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言霊たちの夜 の商品レビュー

2.8

20件のお客様レビュー

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2012/09/14

なんというか、多分この作家はこの作品を最初に読むべきではないのだろう。実に得るものが皆無な一冊。六とんを彷彿させるくだらなさ。 書いた方も出版する方も、何を表現したいのだろう。 そういえば六とんもメフィストだったな…メフィストとは関わらないようにしとこう。

Posted byブクログ

2012/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

崇高なタイトルに比較して、なんともナンセンスでばかばかしい限りの作品ばかりだけれど、あちらで登場した脇役たちがこちらの主人公になりというようなお遊びもたっぷりで、まちがいなく読む者をブラック・ユーモアの満ちる深水式ミステリ・ワールドへと連れ出してくれるに違いない。 収録作品は「漢は黙って勘違い」、「ビバ日本語!」、「鬼八先生のワープロ」、「情緒過多涙腺刺激性言語免疫症候群」の4作品だが、二作目の「ビバ日本語!」に登場する日本語教師が絶妙。 外国人の教え子に難しい質問を浴びせられるたびに、「それは東洋の神秘ですねぇ。」と言ってのける神経に脱帽だ。 昨年度の日本推理作家協会賞短編部門を受賞した深水さんの受賞第一作。

Posted byブクログ

2012/07/21

言葉にまつわるあれこれ…そのなかでも言い間違いや同音異義語などに関する話の短編集。 もっと深まりのある話を期待したのですが、単に言葉の勘違いや、変換違いなどに関するエピソードが並んでいるだけで、言葉自身のもつ意味合いや力などというものは全くでてきませんでした。 「言霊」というタイ...

言葉にまつわるあれこれ…そのなかでも言い間違いや同音異義語などに関する話の短編集。 もっと深まりのある話を期待したのですが、単に言葉の勘違いや、変換違いなどに関するエピソードが並んでいるだけで、言葉自身のもつ意味合いや力などというものは全くでてきませんでした。 「言霊」というタイトルを使うにしては…空振りの印象が強かったです。

Posted byブクログ

2012/07/20

『言霊たちの夜』・・・・。神秘的な表紙・・・・。 想像からかけ離れた内容に、思わずハハッと笑ってしまった。 あるあるこんなこと、私も!わかる!ハハハッ! それにしても、深水黎一郎初読みがこの著書でよかったのだろうか・・・。

Posted byブクログ

2012/07/17

普通のサラリーマンがファミレス青酸ガス事件の犯人として報道されるまで。「漢は黙って勘違い」 熱心かつ頓珍漢な日本語教師が関わった麻薬密売事件「ビバ日本語!」 悪筆文芸評論家が若手作家をこき下ろす原稿を書くために借りたワープロによる悲劇「鬼八先生のワープロ」 TV特有ス...

普通のサラリーマンがファミレス青酸ガス事件の犯人として報道されるまで。「漢は黙って勘違い」 熱心かつ頓珍漢な日本語教師が関わった麻薬密売事件「ビバ日本語!」 悪筆文芸評論家が若手作家をこき下ろす原稿を書くために借りたワープロによる悲劇「鬼八先生のワープロ」 TV特有ステレオタイプの盛り上げにアレルギー症状を起こしてしまう男が民法テレビ局の占拠事件の犯人にされるまで「情緒過多涙腺激性言語免疫不全症候群」 の短編4編収録。 このおどろおどろしい表紙とタイトルに惑わされたww 中身はギャグてんこ盛り。 様々な聞き間違いが引き起こす事件の数々に驚き、こみ上げる笑いを抑えつつ、ページをめくっていきました。 しっかしよくこんなにたくさんの聞き間違いを書き連ねましたよね~。 「JRが朝から普通」「熱帯性的気圧がゆっくりなんかしています」なんかがツボでしたが、若狭・関という後輩を持つサラリーマンの会話が全部ツボって大変でした。 あ、医者との会話部分もそうだった! 深水さんがこういう話を書くんだ~と、かなり驚かされたのですが、一味違うミステリで、これはこれで楽しめました。 私も「ドレミファソラシド」が「美空ひばり」って聞こえる人なんで、聞き間違い仲間がたくさん登場する本作品に親近感を覚えましたよww

Posted byブクログ

2012/07/06

終始言葉遊び。ボケっぱなし。 こんなのも書かれるんですねー。 どことなくなんとなく星新一っぽい。

Posted byブクログ

2012/06/12

短編集。同音異義語を駆使した言葉遊びは面白いし、おバカすぎて最高。 ただ、最後のマスコミ批判的なヤツはいただけない。言いたいコトはわかるケド、なんでここにブチ込んできたのか・・・ それはまたの機会にして、ここはおバカに徹して欲しかったな。

Posted byブクログ

2012/06/10

なかなか、言いまつがいならぬ聞きまつがい系が楽しめました。 てっきり長編だと思っていたら短編で。 一話目も、すごいのですが、日本語教師の話もナカナカすごい。 外資系勤務で多国籍なので、何となく理解できるところもあって、うんうんと。 でも、最後の話はちょっと救いようがなく、グロさも...

なかなか、言いまつがいならぬ聞きまつがい系が楽しめました。 てっきり長編だと思っていたら短編で。 一話目も、すごいのですが、日本語教師の話もナカナカすごい。 外資系勤務で多国籍なので、何となく理解できるところもあって、うんうんと。 でも、最後の話はちょっと救いようがなく、グロさもあり、好きぢゃ無いかもです。

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2012/06/09

なんというか、確かに伏線を張って落としている… ブラックユーモアですね。 ただいろいろなこの作家はありますね。 本格だけではない、作家ですね。

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2012/05/28

これまでの深水作品とは大きく雰囲気を変えたユーモア感覚あふれる非ミステリ短篇集。次から次へと繰り出される言葉遊びがくだらないけど、いやくだらないからこそ面白い。読んでる最中ニヤニヤしっぱなし。お気に入りはやっぱり「鬼八先生のワープロ」かな。

Posted byブクログ