キサトア の商品レビュー
一部抜粋 「キサとトアは、ああいう生活をしているけれど、たくさんの人たちに愛されている。お前は色を失ってしまっているけれど、独特の感性を持っている。なにかを失っているんじゃない。逆に何かを得ているんだ。そういう風に考えている。もしかしたらそれはお前たちへの贈り物なのかもしれない。...
一部抜粋 「キサとトアは、ああいう生活をしているけれど、たくさんの人たちに愛されている。お前は色を失ってしまっているけれど、独特の感性を持っている。なにかを失っているんじゃない。逆に何かを得ているんだ。そういう風に考えている。もしかしたらそれはお前たちへの贈り物なのかもしれない。だから無理に取り戻そうとしなくてもいいのかもしれない。すべては、時が来たらなるようになるんじゃないか」 主人公の父が言った台詞で、他にもこの世に存在するものの繋がりとバランス·常に流動的で循環している…など自然物に対する考え方が個人的に共感できるし面白い。 自然(風·水·緑·大地)に興味がある人にはオススメ。
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自然と共存しながら、ハンデを持った人も分け隔てなくみんなが自分らしく生きている。自分にできることを精一杯やり、できないことはみんなで補い合える、理想的な社会だった。 ほんの少しの想像力と優しさと閃きが幸せを呼ぶ。 他者とどう付き合っていくか、基本に立ち戻らせてくれた。
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世界的アーティストだが、病気で色彩がわからない主人公の男の子。その双子の妹も不思議な病いを持つ。朝と夜それぞれ真逆の時間に寝起きする。 ノン・24アワー・スリープウェイク・シンドローム。 そんな子供達と、不思議な力を持った父親と小さな村の住人のお話。小路幸也氏のこういう、人情...
世界的アーティストだが、病気で色彩がわからない主人公の男の子。その双子の妹も不思議な病いを持つ。朝と夜それぞれ真逆の時間に寝起きする。 ノン・24アワー・スリープウェイク・シンドローム。 そんな子供達と、不思議な力を持った父親と小さな村の住人のお話。小路幸也氏のこういう、人情ものというか、ふんわりと柔らかい物語の紡ぎ方は癒されるな。 とは言え、2012年に出版された年を考えると東日本大震災の影響は受けているな。科学技術が進歩しても、太古から現代まで人間の歴史は自然との戦いを繰り返し、共存してゆくと。 久しぶりにバタフライエフェクトを思い出した。 物事の距離の取り方。均衡、バランス、大切ですね。
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あたたかくて、やさしいお話。 みんなそれぞれ役割があるちいさな街で いろんなものを抱えながら 自然と共に生きる人々の生活を 少しだけのぞかせてもらったような感じ。
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家族愛! こんな優しく心のうつくしいひとたちが暮らす世界、素敵。 彼の描く世界はなんて光に満ちているのだろう。
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日の出とともに目覚め、日の入りとともに眠る体質を持つキサと、その逆の体質を持つトアという双子。その兄であり主人公のアーチは色彩が判別できない眼を持つ。 ちょっと不思議な世界、のびのびと遊ぶ無邪気な子供たち、温かい会話の中に真理を混ぜる大人、どこかにありそうな町。 風の強く吹く町の...
日の出とともに目覚め、日の入りとともに眠る体質を持つキサと、その逆の体質を持つトアという双子。その兄であり主人公のアーチは色彩が判別できない眼を持つ。 ちょっと不思議な世界、のびのびと遊ぶ無邪気な子供たち、温かい会話の中に真理を混ぜる大人、どこかにありそうな町。 風の強く吹く町の一年を通して、アーチの心の成長を描いた作品。 世界観も素敵だし、キャラクター全て愛おしい。情景も文体も会話も全てツボでした。
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不思議な感性を持つリトルアーティスト・アーチと昼と夜で交代する双子キサとトアのお話。 彼らを慕う町の人たちとの暖かい交流に、ほっこりします。 ファンタジックな所も良かったです。
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小路幸也版「ムーミン谷の四季」。 色がわからないアーチ。朝と夜それぞれ真逆の時間に眠る双子のキサとトア。風のエキスパートの父。不思議な家族と愉快で優しい海辺の町の人々の一年間の物語。ファンタジー色がかなり濃い。
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日の出とともに起きる女の子と、日の入りとともに、起きる女の子のキサトアちゃん(双子) 温かい街の人たちやお兄ちゃん。ほんわかする不思議でかわいいお話。
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