1,800円以上の注文で送料無料

アガサ・レーズンの困った料理 の商品レビュー

3.4

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/10/30

とあるミステリガイド本で紹介されていて手にした1冊。ミステリとしては単純だが、風景描写とキャラクター設定、そしてイギリス風俗がユーモラスに語られる。訳者あとがきにもあるが、それぞれのキャラクター・エピソードが本編のスピンアウトのように展開していくそうで、手を出してしまったのが失敗...

とあるミステリガイド本で紹介されていて手にした1冊。ミステリとしては単純だが、風景描写とキャラクター設定、そしてイギリス風俗がユーモラスに語られる。訳者あとがきにもあるが、それぞれのキャラクター・エピソードが本編のスピンアウトのように展開していくそうで、手を出してしまったのが失敗。面白すぎてやめられない。

Posted byブクログ

2015/10/29

自己中心的で押し出しが強くて自分の周囲にいたら、間違いなくかかわり合いになりたくないタイプのアガサなのに、何故か憎めない。 隣に引っ越してきたハンサムなジェームスとの進展や、行方不明になっている夫など、今後の展開も楽しみ。

Posted byブクログ

2015/06/09

翻訳ものは、堅い文章をイメージしていたけれど、この本は柔らかい文章で、読み易かった。 アガサ・レーズンが叩き上げのバリバリのキャリアウーマンを卒業して、憧れのコッツウォルズに移住してから、この物語はスタート。 出てくる登場人物も何処かしらに欠点があって、でも愛らしさがある、憎め...

翻訳ものは、堅い文章をイメージしていたけれど、この本は柔らかい文章で、読み易かった。 アガサ・レーズンが叩き上げのバリバリのキャリアウーマンを卒業して、憧れのコッツウォルズに移住してから、この物語はスタート。 出てくる登場人物も何処かしらに欠点があって、でも愛らしさがある、憎めない人たち。 田舎の良い面ばかりでなく、新しい人には表面上愛想よくしていても警戒したり、野暮ったい格好、冴えない行事が村にとっては一大イベント、、、など欠点もきちんと抑えている。 謎はまあまあ。特に意外性のないものでした。

Posted byブクログ

2015/05/06

私は、読みづらく感じました。外国の方の名は馴染みがないものですが、ページを進めてもすっと頭には入らなかったです。

Posted byブクログ

2014/08/14

 アガサにイライラし、アガサとイライラし、話が進んでるんだか進んでないんだか、もう!と思いながら読んでいたのに、後半では少しほろりとしてしまいました。シリーズ物のコージー・ミステリは期待して1巻を読んではがっかり、というパターンが多かったのですが、これは続きが気になります。「訳者...

 アガサにイライラし、アガサとイライラし、話が進んでるんだか進んでないんだか、もう!と思いながら読んでいたのに、後半では少しほろりとしてしまいました。シリーズ物のコージー・ミステリは期待して1巻を読んではがっかり、というパターンが多かったのですが、これは続きが気になります。「訳者あとがき」によると、続編が22巻まで出ているとか! 1巻で53歳のアガサは、いったい今何歳になっているのでしょうか……。

Posted byブクログ

2014/08/12

53歳で引退するなんて 叩き上げの経営者で、がむしゃらに働いてきて 作り上げたキャリアをすべて売り渡し 綺麗な田舎に引っ越し インテリアデザイナーに任せて 引っ越しも、すべて業者任せ 家事はしたことない 掃除も、人任せだし、料理は冷凍食品か外食 引退して、何をするのかって思っ...

53歳で引退するなんて 叩き上げの経営者で、がむしゃらに働いてきて 作り上げたキャリアをすべて売り渡し 綺麗な田舎に引っ越し インテリアデザイナーに任せて 引っ越しも、すべて業者任せ 家事はしたことない 掃除も、人任せだし、料理は冷凍食品か外食 引退して、何をするのかって思っていたら その先の事は、考えていなかったみたい 私なら、退屈してしまう イギリスでは、ボランティア活動が活発みたい 地域社会の細々としたこととか

Posted byブクログ

2014/05/14

イギリス好きなので、本の雰囲気は好きでした。 唐突な部分が多い気がしないでもないですが、とりあえず一気に読みました。 次はこの本の英語版を読みつつ、シリーズの続きを読みたいと思ってます。

Posted byブクログ

2013/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イギリスが舞台のコージーミステリー。 憧れの田舎生活をはじめた主人公アガサ・レーズン。人気者になりたいけれど…。強引だし、ズルするし、「良い人」ではないが、憎めないキャラクターのアガサ。 お話しとしては、アガサが犯人捜しをはじめてから急激に面白くなる。(そこまでが長い!)隣に越してきたイケメンおじさまとのチグハグナなやりとりも楽しい。 明日のランチはキッシュ(毒なし)にしよう♪

Posted byブクログ

2013/07/14

たたき上げの女性社長が引退して、美しい村に住み始めたが‥? コージーの新シリーズ。 口が悪いけど不器用なヒロインで、一風変わった味わいです。 広告代理店を立ち上げ、押しの強さでそれなりの評価を得てきたアガサ・レーズン。 外見はごく普通。 服装は上品で、見合うような話し方も出来る...

たたき上げの女性社長が引退して、美しい村に住み始めたが‥? コージーの新シリーズ。 口が悪いけど不器用なヒロインで、一風変わった味わいです。 広告代理店を立ち上げ、押しの強さでそれなりの評価を得てきたアガサ・レーズン。 外見はごく普通。 服装は上品で、見合うような話し方も出来るが、興奮すると地金が出てしまう。 貧しい家を飛び出し、結婚相手が飲んだくれだったので離婚届をおいてここからも家出したという過去。 コッツウォルズの村に家を買うのを憧れにがむしゃらに働き、53で早めの引退をして喜び勇んで移り住んだ。インテリアは人任せで絵のように綺麗な内装なのだが。 住んでみた途端、何をしたらいいのかわからずに戸惑う日々がやってきた。 ロンドンでの人付き合いはすべて仕事がらみ。 元部下もあっという間にちりぢりで、かろうじて付き合いが続くのは一人だけだった。 パブで会う村の男達は気がよくておごってくれるのだが。 隣人のちょっと意地悪な女性とは、しょっぱなからいきなりやり合うことに。 村で人気を取るために、キッシュ・コンテストで優勝しようと思いつき、ロンドンの人気店のキッシュを買ってきて出品。 ところがそれを食べた審査員が死んでしまい、毒草が混入した事故と思われるが、アガサのいんちきはばれて赤っ恥。 (とはいえ村では珍しくないことで公正なコンテストでもなかったらしいが) 自分のせいだったのかと内心気に病むアガサは、もっと詳しく事情を確かめようとする。 がさつだけど単純で、意地っ張りだけどどこか憎めないおばちゃんのアガサ。 若い警官ビル・ウォンも、そんなアガサが悪い人ではないと気づいて、親切にしてくれる。 何の罪もない気立ての優しい人もとばっちりでえらいことを言われたりするが、たちの悪い人間に立ち向かうには、アガサの大胆さはうってつけ。 たちの悪い人間が、またけっこう多い村なのだった‥ 親切な牧師夫人も、アガサの行動力に期待するのですね。 アガサのとんでもない言動もいろいろ続きそう。 広告業界のやり方のパロなのかしら~共感するというのとはちょっと、いやかなり違うけど~距離をおいて眺める喜劇という感じ。 じわじわと漂うユーモアで、面白く読めそうです。

Posted byブクログ

2013/07/04

辣腕なPR会社社長のアガサは引退してコッツウェルズに住むことに。仕事ばかりの社交生活を送っていたため田舎の町になかなか馴染めず、周囲の尊敬を得るためにキッシュの大会に参加します。料理経験のない彼女はロンドンで購入したキッシュを出しますが、それを食べた審査員が死亡。ますます居心地が...

辣腕なPR会社社長のアガサは引退してコッツウェルズに住むことに。仕事ばかりの社交生活を送っていたため田舎の町になかなか馴染めず、周囲の尊敬を得るためにキッシュの大会に参加します。料理経験のない彼女はロンドンで購入したキッシュを出しますが、それを食べた審査員が死亡。ますます居心地が悪くなってしまい…。 他のコージーだったら真っ先に殺されそうなタイプのアガサが新鮮です。地元の人にとってはよそ者で、友達作りも下手くそで、口も悪いしお隣さんとは早々に対立。本当は不安も恐怖もあるのに意地っ張りでプライドが高いから、表に出さない。そんな彼女が手に入れたわずかな人間関係を通じて村に馴染んでいく様子が、小学校の転校生のようでほほえましい。その一方、彼女の勢いのよい啖呵は爽快です。彼女のなかで渦巻いていた毒が一気に吐き出され、こちらまですっきり。仕事で培った経験をいかしてバザーを仕切る場面には、そこまでやるか!とただただ感心するばかりです。 殺人事件の犯人はほぼ心象から確定されているのですが、決定的な証拠をどうやって得るかがポイント。さすがはパワフル直球ヒロイン、犯人との直接対話の道を選びます。そこでもアガサらしさを十分に発揮。万全の対策をもって挑んだはずがどこか抜けてたり、でも実はそれがいい方向に転んだり。事件やトリックではなく、いかに主人公が解決していくかを楽しむコージーらしさを堪能できました。

Posted byブクログ