャートと詳しい専門的な解説で、まとめられたもの。直面しなければならない厳しい事実と向き合う一方、それを端的に表現する、まるでプロのデザイナーが創り出したかのような、頭の良さを感じさせる美しいチャートの数々に見入ってしまいます。一家に一冊いかがでしょう。
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2033年は遠い将来ではない。私より若い知り合いはほとんど生き残っているだろうし、私も生きている可能性がある。その時ドイツも日本も10%以上人口が減少する県が多発し、高齢化人口を支える力がなくなっていく。社会保障の問題は深刻だと心配してくれている。 正直、あまり詳しくは読んでい...
2033年は遠い将来ではない。私より若い知り合いはほとんど生き残っているだろうし、私も生きている可能性がある。その時ドイツも日本も10%以上人口が減少する県が多発し、高齢化人口を支える力がなくなっていく。社会保障の問題は深刻だと心配してくれている。 正直、あまり詳しくは読んでいない。原発エネルギーや原発での環境破壊が完全に頭から飛んでいることに幻滅を覚えた、ということもあるし、資源枯渇、水問題、移民等々、アメリカの問題意識が主流をなしていて、みていて面白くなかったということもある。 ただ、置いといて、時々見返すにはいい本である。 2012年11月24日読了
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【読書中のコメント】2012/10/15 著者はフランス人の人かな?高齢化社会の一例として日本のことも出てくる。他の例は砂漠化、エネルギー問題、水問題など。カラフルで見ていて楽しい。楽しく勉強しようっと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
世界にまつわる様々な問題を地図で知るができるのが今回の1冊。しかもアメリカ、イギリス発ではないフランス発という第3極の視点から知ることができるという意味で、珍しい。翻訳ものと言えば、どちらかに偏ることが多い。それだけにこういう本が出ることは、ほかの視点では世界をどう見ているか分かるという意味では貴重だ。 人口減少に関しては、日本に関する話題が載っている。他に人口減で困る国と言えば、ロシアだ。中国と国境問題を抱えているだけに、ロシアの人口が減少すると中国からの不法移民で、ロシアの領土が事実上占領される懸念が出ている。ロシアとしては、いかに中国に対抗して、開発を進めるかが課題となる。そこで出番となるのが日本と言いたいところだが、キツネやタヌキのような老獪な政治家がいなくなっている現状からすると、ロシアを手玉に取るどころか手玉に取られる可能性が高い。 カナダのケベック州が本書に載っている。フランス語圏だから関心が高いのかもしれないが、カナダ連邦から独立するかどうかという点で注目している。さまざまな要因が重なって一筋縄ではいかないようだ。 ページの多くを水や食料に関する話題に割いている。やはり、発展途上国での人口増加、経済発展に伴っての中流階級の増加が食料や水の消費を増大させるという懸念が広がっている。本来、食べるためにある穀物を燃料に利用する動きが出ている。バイオ燃料の材料として、トウモロコシ、サトウキビが浮かんでくる。著書でも指摘しているが、食用としての穀物と、燃料としての穀物の用途の違いで対立が生じている。食糧危機に陥っているところもあり、食料を燃料代わりにすることへの矛盾が生じている。 この地図を読むといろいろと考えさせられる点がある。今回の選挙前にも一度読んで、どこがエネルギー資源政策をしっかり考えているか見極めることも必要となる。
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何故、グローバル化するか?何故、穀物の価格が上がるのか?どうこの流れに適応すればいいのか?わかりやすい。
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