1,800円以上の注文で送料無料

暗転 の商品レビュー

3.1

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/07/11

朝の通勤ラッシュ時に、満員の乗客を乗せた電車が脱線した!偶然、そこに乗り合わせた雑誌編集者の辰巳は、自分の下敷きになった女性の死を目の当たりにする。 JR福知山線の脱線事故を思い起こされます。 被害者の雑誌編集者辰巳・婚約者を喪った滝本・定年間際の警察官高石・加害鉄道会社社員で...

朝の通勤ラッシュ時に、満員の乗客を乗せた電車が脱線した!偶然、そこに乗り合わせた雑誌編集者の辰巳は、自分の下敷きになった女性の死を目の当たりにする。 JR福知山線の脱線事故を思い起こされます。 被害者の雑誌編集者辰巳・婚約者を喪った滝本・定年間際の警察官高石・加害鉄道会社社員であり、妹が被害者の御手洗たち4人の視線で話が進んでいくが、終盤バタバタとした感じがする。もう少し会社を告発しようとする御手洗の気持ちに踏み込んで欲しかった。御手洗母の「会社は、社会より小さいのよ。あなたは東広鉄道の社員である前に、社会の一員なんだから」って言葉素敵です。なかなか言えない言葉です。なかなか

Posted byブクログ

2013/05/21

朝の通勤ラッシュ時、満員の乗客を乗せ、急カーブにさしかかった電車が突如、脱線・転覆した。正にH17年4月に起こった尼崎のJR福知山線脱線事故が頭に浮かびつつ、どんどん引き込まれた。 被害者でもある雑誌編集者の辰巳は、涼子の死を目の当たりにして凄惨な現場を思い出すたびにペンが握れな...

朝の通勤ラッシュ時、満員の乗客を乗せ、急カーブにさしかかった電車が突如、脱線・転覆した。正にH17年4月に起こった尼崎のJR福知山線脱線事故が頭に浮かびつつ、どんどん引き込まれた。 被害者でもある雑誌編集者の辰巳は、涼子の死を目の当たりにして凄惨な現場を思い出すたびにペンが握れない。 警察官の高石、東広鉄道広報部主任の御手洗達によって企業の隠蔽が明らかにされていく様子にドキドキ感はあったものの 終盤があっけなくスッキリ感が物足りなかったかな。 只、御手洗氏のお母様が良かったかな。

Posted byブクログ

2013/04/09

300人以上の死傷者を出した列車転覆事故に乗り合わせた雑誌編集者の辰巳が自分自身とすべての被害者のために事故の真相に迫るというストーリーだが、辰巳が常に話の中心にいるわけでなく、辰巳に記事を書くようにけしかけたり、鉄道会社の広報担当者・御手洗に内部告発を促す老警官の高石が話の中心...

300人以上の死傷者を出した列車転覆事故に乗り合わせた雑誌編集者の辰巳が自分自身とすべての被害者のために事故の真相に迫るというストーリーだが、辰巳が常に話の中心にいるわけでなく、辰巳に記事を書くようにけしかけたり、鉄道会社の広報担当者・御手洗に内部告発を促す老警官の高石が話の中心になっている感じでなんか中途半端な印象。御手洗が内部告発を決心する過程も思い切り端折られている感じだった。 御手洗を主人公にして、鉄道会社の内部の問題を中心に話を進めていったほうが面白かったのではないかと思った。

Posted byブクログ

2013/03/30

組織に属していれば、その中での立場や人間関係に依存し、それが会社であれば収入源を失うことへの不安から、自ら組織に溶け、地位や役職に関係なく組織を守る行動をとることは理解できます。 しかし、例えば自らが身を置く組織が、倫理的、社会的に許されないことをしているのだとすれば、僕自身はど...

組織に属していれば、その中での立場や人間関係に依存し、それが会社であれば収入源を失うことへの不安から、自ら組織に溶け、地位や役職に関係なく組織を守る行動をとることは理解できます。 しかし、例えば自らが身を置く組織が、倫理的、社会的に許されないことをしているのだとすれば、僕自身はどう行動するのか考えさせられました。 鉄道事故に関わる被害者や警察、マスコミ、鉄道会社それぞれの視点から、事故の真相を究明していく過程で倫理ということを考えました。 倫理とは人間の欲の抑制だとすれば、自己抑制であり、黙っていれば法的にも社会的にも責任は追求されないという状況で自らを律することができるかということだと理解していますが,そこには見返りを期待しない、本当に純粋な正義感が存在するのでしょうか。

Posted byブクログ

2013/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

死者80人を超える鉄道事故を書いたフィクション 登場人物は事故にあって怪我を負った週刊誌編集者、婚約者を失って茫然自失する青年、事故処理に忙殺され疲弊する広報部員、退職間近の警察官など 特に婚約者を失った青年の描写には思わず引き込まれる しかし事故の真相を隠蔽する会社に焦点が当たったあたりから、ありきたりの陳腐な小説になった。残念な作品

Posted byブクログ

2013/02/10

列車の脱線横転事故の被害者、遺族、加害者側の社員、警察。それぞれの視点からなるお話。 終わり方が残念だった。引き込まれて読んでいて、途中で残りページが少なくて、あれ?という感じだったし。

Posted byブクログ

2013/01/31

鉄道の大事故をいろんな立場で関わっている人々の話。 面白かったけど、結論が突然な感じでちょっと残念。

Posted byブクログ

2013/01/30

1月-10。2.5点。 福知山線の脱線事故をモチーフに、首都圏での電車脱線事故。 事故に巻き込まれた記者、恋人が巻き込まれた男性、刑事、 鉄道会社の広報社員。4人の視点で物語が進む。 盛り上がりもないし、ラストもあっけない。 最近、シリーズ以外の単発にキレが無い気がする。

Posted byブクログ

2012/11/21

★2つと3つの間くらい。 電車転覆事故が起きて、被害者や警察、鉄道会社の人間を描いているんだけど、話全体が散漫になっちゃった感じ。

Posted byブクログ

2012/11/12

JR福知山線の事故を思い出させるstory。 被害者、被害者家族、事故を起こした会社、警察などそれぞれの立場から事故をみつめた。 当然ながら、その立場によって事故の捉え方は異なってくる。 そんな違いを心情的によく描かれていると思う。 結末がちょっともの足りなかった。 storyか...

JR福知山線の事故を思い出させるstory。 被害者、被害者家族、事故を起こした会社、警察などそれぞれの立場から事故をみつめた。 当然ながら、その立場によって事故の捉え方は異なってくる。 そんな違いを心情的によく描かれていると思う。 結末がちょっともの足りなかった。 storyから離れてあんな事故はもう嫌だなぁ~としみじみ思う。

Posted byブクログ