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「処方せん」的読書術 の商品レビュー

3.6

29件のお客様レビュー

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2022/10/09

「読書」とは、鎮静剤であり、気付け薬だ!という帯に惹かれ、読みました。筆者は、「本は、人と違って余計なことを言いません。人と違って、いつでも、どこでも、気が済むまで相手をしてくれる。最高のカウンセラーだと思っています。」と述べています。私も、その考えは共感できます。私の好きなミス...

「読書」とは、鎮静剤であり、気付け薬だ!という帯に惹かれ、読みました。筆者は、「本は、人と違って余計なことを言いません。人と違って、いつでも、どこでも、気が済むまで相手をしてくれる。最高のカウンセラーだと思っています。」と述べています。私も、その考えは共感できます。私の好きなミステリー作家である島田荘司の初期作に「異邦の騎士」「火刑の都市」があります。登場人物は必ずしもハッピーエンドになるとは限りませんが、さまざまな悩みを持ち、孤独を抱えている登場人物に対し、作者の温かな眼差しを感じるところがありました。当時は大学生で、ひきこもりがちになっていた自分にとっては、救いになりました。役に立つとか、ためになるとかではなく、心の拠り所になるような読書もありだと思いました。

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2022/05/04

読書術というより選書術。その時々の自分の精神状態に応じて選ぶべき本のジャンルを紹介している。著者は主観を大切にしているようで「感動は共有するな(ネットに感想を書くな)」と提唱しており、これはこれで面白いというか説得力がある。「心を強くする」が目的になっているせいか、総じて読書に「...

読書術というより選書術。その時々の自分の精神状態に応じて選ぶべき本のジャンルを紹介している。著者は主観を大切にしているようで「感動は共有するな(ネットに感想を書くな)」と提唱しており、これはこれで面白いというか説得力がある。「心を強くする」が目的になっているせいか、総じて読書に「実用性」を求めていないところは好感が持てる。

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2020/04/28

冒頭の20ページ(実際にはKindle Unlimitedなので20%とか?)くらいまでは、早々に読むのをやめようかと思った。ただ、なんとなく後ろ髪を惹かれる思いで読み進めた。 読後感、悪くない。 自己研鑽や自己実現といった方面を目指していないのは、副題に「心を強くする読み方...

冒頭の20ページ(実際にはKindle Unlimitedなので20%とか?)くらいまでは、早々に読むのをやめようかと思った。ただ、なんとなく後ろ髪を惹かれる思いで読み進めた。 読後感、悪くない。 自己研鑽や自己実現といった方面を目指していないのは、副題に「心を強くする読み方、選び方、使い方」とある通り。 さらっと読んだが、書中で紹介されている本にも随分と面白そうなものがあった。コロナが一段落して図書館が再開したら色々と借りてみよう。 メンヘル本、アジテーション本…等のワーディングは、一言で本質をつき流石だ。 夏目漱石「坊ちゃん」の解釈と、スーパー銭湯は文芸書を読むのに最適というのが残った。 「#「処方せん」的読書術」(角川ワンテーマ21、奥野宣之著) Day136 https://amzn.to/2xfqNmC

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2019/06/12

本の読み方を著者の主観的立場で語っている。 その内容で参考になる点が多いし、共感する部分もたくさんある。

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2019/04/30

第五章の冒頭にある、思いを共有しようとすると、感動が陳腐化し、気持ちの純度が下がるという箇所が印象に残りました。作品の批評には客観的な言葉が必要だが、主観的な言葉でなければ自分の中には残らないそうです。考えさせられるテーマでした。

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2018/10/12

この著者の本は、なぜだか欠かさず読んでしまう。 その理由がこの本を読んでわかったような気がする。 自分で自分のことを「弱い」と思っているからだ。 その謙虚さに惹きつけられてしまうのだと思う。 「メンヘル文庫」「神棚」など、ネーミングも面白い。 [more] (目次) 序章 ...

この著者の本は、なぜだか欠かさず読んでしまう。 その理由がこの本を読んでわかったような気がする。 自分で自分のことを「弱い」と思っているからだ。 その謙虚さに惹きつけられてしまうのだと思う。 「メンヘル文庫」「神棚」など、ネーミングも面白い。 [more] (目次) 序章 生きづらい時代だから本を読む 第1章 不安をしずめる読書―鎮静剤 第2章 前向きな気持ちを起こす読書―気付け薬 第3章 折れない心を作るための読書―栄養剤 第4章 自分を取り戻すための読書―体質改善 第5章 もっとメンタルに効かせるための工夫

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2016/02/18

著者の奥野宣之氏は相当な読書家です。そんな奥野氏だからこそ、読書を“気分が落ち込んだときの「処方せん」”と捉えて、読書の「効能」と「用法・用量」を説いています。不安を鎮めたり、前向きな気持ちにしたり、折れない心をつくったりする本とはどんな本なのかが、奥野氏の経験を元に語られていま...

著者の奥野宣之氏は相当な読書家です。そんな奥野氏だからこそ、読書を“気分が落ち込んだときの「処方せん」”と捉えて、読書の「効能」と「用法・用量」を説いています。不安を鎮めたり、前向きな気持ちにしたり、折れない心をつくったりする本とはどんな本なのかが、奥野氏の経験を元に語られています。そういう意味では単なる書評本とは違い、生きづらい現代で読書によっていかに強い心を作っていくかということが分かりやすく書かれています。私は、日頃から“読んだ本の冊数と種類よってその人間が出来ている。”と思っています。本をたくさん読んでいる人は知識が増えるだけでなく、精神的にも強くなれます。この本を是非読んで自分だけの読書の「処方せん」を手に入れて下さい。ゼッタイオススメな本です!

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2014/09/21

自分の心をメンテナンスする。不安を鎮めたいときは本を読む。自分の心を救ってくれる本を読む。 人からどう思われようと、試して高価があるものを使えばよい。 評価を気にしないことがかえって評価につながる。

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2014/03/06

様々な状況の時に読むべき本が紹介されており、今後役に立ちそう。まずは紹介されている本を読んでいって、自分に合う本を見つけていこうと思う。

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2014/02/12

本書は「どのように本を心の支えにしてゆくか」について、僕が体験的に学んできたことをまとめたものだ。〜あとがきより。 【メモ】 1.心を整えるためには、読み方だけでなく保管の仕方、つまり「蔵書」も意識的に、工夫を持ってやるべき(P.61) 2.本棚の中に「神棚」を作る。(P.9...

本書は「どのように本を心の支えにしてゆくか」について、僕が体験的に学んできたことをまとめたものだ。〜あとがきより。 【メモ】 1.心を整えるためには、読み方だけでなく保管の仕方、つまり「蔵書」も意識的に、工夫を持ってやるべき(P.61) 2.本棚の中に「神棚」を作る。(P.93) ・尊敬する人=自分の理想 ・わが師匠、憧れ、スーパースター などのコーナーを作る。 3.読書ノートは主観的な言葉を書く。(P.173) ・主観が必要とされるのは、人の心を動かすとき(P.174)

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