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アリアドネの弾丸(上) の商品レビュー

3.6

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2012/07/15

久しぶりの田口先生が主人公。相変わらずの高階病院長からの無理難題。新設のエーアイセンターのセンター長就任を負わされる。院長得意の丸投げ。 法医学教授や警察官僚に押され気味で、攻撃は最大の防御とばかりに強力フォワード2人を投入。院長の科白「ひょっとしたら、と思っていたんですが、これ...

久しぶりの田口先生が主人公。相変わらずの高階病院長からの無理難題。新設のエーアイセンターのセンター長就任を負わされる。院長得意の丸投げ。 法医学教授や警察官僚に押され気味で、攻撃は最大の防御とばかりに強力フォワード2人を投入。院長の科白「ひょっとしたら、と思っていたんですが、これではっきりしました。田口先生は私のことを恨んでらしゃるんですね」は、笑ってしまった。 火喰い鳥の白鳥とスカラムーシュの彦根の登場で、一気にボルテージが上がる。 そして、事件が起こる。解決のリミットまでの短い時間。ここからはむしろ濃密、かつ、ゆったりしたテンポ。白鳥は沢山の疑問に目配りしつつ、解析作業に没頭。勿論、田口や敵に対する暴言は止むことなし。如何にもロジックモンスターの白鳥らしいが、こうした探偵像は珍しいんじゃないだろうか。海堂先生にしか描けないミステリーだと思う。 一応すっきりしたが、犯人とされた人間の無罪の叫びが本当だったら、どうなるんだろう。 最後の黒川教授のエキストラ出演って、トドメのギャグか。また笑っちゃったよ。 海堂先生こそモンスターじゃなかろうか。海堂先生を敵にしている官僚やオマワリや御用学者達が可哀そうに思えてきたよ。

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2012/06/13

久しぶりに、田口・白鳥コンビによるバチスタシリーズの本流。そして、久しぶりに面白そう!まだ前半だけしか読んでないけど。

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2012/06/11

いつもは下巻で白鳥登場なのに、今回は上巻から登場してる。専門用語は分からないけど、それでも田口先生が一般読者の役割をしてくれていて、読みやすい。

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2015/07/20

もう1年近く前にTVでやってて、嫁さんと次男はDVDに録って熱心に観てたけど、私は時々斜めに見ていた程度。かなり展開違う感じだけど、まあいいや。 いきなり人が死ぬのだけれど、話はそこから遡り、田口がいつものように高階病院長に呼び出され、エーアイセンターのセンター長に任命されてしま...

もう1年近く前にTVでやってて、嫁さんと次男はDVDに録って熱心に観てたけど、私は時々斜めに見ていた程度。かなり展開違う感じだけど、まあいいや。 いきなり人が死ぬのだけれど、話はそこから遡り、田口がいつものように高階病院長に呼び出され、エーアイセンターのセンター長に任命されてしまうところからスタート。 これまでも「死因不明社会」に対しその扉をこじ開けるためのAi導入がテーマになってきたシリーズであるが、この上巻では遂にエーアイセンターの設立に動き出す東城大学病院とそれに異を唱える警察や法医学者との論戦がメイン。 運営連絡会メンバーに曰く有り気な人間が入り乱れ繰り広げる論戦のしつこさは『イノセント・ゲリラの祝祭』からの引き続き。 話がどこへ向かうのやら、論戦ばかりじゃ面白くないといったところに、轟音が響き渡って、下巻に期待ということで。

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2012/06/10

間が空いてしまったからかもしれないけど、なんだかあまりのめりこめない。 他のシリーズを読み直さないといけないのかね。 昔のが面白かったような気がする。 下巻の展開に期待。

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2012/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伊藤淳史さんと仲村トオルさんのドラマは面白くて好きです。ただしドラマでは島津先生が謎めいていてかっこよすぎだし、そもそも白鳥さんが二枚目なのが大きく異なります。ストーリーもかなり作りこんでいます。 原作のほうは、どちらかというと野暮ったいおじさん達が大活躍してます。もともと田口先生や島津先生も中年のおじさんですし、ドラマの宇佐見刑事は爽やかな若者でしたが、こちらは変なしゃべり方をするかなり濃いキャラのおっさんです。今回はスカラムーシュは意外と出番は少なかったけど、コミカルなキャラクター達次から次へと表れて笑わせてくれます。 この話は「螺鈿迷宮」や「極北クレイマー」と非常に関連が深く、「極北クレイマー」の謎の美女の正体がわかりました。ただ彼女が何をたくらんでいるのかは現段階ではわかりません。下巻が楽しみです。  作中、田口先生が桜宮病院で苦い思い出があると回想しています。はたしてそれはなんなのか?三姉妹の誰かと関係があるのか、ちょっと気になります。これも下巻であきらかになるでしょうか?

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2012/06/08

前作よりはミステリーっぽいなーと思いながら読了。 微妙にミステリと言うよりは……何だろう。サイコなのか宗教的オカルトなのか、謎な感じが引っかかりますが。 その意味で、一番最初のバチスタが一番面白かったんだけどなーと改めて実感。

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2012/06/07

大人気医療ミステリー、田口&白鳥シリーズ第5弾。 72時間以内に完全トリックを暴け。 シリーズ第5弾は、原点回帰というかミステリー色の濃い作品となっています。それなりに楽しめますが、作者が作ったフィクションの部分を受け入れることができるかどうかですね。私的には、若干の違和感...

大人気医療ミステリー、田口&白鳥シリーズ第5弾。 72時間以内に完全トリックを暴け。 シリーズ第5弾は、原点回帰というかミステリー色の濃い作品となっています。それなりに楽しめますが、作者が作ったフィクションの部分を受け入れることができるかどうかですね。私的には、若干の違和感を感じますが、小説なのでしょうがないのでしょう。 本作のトリックも、説明されればなるほどと思いますが、してやられた感が湧かないのは、専門的すぎるということなんでしょう。田口先生と高階病院長のやりとりとかが好きなんですが、控え目な感じだったのが残念でした。 著者の最近の作品は、その主張とエンターテイメント性のバランスが悪く、イノセント・ゲリラの祝祭や、極北クレイマーなんかは、さほど良い出来ではありませんでした。AIが進まないのは、官僚の陰謀や警察の陰謀など陰謀論に走りがちなのは、物語の底を浅いものにしています。問題は、しがらみに縛られ過ぎて、物事が進まないことにあると思います。

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2023/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012/6/7 Amazonより届く。 2023/3/25〜3/30 田口・白鳥シリーズ第5弾。東城大学病院に、エーアイセンターが設立され、田口がその所長に任命されてしまう。大学病院に新しく導入された縦型MRI「コロンブスエッグ」の立ち上げをしていた技術者の友野がMRIの中で死体となって発見される。エーアイセンターをめぐる警察の怪しい動きや桜宮一族まで登場。巻末で高階病院長が殺人容疑で逮捕されるなど急展開。下巻へ。

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