金星で待っている の商品レビュー
演劇は確かに食べていけない人、芽の出ない人がほとんどで、でも深みにはまってしまう人の少なくないものだ。それでも本人たちにはこの上なく楽しく幸せなものでもあるのだろう。楽しさはそれほど伝わってきたとは思わないけど、舞台にかける意気込みのそれぞれの温度差が興味深かった。[more]た...
演劇は確かに食べていけない人、芽の出ない人がほとんどで、でも深みにはまってしまう人の少なくないものだ。それでも本人たちにはこの上なく楽しく幸せなものでもあるのだろう。楽しさはそれほど伝わってきたとは思わないけど、舞台にかける意気込みのそれぞれの温度差が興味深かった。[more]ただまぁ、「待っている」わけではないよねぇ。
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ラノベラノベしてる作品。 タイトル負けしてる内容ではあるが、ラノベ独特の空気感が味わえるので、そこが良い点かな! 後半の主人公が覚醒してテキパキする流れが、逆に薄っぺらく感じてしまった。舞台を構成する工夫に色々とあるのはわかるが、それを主人公のセリフで伝えては、あまりに作業的...
ラノベラノベしてる作品。 タイトル負けしてる内容ではあるが、ラノベ独特の空気感が味わえるので、そこが良い点かな! 後半の主人公が覚醒してテキパキする流れが、逆に薄っぺらく感じてしまった。舞台を構成する工夫に色々とあるのはわかるが、それを主人公のセリフで伝えては、あまりに作業的な文章に感じてしまった。 それまでの流れで他愛のないセリフを使ってきただけに、終盤でバランスが崩れすぎ。劇に打ち込む過程は熱い展開だが、見せ方はもっと工夫があったんじゃないかな。
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区切りが分かりやすく読みやすかった。最初の方は、主人公が荒みすぎてて、少し気が滅入ってきますが、その分、後半の成長した姿を引き立たせます。 君に宛てた文章という構成を採用したのは、只の一人称よりも良かったように思います。
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ストロベリー・フィールドという劇団に、金星人と名乗る、腕のいい子が入ってきます。 主人公は、劇を辞めようと思いますが、やっぱり劇が好きでっといっても、演出補助ですが。結局辞めず、みんな半ば諦めた劇団でしたが、金星人との出会いで、奮闘しながら公演に向けて頑張ります。 そんな最中、演出のシーナさんが、恋人のナツメさんに付きまとう、ナツメさんのお客様に刺され、演出が出来なくなり、また、役者兼音響の、柏原さんが自殺します。 公演前日に、金星人は、行くへをくらまそうとしますが、未遂に終わりました。 いなくなった理由は、過去の劇団にいたとき、親方が薬物で捕まったことで、その教え子だという理由から、色眼鏡で見られるトラウマがあったから。 けれど、公演は成功し、一時経って、ストロベリー・フィールドは解散し、主人公は、シーナさんのツテでロシア翻訳の定職の。 金星人こと、佐倉真里菜はもとの劇団に復帰。というお話。 何処と無く、アムリタっぽかったです。 まーアムリタ序盤しか読んでないんですが(笑) 読みやすくはあったんですが、あまり心に響くものはありませんでした。 柏原さんの自殺についても、金星人の過去についても、とても浅い触りで、トントントン。でした。 もうちょっと濃い内容であってほしかったです。
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劇団員の話。 SFか電波系を期待してたら全然違った。 そこまで大袈裟な事件を起こさないとだめだったのかなーって思います。 内容やストーリーはそこそこ面白いだけに、ちょっとリアリティに欠けて残念な気がします。 キャラクターもいまいち書き分けられて無いような・・・ いい話には仕上がっ...
劇団員の話。 SFか電波系を期待してたら全然違った。 そこまで大袈裟な事件を起こさないとだめだったのかなーって思います。 内容やストーリーはそこそこ面白いだけに、ちょっとリアリティに欠けて残念な気がします。 キャラクターもいまいち書き分けられて無いような・・・ いい話には仕上がってますけどね! こういう作品でエピローグがあるのはいいですね。
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良い話だった。 最後はほんの少し目が潤んだ。 劇団員の生きてる姿を見させてもらった。 特別なことは何もないけれど、自分のことを見失いそうになるけれど、ただやりたいことを精一杯やり遂げる、きっと未来は拓ける。 最後の金星人の行動の身勝手さにはさすがに文句が言いたくな...
良い話だった。 最後はほんの少し目が潤んだ。 劇団員の生きてる姿を見させてもらった。 特別なことは何もないけれど、自分のことを見失いそうになるけれど、ただやりたいことを精一杯やり遂げる、きっと未来は拓ける。 最後の金星人の行動の身勝手さにはさすがに文句が言いたくなるが、そこに目を瞑れば、とっても良いお話でした。
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SFではないです。舞台に身を捧ぐ若者たちの物語。 いや、主人公「僕」の物語かな。 「僕」が「君」に語る物語だもんな。 物語は、「金星人」を自称する演技の上手な女の子の入団テストから始まる。 が、彼女の入団後の話よりもまずその劇団が出来るに至るまでを回想する 部分が序盤を占め、そ...
SFではないです。舞台に身を捧ぐ若者たちの物語。 いや、主人公「僕」の物語かな。 「僕」が「君」に語る物語だもんな。 物語は、「金星人」を自称する演技の上手な女の子の入団テストから始まる。 が、彼女の入団後の話よりもまずその劇団が出来るに至るまでを回想する 部分が序盤を占め、そこはどうにもつまんなかった。 あと、これは全体的に言えることなんだけど、区切りが異様に多く ひとつひとつが短くて、まるでコルクボードに適当に貼られた付箋のよう。 おかげでどれも印象が薄く感じてしまったな。 結局面白かったのは残り4分の1くらいだろうか。 そこだけ切り取って短編でも良かったような。 『シアター!』シリーズ(有川浩)や 『チョコレートコスモス』(恩田陸)では 存分に楽しめたいろんな物がどうも欠けている印象。 面白いといえば面白いんだけど、なんだかあっさりさらりと 上っ面を舐めてった感じ。 主人公の悩み・葛藤なんかも描かれてはいるんだけどね。
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最近の好みとしまして 劇団が背景にあると ちょいと手がのびちゃいます。 そんなこんなでこの本とも出会ったのですが、 主人公の男性 なかなかにいい魅力・能力(?)を持ってらっしゃいます。 劇団をやってく上での あるあるも含まれてるのでは… (私はまだ劇団にそこまで深く関われ...
最近の好みとしまして 劇団が背景にあると ちょいと手がのびちゃいます。 そんなこんなでこの本とも出会ったのですが、 主人公の男性 なかなかにいい魅力・能力(?)を持ってらっしゃいます。 劇団をやってく上での あるあるも含まれてるのでは… (私はまだ劇団にそこまで深く関われてないので なんともいえないですが)
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※このレビューにはネタバレを含みます
夢追い人たちの甘酸っぱい青春群像劇. その日,人類は初めて金星人と遭遇した. 小さな劇団で夢を追いかける個性的な若者たちを鮮烈に描く甘酸っぱさ満載. 面白かった! ぐいぐい引き込まれていくね. 主人公というか語りの「僕」の名前が途中まで分からない. 「僕」が「君」に向けた語りに名乗りなんて必要がない. ということですね(知らんけど). しかしあれだ, 「理想の彼女のつくりかた」を書いてた人と同じとは思えないな. こっち系の方が良いんじゃないか? ってくらい良かった. 「金星人」だなんて「東京アンダーザブリッジ」系かと思った時期もありました. いやー,良かった. 推すのです.
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SFかと思ったら違うのね。 学生の時のギター演奏会の前の「仕込み」を久々に思い出した。そう「仕込み」これがあるから止められない、というか、その気分わかるわかる。 でもなんで「金星人」かは書いてあるけどピンとこないし、独り語りではなくその「金星人」視点での語りもあると広がって感情移...
SFかと思ったら違うのね。 学生の時のギター演奏会の前の「仕込み」を久々に思い出した。そう「仕込み」これがあるから止められない、というか、その気分わかるわかる。 でもなんで「金星人」かは書いてあるけどピンとこないし、独り語りではなくその「金星人」視点での語りもあると広がって感情移入できたかも。そこが残念というか、、、「仕込み」の思い出に触れられなかったらなーんもいいとこないかもね。
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