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国語授業・言語活動アイデア42 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2023/01/06

一文まとめ 「対話」があふれる言語活動、国語の授業を創り上げるにはまず、子どもが安心できる場がつくられ、対話の価値を教師がインストラクションし、子どもが理解することが大切で、そこから練習を重ねていくと子どもに身についていく。 以下感想 この本では、様々な言語活動が挙げられて...

一文まとめ 「対話」があふれる言語活動、国語の授業を創り上げるにはまず、子どもが安心できる場がつくられ、対話の価値を教師がインストラクションし、子どもが理解することが大切で、そこから練習を重ねていくと子どもに身についていく。 以下感想 この本では、様々な言語活動が挙げられているが、一番感じたのは「子どもがその言語活動の価値を実感して初めて価値のある実践になる」ということだ。 価値のインストラクションの重要性が述べられており、自分自身、言ったつもりになっていても子どもに全く通じていなかったり実感できていないということも多い。改めて、価値を伝えるという部分を見つめ直したいなと感じた。 価値のインストラクションを大切にしていく中で、言語のみに頼るのではなく、「やってみる」「見てみる」など体験をセットにしていきたい。 この本にも書かれている通りこれからの時代は、 「教えやすさの追究」から「学びやすさの追究」へとシフトチェンジをしていくことが大切。 この本でたくさん紹介されている実践を参考にしながら、様々な背景や持ち味を持った子どもたちが「学びやすい」授業づくりを目指していきたいと感じた。

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2019/11/12

石川晋さんの実践の蓄積量に驚く。 膨大な先行実践の研究と自身の実践の積み重ねを感じた。 可愛いらしい表紙の裏腹に、中身は重厚。 主体的•対話的で深い学びを実現するために授業をどう考えるか、その理論と実践が書かれている。 国語授業と書いてあるが、本書に書いてある理論と実践は他の...

石川晋さんの実践の蓄積量に驚く。 膨大な先行実践の研究と自身の実践の積み重ねを感じた。 可愛いらしい表紙の裏腹に、中身は重厚。 主体的•対話的で深い学びを実現するために授業をどう考えるか、その理論と実践が書かれている。 国語授業と書いてあるが、本書に書いてある理論と実践は他の授業と学級経営の根底に敷くべきことが書かれていると思う。 何か授業のアイディアが欲しい時に実践を見る。 理論を学び直したいとき、価値のインストラクションをどうするか悩んだ時には、じっくり読み直す。 色んな活用ができる本です。

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2018/12/24

国語授業と言いつつ、中身は石川晋先生の学校観・子ども観・授業観がふんだんに描かれている本。ブログで部分部分を拝読して知っていたことが、全て結ばれて、学級の様子を感じることができる。 アイデア42とあるけれど、私にとってはそんなのどうでもよくて、ただただそのアイデアの背景にある理念...

国語授業と言いつつ、中身は石川晋先生の学校観・子ども観・授業観がふんだんに描かれている本。ブログで部分部分を拝読して知っていたことが、全て結ばれて、学級の様子を感じることができる。 アイデア42とあるけれど、私にとってはそんなのどうでもよくて、ただただそのアイデアの背景にある理念などが印象的な本だった。

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2017/12/30

 いわゆるアクティブラーニング型の授業の方法が網羅的に紹介されている。著者は中学生をおしえる国語の教員だが、方法論は小学校や高校にも応用できる。また、大学生や社会人にも使える方法もある。  こうした授業を行うためにはやはり20人規模のクラスが望ましい。いろいろなアイディアが40人...

 いわゆるアクティブラーニング型の授業の方法が網羅的に紹介されている。著者は中学生をおしえる国語の教員だが、方法論は小学校や高校にも応用できる。また、大学生や社会人にも使える方法もある。  こうした授業を行うためにはやはり20人規模のクラスが望ましい。いろいろなアイディアが40人規模だと十分に発揮できないと感じた。

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2013/08/29

先行研究を洗い出した上で、各実践が教育界のどの流れを汲んでいるかが明確になっている。そのため、アイデアが単発でなく、一貫した思想に基づいて構成されていることが分かる。

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2012/10/27

『We』178号から新しく連載「公立中学校でしなやかに生きること」を書いてもらっている石川晋さんの本。図書館にリクエストしたものの、どうもまた図書館はこの本を「教員向け」に囲い込んで、一般貸しをしない本にしてしまうつもりらしく、「他市からの相貸になりますが、他市で予約待ちがあるの...

『We』178号から新しく連載「公立中学校でしなやかに生きること」を書いてもらっている石川晋さんの本。図書館にリクエストしたものの、どうもまた図書館はこの本を「教員向け」に囲い込んで、一般貸しをしない本にしてしまうつもりらしく、「他市からの相貸になりますが、他市で予約待ちがあるので、借りられるのはその後です」などと言われて、えらい長いこと待っていた(しかし、現在のところ、この本は「教員向け」にさえ購入されていないもようで、謎)。 字詰めや行数などのページデザインが私のアタマに合わないのか(私にはかなり詰まり気味に感じられた)、なんだか読みにくい本だった。 この本のキモは「対話」。石川さんは、例えばこんな風に書いている。 ▼生徒同士が親しく「対話」できるためには、「安心」も必要だ。無論「安心」して話せる「手立て」や「仕組み」や「内容」が、授業に用意されているか。これが重要なのはもちろんである。しかし、発言して「安心」な場になっていること、これが大前提なのである。(p.32) (石川さんの文章には、なんでかわからないが、ものすごくカッコ使いが多い。本文は、だいたいこういう頻度でカッコが使われている。) よりよい学びのためにも「対話」が大切だ、というようなことが、この本では理論的に迫ったり、手を替え品を替えの実践を例示したりで、縷々書き綴られている。 その、「こういうわけで、「対話」が大切」とか「こういうしかけで、「対話」がうまれる」というのは、読んでいると分かるような気がするのだが、てっぺんから最後まで読んでみて、「学ぶ」ってのは何なんやろか?というのが私には残った。 石川さんが何度も書く「(教師の)教えやすさ」よりも、「(生徒の)学びやすさ」だ、というのも、そこを読んでいるときには、なるほどーと分かる気はするのだが、学びやすいのか、学びにくいのかは置いといて、「学ぶ」って何なんやろと、やはり思うのだった。 (これは、「学校って?」というのにも似ている気がする。) 石川さんは『We』の連載でも、教室の雰囲気や授業の様子がよくわかるようにと、いつも写真を入れる。この本にも写真が山ほど入っている。『We』連載の写真をみたときから私がふしぎなのは、生徒さんがみんな、いつも「背中に校名が入ったジャージ姿」で、そして、石川さんは「ネクタイをしてスーツを着た姿」であることだ。 北海道あるいは上士幌町の学校では、生徒はこういうジャージ姿で学校生活を送るものなのか?と思い(みんながこの姿をしているというのは、別に制服があるのかどうか分からないが、一種の制服やなーと思い、ただ女制服と男制服がばっちり分かれることがほとんどという事実を思えば、ジャージ姿はジェンダーフリーではあるのかなと思い)、写真にはどうも他の先生がうつっていないが、先生には何かドレスコードでもあるのか、ネクタイ+スーツ姿は石川さんの好みなのか…というようなことが、気になるのだった。 (もう一度写真をよくよく見ると、たまにジャージ姿ではない生徒さんがうつっていて、それによると、女子はブレザー型、男子は詰め襟型という、ちゃんと男女に分けられた制服があるようだ。) この本には、「学級経営」とか「教室経営」という言葉がときどき出てくる。なんというか、先生が「自分のシマ」をものすごく意識した言葉のように私には聞こえるのだが、学校の先生には、これはアタリマエの言葉なんかな~と、そこもちょっとふしぎであった。 (「経営」というと、会社のシャチョーみたいなのを私がイメージしてしまうせいか。) 石川さんは、先人からこれを教わったとか、これを考えるにはこの本が分かりやすいとか、文中にはかなりこまかく資料が記されている。本のかたちをしたものはいいけれど、雑誌の2000年×月号とか1997年×月号といった10年以上前のものは、どれくらいアクセス可能なんかなーと思った。 (これだけ資料が列挙されているので、できれば章末か巻末に文献リストがあれば、なおいいなと思う。) 上士幌町は、うちからは遠い遠いところで、行ける機会があるかどうか分からないが、一ヶ月くらい、石川さんの授業とか、担任している学級のもようなどを見てみたいと思った(見るというより、できれば教室の一員となってみたい)。 読みおわって、中2のときの担任で、社会科の受け持ちでもあったT先生から、卒業してかなりあとに、「授業中に、いつもつまらなそうな顔をしていた」と言われたことがあったのを思い出した。つまらなそうな顔をした生徒が教室にいるのは、先生にはうっとうしかったやろうなーと、今は思う。 (10/21了)

Posted byブクログ

2012/08/16

読み始めるとグイグイ進む。特に「価値のインストラクション」に感動。自分は「方法」と「意図」のレベルでしかなかったことに気付かされた。石川先生の教室で学べる子はきっと幸せだ。自分も近づきたいと思った。ジグソー学習・ホワイトボードミーティング・◯×ディスカッション・ランキングで合意形...

読み始めるとグイグイ進む。特に「価値のインストラクション」に感動。自分は「方法」と「意図」のレベルでしかなかったことに気付かされた。石川先生の教室で学べる子はきっと幸せだ。自分も近づきたいと思った。ジグソー学習・ホワイトボードミーティング・◯×ディスカッション・ランキングで合意形成…、早速実践出来そうなネタも満載。

Posted byブクログ