泣いたらアカンで通天閣 の商品レビュー
通天閣に近い下町のラーメン屋「味よし」の店主のガンコとその娘センコ。ガサツなガンコに振り回されるセンコだが、その会話もテンポ良く大阪の味が出っぱなし。多少下ネタもあるが笑い飛ばせて気にならない。センコの亡き母芙由子からガンコは娘を預かったという。その言葉の裏にあるセンコの出生の秘...
通天閣に近い下町のラーメン屋「味よし」の店主のガンコとその娘センコ。ガサツなガンコに振り回されるセンコだが、その会話もテンポ良く大阪の味が出っぱなし。多少下ネタもあるが笑い飛ばせて気にならない。センコの亡き母芙由子からガンコは娘を預かったという。その言葉の裏にあるセンコの出生の秘密。そして、センコも同じ道を辿るが、質屋の息子カメヤの理解。ガンコが芙由子に贈った指輪を質種にしたが、請け出しカメヤに託しセンコへと。この下りに感動した。大阪らしい笑いと人情味溢れる話で面白かった。カメヤ、センコとその子頼むよ。
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大阪の新世界の北の端っこにある北詰通商店街のマズいラーメン屋味よしが舞台。ろくでなしの父親のケンゴと娘のセンコが主人公。 関西弁がよく似合う人情豊かな商店街の人たちとの温かい触れ合いが心地よい。
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関東の人間としては東京の人物の描かれ方にはちょっとモヤっとしたけれど、こてこてーっとした大阪の人情を味わえた一冊。
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郊外ではあるが、自分も大阪生まれ大阪育ち! この人情は良く分かる! 「東京へは、ようついていかん〜」
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坂井希久子さんの「泣いたらアカンで通天閣」、2012.5発行です。面白そうに思えるんですが、なぜか読みづらく、一応読了しましたが、読後感はぱっとしない感じが残りました。坂井希久子さんの作品、私には合う作品とそうでない作品がありますが、これは坂井希久子さんの作品に幅があるということ...
坂井希久子さんの「泣いたらアカンで通天閣」、2012.5発行です。面白そうに思えるんですが、なぜか読みづらく、一応読了しましたが、読後感はぱっとしない感じが残りました。坂井希久子さんの作品、私には合う作品とそうでない作品がありますが、これは坂井希久子さんの作品に幅があるということでしょう~w。
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ちょっと懐かしいホームドラマを見ている感じ。メチャクチャおもしろかったです!商店街のクソまずいラーメン屋の店主で、自由奔放な父ゲンコと、そんな父に時には腹立ちながらも離れられない娘センコ親子と、彼らを取り巻く商店街の人々による、濃密な家族愛を書いたストーリー。「ただいまが、聞こえ...
ちょっと懐かしいホームドラマを見ている感じ。メチャクチャおもしろかったです!商店街のクソまずいラーメン屋の店主で、自由奔放な父ゲンコと、そんな父に時には腹立ちながらも離れられない娘センコ親子と、彼らを取り巻く商店街の人々による、濃密な家族愛を書いたストーリー。「ただいまが、聞こえない」とはかなり違った雰囲気の家族愛です。血の繋がりよりも、気持ちでぶつかり合って築き上げた、ぶっとい絆があふれた一冊。悔し涙、悲しい涙、喜びの涙、たくさん泣きながらセンコがつかんだ幸せの形。感動するやら、笑えるやらのラストが最高です!
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人情もの。 読み終えたときのほっこりした感じがよい。 大阪弁がきついけど、嫌な感じがしないのもよい。
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大阪下町に根っこをはって、生活を営む人たち。どの登場人物も魅力的で笑いと涙にあふれ、読む新喜劇という感じだった。面白い!
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東京バンドワゴンが大阪味になりました、みたいな人情もの。題材は不倫だのネグレクトだの毒親(っぽい)だの暗いものばっかりだけど明るく書いてはある。食べ物をおいしいと感じられる内はまあ大丈夫だよね。と思える。何だかんだありつつも家族やら地域の人情の温かさに心地よさを感じるひとには受け...
東京バンドワゴンが大阪味になりました、みたいな人情もの。題材は不倫だのネグレクトだの毒親(っぽい)だの暗いものばっかりだけど明るく書いてはある。食べ物をおいしいと感じられる内はまあ大丈夫だよね。と思える。何だかんだありつつも家族やら地域の人情の温かさに心地よさを感じるひとには受け入れられるんじゃないでしょうか。
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よく考えると不倫、育児放棄などなど話の内容は暗いものばかりなのに読後感はとてもスッキリ。 登場人物がみんな主人公センコをはじめうっとうしいくらいお節介で温かい大阪人達なためか。 ちょっと大阪に帰りたくなった。 私はこんなにコテコテの大阪人じゃないけどね。
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