名著講義 の商品レビュー
『国家の品格』での熱い想いにに非常に共感を抱いた、数学者・藤原正彦氏。 そんな藤原さんの、お茶の水大学での"読書ゼミ"の様子を綴った一冊になります。 講義で取り上げている本は、全部で11冊+2冊。 『武士道』(〇) 『余は如何にして基督信徒となりし乎』...
『国家の品格』での熱い想いにに非常に共感を抱いた、数学者・藤原正彦氏。 そんな藤原さんの、お茶の水大学での"読書ゼミ"の様子を綴った一冊になります。 講義で取り上げている本は、全部で11冊+2冊。 『武士道』(〇) 『余は如何にして基督信徒となりし乎』 『学問のすゝめ』(〇) 『新版 きけ わだつみのこえ』(〇) 『逝きし世の面影』 『武家の女性』 『代表的日本人』 『山びこ学校』 『忘れられた日本人』 『東京に暮す』 『福翁自伝』(〇) 『若き数学者のアメリカ』(〇)/『孤愁』 明治期の著作が多いのは、この時代の日本人の活力が高かったコトの、 証左の一つにもなるのでしょうか、、あらためて興味深く感じました。 なお、自身の既読は末尾に"〇"を付けてみましたが、初めて目にする本が多いなぁ。。 学生時代、内村さんは史料として目を通した覚えはありますが、何気に通読までは至らず。 ん、日本に民主主義が根付いたのは戦後との印象が強いですが、、 実際には戦前に既に、当時の国際社会と比べても高水準な民主主義が実現されてました。 なんてことは、確かに小中の歴史教育の中では教わらなかったのを思い出しました。 高校ではその辺り大分フラットだった覚えもありますが、、それでも偏っていた記憶が残っています。 戦後、GHQや日教組などの赤い連中によって塗りつぶされてしまった価値観、 そんな日本人の芯を、どうにか次世代に伝えていきたいですが、、 リアルタイムでこういった講義を聴きたかったですね、、学生時代に。 ん、イロイロと考える時期なのかな、不惑までにはなんとかしたいところ、なんて。
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【読書その85】 「国家の品格」で有名な藤原正彦氏による、お茶の水女子大学で十数年続いてきた読書ゼミの講義録。新入生に毎週1冊の文庫を読ませ、それを皆でディスカッションする。取り上げられる本は、新渡戸稲造の「武士道」から始まり、福沢諭吉の「学問のすすめ」、内村鑑三の「代表的日本人...
【読書その85】 「国家の品格」で有名な藤原正彦氏による、お茶の水女子大学で十数年続いてきた読書ゼミの講義録。新入生に毎週1冊の文庫を読ませ、それを皆でディスカッションする。取り上げられる本は、新渡戸稲造の「武士道」から始まり、福沢諭吉の「学問のすすめ」、内村鑑三の「代表的日本人」、「きけ わだつみのこえ」等の11冊。学生と藤原氏のやりとりの中でその本が執筆された時代背景、筆者の伝えたいメッセージ、現代日本に足りないもの、失われてしまったものが見えてくる。読んだことのない本も多く、是非とも読んでみたいと思う本ばかりだった。
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読んでみたいと思っていた本を何冊も取り上げていたので読んでみた。こういうゼミに大学時代に積極的に参加しとくべきだった。
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いつも藤原氏の指摘は面白い。こんな授業があれば楽しいだろう。でもそれは今になって思うことで、学生時代なら大変で取らなかったはず…。 読了後、何か読まずにはいられなくなり 忘れられた日本人 を購入した。
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※このレビューにはネタバレを含みます
新渡戸稲造 『武士道』 内村鑑三 『余は如何にして基督教になりにし乎』 福沢諭吉 『学問のすすめ』 日本戦没学生記念会編 『新版 きけわだつみのこえ』 渡辺京二 『逝きし世の面影』 山川菊栄 『武家の女性』 内村鑑三 『代表的日本人』 無着成恭編 『山びこ学校』 宮本常一 『忘れられた日本人』 キャサリン・サムソン 『東京に暮らす』 福沢諭吉 『福翁自伝』
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