僕らのごはんは明日で待ってる の商品レビュー
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高校時代から付き合っていた二人が結婚する。まぁそれまでに他の人と付き合ったり紆余曲折はあったんだけど、やっぱりこの人って思って。 これといって特別なことは起こらないけど、主人公の兄貴の死や小春の手術を通して、何気ない毎日の暖かみや愛しさがじんわり伝わってきた。早く結婚するのもいいかもなって思った。 心がほっこりする、毎日を大切にしたくなるお話でした。
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瀬尾まいこさんの本が好きです。 全部読んでる。 とても切なく温かい本です。 瀬尾さんの本に出てくる人はみんな一所懸命です。 相手に、自分に。 すべてがうまくいかないけど、とても大切なことを伝えてくれます。 また一つ本棚に並ぶ本が増えました。
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あるカップルの高校時代から新婚時代までを描いた連作。☆が増えなかったのは単なる好みの問題で、登場人物のキャラクター設定もしっかりされていて、エピソードは丁寧に描かれており、タイトルも(個人的にはこれは良いタイトルとは思えなかったのだれど)意味はわかるし、そもそも著者はどの作品でも人間に対する眼差しが温かく、ケチをつけるべきところは見当たりません。 ただ私としては、作品の容自体よりも、著者が教職を辞したことを本作のプロフィールで知ったことの方がインパクトがあった。勝手な想像で、10年は2足のわらじでと決めていたのかな?とも思うものの、これまでの苦労を想像するだに感嘆。とにかく、専業作家になられたとのこと、これからは教育現場にいてこそ知り得る知識は減るにしても、別の意味で書くものに広がりが出るのかなという期待がある。
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一人でも、生きていける。でも、あなたとだったらもっと楽しい! 瀬尾さんらしい優しく穏やかな作品。主人公の2人はかなり個性的。だけど、世の中のどんなカップルも、きっとイエスと小春みたいに、2人だけの独特で絶妙なバランスで支え合ってるのだと思う。 珍しく、最後はちょっと切ない。 ...
一人でも、生きていける。でも、あなたとだったらもっと楽しい! 瀬尾さんらしい優しく穏やかな作品。主人公の2人はかなり個性的。だけど、世の中のどんなカップルも、きっとイエスと小春みたいに、2人だけの独特で絶妙なバランスで支え合ってるのだと思う。 珍しく、最後はちょっと切ない。 もう少しだけ、希望があればな。
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瀬尾さんの作品には心に沁みるフレーズがたくさんたくさん散りばめられている。 「なんだって理由が決まってると楽だから。」 「会いたい人とか一緒にいて楽しい人って何人かいるけど、でも、いろんなことを平気にしてくれるのはイエスだけ」 ノートに書きだして大事に大事にとっておきたくなっ...
瀬尾さんの作品には心に沁みるフレーズがたくさんたくさん散りばめられている。 「なんだって理由が決まってると楽だから。」 「会いたい人とか一緒にいて楽しい人って何人かいるけど、でも、いろんなことを平気にしてくれるのはイエスだけ」 ノートに書きだして大事に大事にとっておきたくなっちゃう。 こうして生きている毎日が明日が楽しくなる一冊でした。
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瀬尾さんやっぱり&相変わらず好きです。 王道の瀬尾作品、という感じ。 えみりちゃんと付き合ってしまう葉山くんとか、 葉山くんと塚原くんのつきあいとか、 結婚して小春と呼びだすところとか、 好き。 会話のテンポが絶妙ですごく好き。 映画化したらいいだろうなー
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語り口が軽くて、主人公も若いし、★三つか迷うところだけれど、この著者らしく読後感が爽やかで、家にあってもう一度軽く読みたくなる本なので★四つにしました。 「しっくりくるくらい誰かと仲良くなって、一緒になにかができるようになれば、もっとずっといいってわかっているのに、それをやる根...
語り口が軽くて、主人公も若いし、★三つか迷うところだけれど、この著者らしく読後感が爽やかで、家にあってもう一度軽く読みたくなる本なので★四つにしました。 「しっくりくるくらい誰かと仲良くなって、一緒になにかができるようになれば、もっとずっといいってわかっているのに、それをやる根気がないんだ。しっくりさせるのに心を費やすくらいなら、一人で動いてしまう。面倒くさがりだから」 主人公の恋人の台詞 よく分かるな〜と思った。
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瀬尾さんの作品を読んでみたいよ思っていたら、どうやら一番新しい作品ということで、購入。 タイトルにも魅かれました。 物語は葉山くんと、小春の高校生時代から始まります。 米袋ジャンプって。 二人とも過去にどこか寂しい要素を持っているのだけど、キャラクターは正反対。 ただ、こういう関係も素敵だなと。 最後にああいう設定を持ってくることによって、ただほのぼのとした物語にならなかったのだろうけど、ちょっとかわいそうになってしまった。 おばあちゃんの言葉は日本国憲法より重い それを見事に破った、葉山君の成長っぷりには脱帽。 途中で出てくるえみりちゃんはちょっと気の毒な存在だななんて。
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タイトルから どんな内容かと思ったら。 同じ主人公を軸に、 1章毎に時を経ていきます。 最後の章は、 あまりにも 思いもかけない展開だったけれど、 主人公たちや周りの登場人物に 救われました。 瀬尾さんの作品は、 テンポも良くて読みやすいですが、 内容は深かったり、 じーん...
タイトルから どんな内容かと思ったら。 同じ主人公を軸に、 1章毎に時を経ていきます。 最後の章は、 あまりにも 思いもかけない展開だったけれど、 主人公たちや周りの登場人物に 救われました。 瀬尾さんの作品は、 テンポも良くて読みやすいですが、 内容は深かったり、 じーんとしたり出来て、 好きな作家さんの1人です。
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体育祭の米袋ジャンプという競技がきっかけで仲良くなっていった僕と上村さんのお話。 会話やデート内容はかなり淡々としてて恋愛の甘さはほとんど感じさせない二人だけど、 お互いがお互いに寄せる思いがとても愛おしくて読んでいて優しい気持ちになれるお話でした。 優しいだけで終わらせてくれないのが瀬尾さんですけども。 幸せになってほしいな、と願うような二人にとんでもない未来が待っていた、というのを「幸福な食卓」で経験してるので若干身構えつつ読んでしまったヨネー^^; 案の定、女の子にとってはあまりにも切なすぎる展開。 それでも二人一緒にいるから幸せなのかな。 ラストの「色んな事を平気にしてくれるのはイエスだけ」という言葉にぐっときた。
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