夜の国のクーパー の商品レビュー
再読なのに、全く内容を忘れていたので自分にびっくりしました。 一体その世界はどうなっているのだ?!と思いながら読んでいくと、最後にそうなっていくのか…と納得させられます。 井の中の蛙という言葉を思い出したり、自分の思い込みの激しさを反省させられました。
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「オーデュボンの祈り」に似た雰囲気と「ガソリン生活」に似たもどかしさが魅力の哲学漂うファンタジー。ふわふわした印象の前半に対し中盤からの吸引力が凄かった。伊坂さんのこっち方面の世界観も堪らなく好き。あと猫好きさんにもオススメです。 "「任せておけよ。俺の身体を割いてみ...
「オーデュボンの祈り」に似た雰囲気と「ガソリン生活」に似たもどかしさが魅力の哲学漂うファンタジー。ふわふわした印象の前半に対し中盤からの吸引力が凄かった。伊坂さんのこっち方面の世界観も堪らなく好き。あと猫好きさんにもオススメです。 "「任せておけよ。俺の身体を割いてみろよ、骨と肉と自制心しか詰まっていないから」 その言葉が余計に僕を心配にさせた。"
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読書記録|『夜の国のクーパー』著:伊坂幸太郎 ⸻ 1. この本を読んだきっかけ 「この本読みましたか?」という番組にて、伊坂幸太郎先生の特集をしていた。その番組を観て改めて著者の作品の面白さを感じ、今年は全作品読破を目標にしたいと考えた。今回本作を読んだきっかけは「人間の国...
読書記録|『夜の国のクーパー』著:伊坂幸太郎 ⸻ 1. この本を読んだきっかけ 「この本読みましたか?」という番組にて、伊坂幸太郎先生の特集をしていた。その番組を観て改めて著者の作品の面白さを感じ、今年は全作品読破を目標にしたいと考えた。今回本作を読んだきっかけは「人間の国×猫の国」という猫好きには魅力的な内容だったからである。 ⸻ 2. どんな本?(文庫本からの引用) この国は戦争に負けたのだそうだ。占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。 はるか昔にも鉄国に負けたらしいけれど、戦争に負けるのがどういうことなのか、町の人間は経験がないからわからない。 人間より寿命が短いのだから、猫の僕だって当然わからない──。 これは猫と戦争と、そして何より、世界の秘密のおはなし。 どこか不思議になつかしいような/誰も一度も読んだことのない、破格の小説をお届けします。 ⸻ 3.印象に残った言葉、場面 本書は「人間世界の視点」「猫の国の視点」とあり、猫の国の視点の中でもう一つ「鉄の国の世界の視点」がある。この三つの視点が交差して物語は進んでいくのだが、登場人物が多くて今どの国の人の話しているのか少しややこしい。だが、どうして難解に感じるのかが最後に明らかになる。その場面が御著者の『マイクロスパイ・アンサンブル』の作風と似ており、このトリックの効かせ方が伊坂幸太郎先生らしい登場人物感じた。 印象に残った言葉として、本書では「疑う」思考をもつ大切さを何度か読者に訴えかけるものがある。 本書の中で猫の国を襲い、鉄の国の脅威である「クーパ」という存在がいるとされている。しかし、本当にクーパは存在するのか?と人間と猫が問い合う場面がある。実態がない恐れに対して凝り固まった考えを問い直す視点の重要さを本書は伝えてくれる。 ⸻ 4.読んで考えたこと・感じたこと 著者は日本が北朝鮮からのミサイル攻撃の脅威に晒されていることに恐怖を感じ、物語にその怖さと、ある国が支配されたり負けてしまったことを描くことによって、ショック療法的な意味合いを考えて本作を書いたとのことである。 物語に不安を消化させ読者の想像力を脇立たせるという、物語の醍醐味を考えさせられる工夫がされていることが魅力的である。その魅力を考えることで読み応えを感じることから私は著者の作品が好きなのだと考える。 さらに、本書は猫好きには堪らない要素が詰まっている。猫が鼠を追ってしまう様子や首根っこを掴まれると脱力してしまう様子、耳の後ろを掻く様子などが描写されていて愛くるしい。きっと作者も猫好きなのだろうと思わせられ、ますます著者のファンになる作品だった。 ⸻ #本が好き #本 #読書記録 #読書 #読書好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #読書好き #book #読書メモ #読書録 #読了 #図書館 #猫 #保護猫 #猫のいる生活 #猫のいる暮らし #ねこ #cats #catlife #ヤヨ_0330 #書評 #ネタバレ
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ファンタジーは苦手なんだよなと思って読まずにいたことを今更思い出して、ようやく読んでみた。 猫が喋ってるし、杉のお化けみたいなの出てくるし、今度は鼠まで喋りだしたよ…と最初の方は飽きずに読み切れるか心配だった。 ところが!物語の展開やメッセージ性が私の好みにハマったからか、いつ...
ファンタジーは苦手なんだよなと思って読まずにいたことを今更思い出して、ようやく読んでみた。 猫が喋ってるし、杉のお化けみたいなの出てくるし、今度は鼠まで喋りだしたよ…と最初の方は飽きずに読み切れるか心配だった。 ところが!物語の展開やメッセージ性が私の好みにハマったからか、いつの間にか夢中になっていて、最後は感動してた 笑 やっぱり伊坂幸太郎はいい!
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やはり伊坂幸太郎×ファンタジーは面白い! 語り手が猫というのも面白いし、仕草とかの表現が可愛いし、登場人物の名前のクセが強くて(個人的には“医医雄“が好き)冒頭から惹き込まれる。 じわりじわりと張り巡らされる伏線が終盤で回収される様はすっきりするし、流石だな〜と思った。 ページ...
やはり伊坂幸太郎×ファンタジーは面白い! 語り手が猫というのも面白いし、仕草とかの表現が可愛いし、登場人物の名前のクセが強くて(個人的には“医医雄“が好き)冒頭から惹き込まれる。 じわりじわりと張り巡らされる伏線が終盤で回収される様はすっきりするし、流石だな〜と思った。 ページ数的には少し多い方だけど、終始楽しめて読めた。
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めちゃくちゃ好き!ファンタジーの冒険譚! 語り手の猫、リュックサックの食糧、猫の話に出てくる人物を助けに行く…というあたり、もはや大人版「エルマーの冒険」過ぎて感動に震えました…。 戦争への風刺が効いていて、猫と鼠=鉄国と自分の国の対比も各シーン見事でした。暗に何のことを言ってい...
めちゃくちゃ好き!ファンタジーの冒険譚! 語り手の猫、リュックサックの食糧、猫の話に出てくる人物を助けに行く…というあたり、もはや大人版「エルマーの冒険」過ぎて感動に震えました…。 戦争への風刺が効いていて、猫と鼠=鉄国と自分の国の対比も各シーン見事でした。暗に何のことを言っているのか、数え切れないくらいの匂わせ場面があり唸りました。 最終的に「私」の正体もいい! こんなに面白いのに世界の成り立ち、戦争の裏側まで分かっちゃう、大人のためのお伽話です。 それにしても「透明な戦士」かっこよかった。
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オーデュボンの祈りっぽい世界観が嬉しかったけれど、メッセージ性があからさまな感じがちょっとマイナス。面白かったけど。
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杉の怪物クーパーと人々の戦い、鉄国に支配された町の話、猫とネズミの話が並行して展開される物語。 と書いたけれど、全く何のまとめにもなってないね。 約400ページの小説だけれども、四分の三まで読み進むのにはかなり努力がいった。というのも面白みが感じられなかったから。 最後の四分の一でこの物語の謎解き?の様な展開で興味深く読み進むことが出来たけれど、期待を裏切られた結末だった。 あれだけ詳しく述べられた杉の怪物クーパーは作り話だったとか、まるでガリバー旅行記の様な種明かしとか。。。題名の「夜の国」ってどういう意味?? ちょっとがっかりな小説だった。
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夜の国のクーパー 伊坂幸太郎どうした! といった感じの作品でした。 物語は戦争に負けた小さな村に勝った国から兵隊がやってくるところから始まります。その村からは毎年、クーパーという杉の化け物退治に人が出かけていき、帰って来ない人はクーパーと戦うことによって透明になり、村が困難にぶつかった時に助けに帰ってくるという言い伝えがある。 そんな村のお話しとは別に、猫と海から流れて来た人との会話が進んでいく。 その二つが一つの物語になり、クーパーの物語の真相が・・・ まずは、伊坂幸太郎の文体のテンポがこの物語ではうまく生きていない気がします。文体が好きで読んでいる読者としては、ちょっと期待はずれかな。 それから、物語の進み方にスピーディーさがない。登場人物が結構ステレオタイプで、面白味が少ない。 二つの物語が一つになるところはちょっとなるほどと思えるところもあります。 まあ、ないものねだりかもしれませんが・・・ 竹蔵
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突然現れた人語を解するネコが語ったのは、ある国へやってきた兵士の話。 人間ドラマのような、ファンタジーのような、ジャンル分けが難しい話ですが、戦争に負けた者の末路は考えさせられました。 ネコの話、現在、昔話とコロコロ場面が変わるのは、ネコの気まぐれさを表現したものなのでしょうか。...
突然現れた人語を解するネコが語ったのは、ある国へやってきた兵士の話。 人間ドラマのような、ファンタジーのような、ジャンル分けが難しい話ですが、戦争に負けた者の末路は考えさせられました。 ネコの話、現在、昔話とコロコロ場面が変わるのは、ネコの気まぐれさを表現したものなのでしょうか。 でもオチは大体予想通りだったかなあ。
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