トム・ソーヤーの冒険 の商品レビュー
惹き込まれる訳で面白かった。ただし、1876年の本だから仕方ないけれど、息をするように当たり前に差別が存在する世界観に切なくなった。ディズニーランドに「トム・ソーヤーいかだ」や「蒸気船マーク・トゥエイン号」というアトラクションがあるけれど、こうして原作を読んでみると無邪気に喜んで...
惹き込まれる訳で面白かった。ただし、1876年の本だから仕方ないけれど、息をするように当たり前に差別が存在する世界観に切なくなった。ディズニーランドに「トム・ソーヤーいかだ」や「蒸気船マーク・トゥエイン号」というアトラクションがあるけれど、こうして原作を読んでみると無邪気に喜んでいいものでは無いような気がした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一章ごとが短いのもあって読み進めやすい。ペンキ塗りの話はなんとなく知っていたが、ちゃんと読むのは大人になってからが初めて。 大人としてよんでしまったせいもあり、ポリーおばさんもベッキーのお母さんも振り回されて気の毒、トムはコロコロと気が変わりすぎ、少年たちが宝物にしているガラクタはちっとも魅力的じゃない、インディアンへのナチュラルな蔑視…といったところばかりが気になってしまった。 インディアン蔑視を含め当時のアメリカ白人の他人種に対する見方が伺える。解説を読むとトウェインは白人社会に向けた怒りを導入していることに意義があるのではとあり、作者の意図がどうなのかはともかくそれは本書の一つの価値かも。
Posted by
フェンスの塗装?辺りは賢い悪ガキって感がして面白いと思ったけど、それ以降は知ったかぶりのただのガキって印象。あまり惹かれなかった。
Posted by
ディズニーランドが大好きなのでトムソーヤ島の世界観を学びたくて読書。少年の頃、誰もが夢見る秘密基地での自由な暮らしの物語。きっと小学生あたりでこの本を読んだ少年はどハマりすることだろう。秘密基地は大きな川のほとりにあるため、ディズニーランドではトムソーヤ島だけではなくアメリカ川の...
ディズニーランドが大好きなのでトムソーヤ島の世界観を学びたくて読書。少年の頃、誰もが夢見る秘密基地での自由な暮らしの物語。きっと小学生あたりでこの本を読んだ少年はどハマりすることだろう。秘密基地は大きな川のほとりにあるため、ディズニーランドではトムソーヤ島だけではなくアメリカ川の景色もトムソーヤの冒険なんだと知った。
Posted by
小さい頃に読んでいなかったものの、大人になってから見ると子どもの頃の冒険の感じとかわくわく感が懐かしく眩しかった。トムももちろんだけど、何にも縛られずに自由に生きているハックもとても眩しい。 読後に何かを得られたり考えさせられたりというよりは、子どもの追体験というかそんな感じ。 ...
小さい頃に読んでいなかったものの、大人になってから見ると子どもの頃の冒険の感じとかわくわく感が懐かしく眩しかった。トムももちろんだけど、何にも縛られずに自由に生きているハックもとても眩しい。 読後に何かを得られたり考えさせられたりというよりは、子どもの追体験というかそんな感じ。 あとはディズニーランドに行きたくなった。笑。
Posted by
若干、トムのガキっぽさにイライラするけど、思い出してみれば、ああ、こんな時代が自分にもあったなぁと思い出して懐かしくなった。
Posted by
「トム・ソーヤーの冒険」M・トウェイン◆筏を作って海賊になったり、夜中に墓場に出かけて行ってとんでもない出来事に遭遇したり。前に読んだ時はただただそのやんちゃっぷりが痛快で好きだったのに、読み返してみて、トムって腕白なだけでなく心根の優しい正義感のある、何をするにしてもまっすぐな...
「トム・ソーヤーの冒険」M・トウェイン◆筏を作って海賊になったり、夜中に墓場に出かけて行ってとんでもない出来事に遭遇したり。前に読んだ時はただただそのやんちゃっぷりが痛快で好きだったのに、読み返してみて、トムって腕白なだけでなく心根の優しい正義感のある、何をするにしてもまっすぐな子だと気付きました。
Posted by
初めて読んだ。子供の頃に読んだら、どんな感想を持ったかなあ・・・と思ったけど、名前だけは知っていても通らずにここまで来たんだから、感想も何も・・・もらっても読んでないかもしれないな。言葉が難しく、原文はどんな英語を使っているんだろうと興味がわいた。トム・ソーヤーのはちゃめちゃぶり...
初めて読んだ。子供の頃に読んだら、どんな感想を持ったかなあ・・・と思ったけど、名前だけは知っていても通らずにここまで来たんだから、感想も何も・・・もらっても読んでないかもしれないな。言葉が難しく、原文はどんな英語を使っているんだろうと興味がわいた。トム・ソーヤーのはちゃめちゃぶりに大笑いし、繊細な感情に自分の子供のころを思い出し重ねた。こんなにもありありと子ども目線で書けるなんて、子ども時代をよく覚えているのだろうな、感受性がすごく豊かな人なんだろうなあと著書に興味を持った。 そして、最後の最後に、私が読みたかったのはこれじゃなくてハックルベリー・フィンの方だったとわかった。次に読む。
Posted by
中盤にかけては何ともゆる〜い感じで、いい歳の自分には合わないかな、などとも思ったが、偶然目撃してしまったある事件を巡る少年たちの冒険、心の葛藤にいつの間にか引き込まれていた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アメリカ文学を代表する、マーク・トウェインの名作。 光文社古典新訳文庫による、最新の翻訳です。 ミシシッピ川に面した田舎町を舞台に、悪戯の天才トム・ソーヤーと、悪友のハックルベリー・フィン、ジョー・ハーパー、ガールフレンドのベッキー・サッチャーに、口うるさいポリーおばさんらが繰り広げる爆笑物語w 80年にTV放送されたアニメを視た人たちには意外でしょうが、ベン・ロジャースの役どころは実はほとんどがジョー・ハーパーでした!? 塀のペンキ塗りの最初のカモは、アニメと同じくベン・ロジャースでしたけどねw ドビンズ先生のハゲをバラしたのは意外にも・・・ トムの家の黒人奴隷ジムのキャラクターも、アニメとは異なります。 アニメ版には、オリジナルのエピソードが多かったことが判ります。 というより、アニメ版のエピソードは続編の『ハックルベリー・フィンの冒険』からの借用が多かったのかも? 悪魔や幽霊がどうこうという子供の屁理屈は確かに馬鹿馬鹿しいですが、懐かしくもありますw 誰でも自分の幼少期を振り返れば、思い当たる節も多いのではないかと(^O^; 登場キャラは全員実在のモデルがいて、どのエピソードも実際にあった事だとか!? ・・・ということは、作者自身は作中のどのキャラだったんだろ?(*^m^) 巻末の解説では、悪人インジャン・ジョーについての見方で、思わぬ視点を発見することでしょう。 中高生の「夏休みの読書感想文」に読ませるのに最適な作品ですねwww ニン、トン♪
Posted by
- 1
- 2