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楊令伝(十二) の商品レビュー

3.8

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    17

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2024/08/09

金はネメガがダランとの政治闘争を制し、中原に斉を建国。 江南は李富の暗躍で宋が建つ。 梁山泊は金国にも金を払って西夏との交易をしていたが、商隊が金のオリドに襲われる。 燕青が罠にハマり、周欧を倒すが、盲目になる。 李援が李英の処分を求めて騒ぎ出し、収集するために杜興が自裁...

金はネメガがダランとの政治闘争を制し、中原に斉を建国。 江南は李富の暗躍で宋が建つ。 梁山泊は金国にも金を払って西夏との交易をしていたが、商隊が金のオリドに襲われる。 燕青が罠にハマり、周欧を倒すが、盲目になる。 李援が李英の処分を求めて騒ぎ出し、収集するために杜興が自裁する。 金国もまだ勢力争いでごたごたが続いていた。 金軍が岳家軍に攻め入り、張俊がその隙に双頭山に攻め入り、退役間近の鮑旭を討つ。

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2022/09/13

南宋の国からが出現し、金、斉、南宋、梁山泊、張俊、岳飛がそれぞれの駆け引きがある。 王定六と鮑旭の誇り高き最期が印象的であった。 李媛のこだわりが強すぎて、杜興が死をもって黙らせる。

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2021/09/25
  • ネタバレ

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「いま梁山泊は、いい夢の中じゃ。夢は醒める。醒めた時、いい夢が現実になっておる。そうするのはおまえたちの仕事じゃよ」(杜興) 金は南宋攻めを止め国内の権力争いに注力する。 南宋、金の傀儡 斉、耶律大石の西遼と国が次々と建った。 梁山泊と軍閥の小競合いが続く。乱世。

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2021/06/29

4.0 大将軍とは言えないけど、記憶に残る場面を多く残してきた鮑旭。北方水滸シリーズを貸してくれた先輩が彼を好んでたけど、納得しかできない。 俺が張俊の立場なら「大将軍の影に隠れた一将軍がここまで魅力的なのヤバすぎ。俺もこの好漢たちと共に戦いたい。」って言って禁軍の旗を投げ飛ば...

4.0 大将軍とは言えないけど、記憶に残る場面を多く残してきた鮑旭。北方水滸シリーズを貸してくれた先輩が彼を好んでたけど、納得しかできない。 俺が張俊の立場なら「大将軍の影に隠れた一将軍がここまで魅力的なのヤバすぎ。俺もこの好漢たちと共に戦いたい。」って言って禁軍の旗を投げ飛ばすね。

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2020/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本巻では古参の男達が多く死んだ。 王定六 戴宗に見染められ走り続ける。最後まで走り抜け死ぬまで走り続けた。人生完全走破。彼の足なら三千世界の彼方まで行けることであろう! 杜興 皆んなの嫌がることを進んでやる。そして卒なく器用にこなす。自分の心と身体を磨り減らし最後の最後まで人の為に生きる。そんな老人になりたい! 鮑旭 追い剥ぎだった彼は魯智深に連れられ王進の下で生まれ代わる。部下を守るリーダー!彼にこそ今の時代の中間管理職は学ぶべきものあり。死神と呼ばれた昔の彼が最後に少しだけ蘇る! 楊令伝の残数が少なくなってきました。 ラスト三巻楽しみです。

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2019/03/23

天損の夢 地周の光 天貴の夢 天満の夢 地暗の光 第65回毎日出版文化賞 著者:北方謙三(1947-、唐津市、小説家) 解説:今野敏(1955-、三笠市、小説家)

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2018/09/24
  • ネタバレ

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水滸伝に引き続き、一気読み。 単なる国をかけた闘争を描くだけでなく、『志』という不確かなものに戸惑いつつも、前進する男たちの生きざまが面白い。壮大なストーリー展開の中で、たくさんの登場人物が出てくるが、それぞれが個性的で魅力的。よくもまー、これだけの人間それぞれにキャラを立たせられな。そして、そんな魅力的で思い入れもあるキャラが、次から次へと惜しげもなく死んでいくのが、なんとも切ない。最後の幕切れは、ウワーーっとなったし、次の岳飛伝も読まないことには気が済まない。まんまと北方ワールドにどっぷりはまっちまいました。

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2018/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回の展開はちょっと納得いきません。 ネタバレになるけど、いいかしら。(ダメなら読まないでね) 梁山泊は交易による莫大な利益によって、民から多額の税を徴収しなくてもすんでいる。 そのため梁山泊の商隊を軍が護衛している。 李媛が指揮する商隊を護衛していたのは弟の李英が率いる隊だった。 姉弟の父は、重装備部隊の隊長だった李応。 梁山泊には二世の将校が結構いる。 その中で、なかなか結果を出せない、上に引き上げてもらえない李英は焦っていた。 そんな時商隊が金軍に襲われて、李英は積み荷を守ることよりも、手柄を立てることを優先してしまった。 手柄を立てる=敵を打ち取ることが、積み荷を守ることだと思い込んだということも、ある。 しかし李媛はそんな弟を解任して、現場の指揮を執る。 結果として李媛の判断は正しかったわけだ。 なのに、梁山泊は、楊令の感傷(?)により、せっかく捕まえた捕虜を解放し、李英を元の部署にもどす。 なのに梁山泊は、「李媛がうるさい。黙らせろ」と言う。 正論なのはわかるが、うるさい、と。 いやいやいや。 李媛が正しいでしょ。 結果で判断するのが軍隊じゃないの? 判断ミスで、たくさんの人命を失うことになり、財産を奪われることになったかもしれなかったことを、なかったことにすることは、ほかの兵の士気にかかわるんじゃないの? 李媛は確かに北京大名府や開封府を攻め落としたいという野望を持っていたけど。 今は交易の仕事に誇りを持っている。 だからこそ、自分の感情だけで突っ走ってしまった弟を許せなかったのだ。 それを梁山泊は「黙らせろ」と。 黙らせるために、李媛にショックを与えるために、もともと李家に仕えていた杜興が自裁した。 私にはどうしても、杜興が命をかけてまで李媛を黙らせなければならないとは思えなかった。 李英の処遇に、誰も異を唱えない梁山泊が、不気味だと思った。 それ以外では、王定六や鮑旭のように、地味な仕事を実直に続けてきた者たちの死が辛かった。 特に鮑旭、まさしく朱仝が乗り移ったかのような戦いっぷり。ああ。 燕青のリタイヤも寂しい。 しかし感度が鈍ることは命を失うことにつながるのだから、燕青も年を取ったということなのだろう。 史進が50歳ですと?あの暴れん坊がねえ…。

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2017/12/13

「水滸伝」からのベテラン勢が何人も散っていく第十二巻。 命の限り駆け続けた王定六、自裁することで問題にけりをつける杜興、死してなお闘い続け敵の心までも揺さぶった鮑旭。 世代交代が進みスマートな印象になった梁山泊だが、やはり修羅場をくぐり抜けてきた男たちの凄味や底力は泥臭いが胸にく...

「水滸伝」からのベテラン勢が何人も散っていく第十二巻。 命の限り駆け続けた王定六、自裁することで問題にけりをつける杜興、死してなお闘い続け敵の心までも揺さぶった鮑旭。 世代交代が進みスマートな印象になった梁山泊だが、やはり修羅場をくぐり抜けてきた男たちの凄味や底力は泥臭いが胸にくるものがある。 個人的には燕青VS周炳の立ち会いがハイライト。 燕青の華麗な体術が「楊令伝」に入ってからあまり見られなかったので「やっと来たか!」という感じ。 金軍の梁山泊商隊への襲撃、李英の暴走、金の傀儡国家・斉の建国。微妙な均衡の上に成り立っていたパワーバランスが崩れかかり、順調に拡大を続ける交易にも歪みが生じ始めている。 今後の展開に注目したい。

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2017/10/12

さすがにちょっと飽きてきました。 各陣営とも兵を集めて訓練して、攻撃して、梁山泊軍に痛撃されるという展開もマンネリ気味。 口絵の王定六はかっこいいが。 金、南宋、西夏、それぞれの政権闘争がややこしい。 以前は宋政権の内部の描写だけだったが、三か国分となると、読む方も難儀だ。 ...

さすがにちょっと飽きてきました。 各陣営とも兵を集めて訓練して、攻撃して、梁山泊軍に痛撃されるという展開もマンネリ気味。 口絵の王定六はかっこいいが。 金、南宋、西夏、それぞれの政権闘争がややこしい。 以前は宋政権の内部の描写だけだったが、三か国分となると、読む方も難儀だ。 狄成がだんだん李逵っぽくなってきた。 李逵は素晴らしいキャラクターだが、それだけに読者の方も思い入れがあるので、二番煎じはやめてほしいなあ。 登場人物の造詣のネタが尽きてきた感がある。

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