自由論 の商品レビュー
ミル『自由論』光文社古典新訳文庫 読了。思想言論の自由が民主主義にとっていかに重要か。多様な意見が自由に討論されることで真理の発見に近づく。他方で、多数派の専制を排し少数派に寛容であることが社会の進歩を促すことを指摘。岩波文庫で挫折していたが、なんて読みやすいのだろうと感心した。...
ミル『自由論』光文社古典新訳文庫 読了。思想言論の自由が民主主義にとっていかに重要か。多様な意見が自由に討論されることで真理の発見に近づく。他方で、多数派の専制を排し少数派に寛容であることが社会の進歩を促すことを指摘。岩波文庫で挫折していたが、なんて読みやすいのだろうと感心した。 2016/06/11
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こんなに読みやすい哲学書は初めて!というくらい読みやすかったし、ミルの時代は尖った意見だったかもしれないか、今の時代に求められてることも書かれており、必読だと。
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読みたかった。JSミルの自由論が新訳で読みやすく なって、文庫本で読めるということが、少し衝撃的な ことではないかと思います。 自由に関しての考察と、現代にも通用する論理とその 論理展開における思考の流れが読んでいて非常に 気持ちのいいものでした。 自由に対する社会政治的、哲学思...
読みたかった。JSミルの自由論が新訳で読みやすく なって、文庫本で読めるということが、少し衝撃的な ことではないかと思います。 自由に関しての考察と、現代にも通用する論理とその 論理展開における思考の流れが読んでいて非常に 気持ちのいいものでした。 自由に対する社会政治的、哲学思想的、慣習的、道徳的 それぞれにおける切り口においてのある意味 考えつくされているバイブルのようなものであるような きがします。 公私の区分の原理に結びついた思想と言論の自由によって、 世論=多数派の専制を抑止し、多様性を持った民主主義を 成熟させることの有用性を再認識させられる内容です。
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20数年ぶりに再読。新訳のおかげで当時よりはるかに読みやすい。今読むと教科書的な説教臭さが若干鼻につくが、やはり自分の軸の一つとして揺るがせに出来ない一冊だ。
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J.S.ミルの自由論は,学生時代からHarm Principleとの関係で注目して読んでましたが,岩波文庫の訳がなかなか読みにくくて文意がとれないところもありました。この新訳は,長々としたミルの文章を適宜分説するなどして読みやすく翻訳してあり,非常に新鮮な感じを受けました。ミルの...
J.S.ミルの自由論は,学生時代からHarm Principleとの関係で注目して読んでましたが,岩波文庫の訳がなかなか読みにくくて文意がとれないところもありました。この新訳は,長々としたミルの文章を適宜分説するなどして読みやすく翻訳してあり,非常に新鮮な感じを受けました。ミルの大胆だけれども,いちいち頷かされる思想に存分に触れることができます。
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言論の自由、多数派の横暴への抵抗、多様性の尊重、個性の尊重、公的権力の制限、小さな政府、自主性、自己責任…現代でも声高に叫ばれるこれらの自由主義的価値観の基底にあるのは、真理への欲求と進歩への衝動である。なぜ自由主義は必要なのか?それは真理を目指して進歩し続けることが、人類全体の...
言論の自由、多数派の横暴への抵抗、多様性の尊重、個性の尊重、公的権力の制限、小さな政府、自主性、自己責任…現代でも声高に叫ばれるこれらの自由主義的価値観の基底にあるのは、真理への欲求と進歩への衝動である。なぜ自由主義は必要なのか?それは真理を目指して進歩し続けることが、人類全体の幸福を増加させ、最大多数の最大幸福の実現に近づけて行くからだ。自由主義は功利主義的な価値を実現するためにベースとなるイデオロギーである。ミルの論理的で、熱く、説得力のある議論は、現代の私達が学ぶことができる最高の模範の一つである。
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宗教(主にキリスト教)の知識がほとんど無いので、そこについての記述はある程度割り切って流してしまったが、社会と個人という関係性についての名著であることに間違いはない。原著、岩波文庫版等を読んでいないのでどこまで”意訳”なのかが定かではないが、光文社古典新訳文庫の訳はとてもわかりや...
宗教(主にキリスト教)の知識がほとんど無いので、そこについての記述はある程度割り切って流してしまったが、社会と個人という関係性についての名著であることに間違いはない。原著、岩波文庫版等を読んでいないのでどこまで”意訳”なのかが定かではないが、光文社古典新訳文庫の訳はとてもわかりやすく、かつメモしておきたくなるフレーズが非常に多い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
だいぶ昔の本なのと、時代背景が 禁酒法があった時代のときなので、 相当自由が狭められている、 というのを理解して読まないとつらいかも。 それと一部分に 矛盾するのでは? という部分も見受けられます。 ですが、この本は昔の本ですが、 批判している部分は、 今でこそいかして欲しいものだと思います。 特にネットという時代があって 誰しもが情報を発信できる時代ならば。 そして、自分を持つことって こういう本を読むと、大事だなと感じました。
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なぜ国家が個人の自由を侵してはならないのか、人が自由であることの有益さ、どのようなときに自由が制限されるのか、が読んでいるだけで賢くなったように錯覚しそうになる文体で整然と書かれている。
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ヘイトスピーチは言論の自由か?。それだけではないが自由についての古典を読まねばと手にとった。意外と具体例を挙げなから自由を述べているので、想像しやすい。また、文体はも平易。今、気になっている言論の自由についても一章が設けられている。自由について考察するときまずは読むべき一冊だと思...
ヘイトスピーチは言論の自由か?。それだけではないが自由についての古典を読まねばと手にとった。意外と具体例を挙げなから自由を述べているので、想像しやすい。また、文体はも平易。今、気になっている言論の自由についても一章が設けられている。自由について考察するときまずは読むべき一冊だと思う。(もっと早く読むべきだったかも)
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