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SQ(Social Quotient) "かかわり"の知能指 の商品レビュー

3.6

34件のお客様レビュー

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2011/12/08

メモ的な。 読んで印象的だった話を断片的に。 >地元とジモト。 「地元」とは生まれた土地のことで、学校を卒業して就職したら、離れるかもしれない場所のことだったが、「ジモト」という現代の地元志向を持った若者にとっては、ホームとなる場所になっている。さらに、ジモトは地理的な意味合い...

メモ的な。 読んで印象的だった話を断片的に。 >地元とジモト。 「地元」とは生まれた土地のことで、学校を卒業して就職したら、離れるかもしれない場所のことだったが、「ジモト」という現代の地元志向を持った若者にとっては、ホームとなる場所になっている。さらに、ジモトは地理的な意味合いよりも、人間関係の範囲。仲間がいる場所がジモト。 >コンパクトシティとショッピングモール 著者はコンパクトシティについては楽観的には見ていない。理由は、人が商業地を求めて移動するスピードより、商業地が住宅地に向かってくるスピードの方が早いから。(確かになあ)逆に評価しているのは、「ライフスタイルセンター」と呼ばれるコミュニティ機能を有した地域の核になるショッピングモール。それはどちらかというと中規模のもので、それぞれの地域の特色を持っている(むしろ公民館が商業施設を持ったみたいな感じ?) 疑問点。 少し疑問に思ったのが、SQが高い人はお金持ちが多いってことがどういう意味を持っているのかってことにあんまり触れられていないこと。 思ったこと。 著者は「他者と出会ってしまう場所」に関心があるんだなあってこと。それが家の中であるシェアハウスと外のショッピングモールっていう二つの観点で論じられていたこと。 キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書) 佐々木 俊尚 http://www.amazon.co.jp/dp/4480065911/ref=cm_sw_r_tw_dp_Ex63ob1G2CF80 とか、 スペンド・シフト ― <希望>をもたらす消費 ― ジョン・ガーズマ http://www.amazon.co.jp/dp/4833419661/ref=cm_sw_r_tw_dp_-p63ob0FYEZHF とか、最近読んだ 絶望の国の幸福な若者たち 古市 憲寿 http://www.amazon.co.jp/dp/4062170655/ref=cm_sw_r_tw_dp_8z63ob1C3RYAF とかは結構重なる部分も多いのかなあ。

Posted byブクログ

2011/12/01

今までの鈴木氏著作のなかでいっちばん読み易かったです。こんなに解り易く書いてもらっていいんだろうかと本当に不安になる…蛇足ですが最近どの著者のどの本もそうで、ありがたいんだけどなんか、いいのかなって思ってドキドキする… 提示されていることは新しいアイディアというより、いま波とし...

今までの鈴木氏著作のなかでいっちばん読み易かったです。こんなに解り易く書いてもらっていいんだろうかと本当に不安になる…蛇足ですが最近どの著者のどの本もそうで、ありがたいんだけどなんか、いいのかなって思ってドキドキする… 提示されていることは新しいアイディアというより、いま波として起きつつあるものを明確に描き出して下さった感じで、ほんとに、この感覚/価値観がもっともっと広がれば良いなと思いました。 SQ値はベラボウに高かったですが、だから幸せかと言われると良くわかりません。たぶん、SQ値の高さは相互関係があってこそ活かされるのではないかなーと思いました。

Posted byブクログ

2011/11/23

Spiritual QuotientのSQだと思って間違って買ってしまったが、目次を見たらこちらも面白そうだったので、ひとまず読了。 これから来るかかわりを大事にするであろう「SQ社会(Social Quotient)」では、かつての黄金時代のように、家を買った、車を買った、何...

Spiritual QuotientのSQだと思って間違って買ってしまったが、目次を見たらこちらも面白そうだったので、ひとまず読了。 これから来るかかわりを大事にするであろう「SQ社会(Social Quotient)」では、かつての黄金時代のように、家を買った、車を買った、何を買ったかではなく、何をしたか?何を伝えたか?何を手渡したか?で価値が測られるだろうという、理論社会学者のエッセイ。 個人の「幸福」に対する価値が変容し、これからますます社会貢献が身近なものになってくる気がしました。コトラーの「Marketing 3.0」とシンクロする部分がありそうです。

Posted byブクログ

2011/11/23

モノやお金がある程度行き渡った社会では他者への貢献が幸せを生み出す。 こうした幸福感を生み出す他者への貢献とはいったいどのようなものなのか? について SQ(SocialQuontient)というtermをコアに丁寧にわかりやすく書かれています。 特に第2章「曲がり角にきた...

モノやお金がある程度行き渡った社会では他者への貢献が幸せを生み出す。 こうした幸福感を生み出す他者への貢献とはいったいどのようなものなのか? について SQ(SocialQuontient)というtermをコアに丁寧にわかりやすく書かれています。 特に第2章「曲がり角にきたゆたかな社会」では、戦後〜高度成長時代〜ポスト黄金時代の社会の価値観の変遷が簡潔にまとめられています。 自分が生きる時代とはどういうものなのかベースとなる知識であり、学生時代にこういう本が読みたかった。 3章、4章ではSQをキーにしてコミュニティモデルや未来像について書かれるとともに、 社会学の基本思想なんかを踏まえながら見知らぬ他人との協力の大事さなんかが語られています。 震災後人との関わりについて何か思うことのある方にオススメ。

Posted byブクログ