C.M.B. 森羅博物館の事件目録(20) の商品レビュー
C.M.Bのほうはどちらかって言うと推理よりも背景の考証を進めていける作品。今回はデューラーの「犀の版画」と至準化石だろうかね。 アンモナイトだったり、ビカリア、ナウマンゾウも至準化石らしい
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Q.E.Dの兄弟作品のC.M.Bもいつの間にやら20巻。 ミステリよりも活劇に近い所があった作品も巻数が進むに従って、幅広いジャンルの作品が増えてきたように思います。 クリスマスパーティで宝物の化石が割られてしまった鈍感な男のお話「12月27日」 業績の伸びないIT企業の社長が犯した犯罪「転落」 江戸時代の仏師に突きつけられたある謎「木片」 森羅の3人目の父親登場「犀の図」 の4編。 倒叙法で書かれた「転落」がミステリファンなら好きなんだろうけど、C.M.Bらしくて好きなのは「木片」 天才的な仏師が自ら選んだ木片を与えられた優秀な弟子が仏を彫り上げるとなぜかその後仏師を辞めてしまうという謎に挑みます。 ミステリなんだけれども、狭義で言うミステリじゃないこの作品は好きですね。
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Op58の「転落」はQEDでするべき話やな。なんにも博物館に関係ないし(*^▽^*)。 特に木片が秀逸。これこそCMBでの話。おもしろかった。
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