“朧月夜" の商品レビュー
蜘蛛に捕らわれていた。 誰にもバレないように巧妙な手口で逃げ道を無くし、孤立した所へ漬け込み従わせようだなんて最低すぎるな。 安心して暮らせる居場所が出来たからこそ、子供らしくいられるのだろうな。
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蜘蛛の化身を恐れる、日舞の名取りでヒカルの愛人を名乗る月夜子センパイが艶やか。巻を追う毎に増える女の子達が個性的で楽しく、ヒカルのハーレム皇子さにも嫌味がない。帆夏は一々面倒臭さ全開だけれど、妬いていた筈の月夜子のファンになったり恋愛に引き摺られていないシーンは確かにさっぱりして...
蜘蛛の化身を恐れる、日舞の名取りでヒカルの愛人を名乗る月夜子センパイが艶やか。巻を追う毎に増える女の子達が個性的で楽しく、ヒカルのハーレム皇子さにも嫌味がない。帆夏は一々面倒臭さ全開だけれど、妬いていた筈の月夜子のファンになったり恋愛に引き摺られていないシーンは確かにさっぱりしているのかもと思えた。
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紅い長い髪は朧月夜に照らされる枝垂桜のよう。 ヒカルシリーズ4巻は「朧月夜」に焦点を。 確かに、美人で男とも浮名を流す遊び女だが、その実は男の支配の恐怖の中でもがき苦しむ手弱女。 これを元ネタ源氏の朧月夜からそのままインスパイアしたとは思わないが、そもそも源氏物語が全編「女の哀しみ」に貫かれた作品であるならば、この朧月夜の造形もまた「源氏」という作品を反映したものなのだろう。 そんな中、見え隠れする「六条」の影。そして、ヒカルに暗い嫉妬の念を燃やす半血の兄一朱は何を狙う?。 ヒロインが葵になってるぞ。頑張れ式部さん。
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うわぁ(辟易) 一朱、気持ち悪いな。 フェロモン振りまいている月夜子が今回のヒロインなせいもあり、なんだかドロドロしてきた。 ヒカルの死の真相は、もしかしたら。 という推理をしてみるけれど、まぁわたしの推理力ではタカがしれてる。 おとなしく最終巻まで読むとします。
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源氏物語にインスパイアされながら、なかなかにシビアな展開。 どんどんシビアになっていっているが、大丈夫かな?
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源氏物語にはたくさんの女性が登場しますが、どんな女君に惹かれるかという読み方も、古来からずっとされてきました。 今回の女主人公は「朧月夜」。 月の宮こと月夜子さんです。 自分で好きな女君を挙げろと言われたら「夕顔」とこの「朧月夜」そして「玉鬘」を挙げるでしょう。やっぱり自分の好きなヒロインがメインの回は、読後感も好きですね。このシリーズの中では夕顔の次に好き。 紅の枝垂れ桜に例えられる紅の髪。 透き通るような艶かしい白い肌。 ヒカルとは深い仲だったらしい奔放な少女、月夜子。彼女はヒカルの愛人であったと公言して憚りません。男好きの浮気者のように言われていますが艶やかで、芯が強くて度胸があって。なかなか気持ちのよい、愛らしい女の子です。 亡きヒカルの代わりに、『約束』を代行する是光くん。先輩である月夜子の魅力には確かにくらっときていますが彼なりに筋は通しています。彼は、「後輩」として彼女を守ってあげたいと思っていますし、悪女のように言われていても本来彼女は純粋で、激しいけれど一途な女の子なのでそれを理解したうえで、穢れから守ってあげなくてはと頑張ったように思います。 凛とした、強くて華やかな心の女性を まっすぐな激しい男性が本気でかばう。 そこにヒカルとの間のような恋はありません。 惚れたというのなら。 むしろ。 くちづける場面はありますが、是光くんは人間としての月夜子さんの潔さに惚れたのだと私は思います。 彼女は本当は、ヒカルくんの義兄の許嫁でしたが義兄から精神的な虐待を受けてきたせいで、自分を醜く、人に愛されない女の子だと思い込んでいました。 このヒカルの義兄が、どうにもならない男で、傷ついたのは確かだと思います。 ただ、現実には月夜子さんは物凄い美人さんなので そんなに心を閉ざす必要は、本当はなくて。 ただ、病的なこころへの暴力から解放されれば、じゅうぶん幸せになる子ですし。問題は払いのけ方を知らなかったこと。まだ幼くて無垢だったことでしょうね。 この呪縛を取り除いたのがヒカルだったわけですが この二人の恋も、私は見事だったと思うのです。 終わりがくることはわかっている恋でも業火に抱かれて燃え尽きる桜のように完全燃焼した。そんな恋だったのではないでしょうか。 いつか、幕切れを思わなくて済む本当の愛が 彼女にやってきますように。
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【ヒカルが地球にいたころ・・・・・・】4巻目。 憎悪ってこわい・・・と思った作品でした。 月夜子先輩は美しかったけど、一朱さん(・.・;) 是光くんが巻数を重ねるごとにほんとに魅力的になっていきますね(笑) ヒカルくんはきっとただのハーレム皇子じゃないんだなぁ・・・
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相変わらず重いものを背負った女性の登場に、だからこそヒカルは心残りだったんだろうと思いました。その女性を救う度に是光を好きになる女性が増える一方だけど、それも納得してしまうのが面白い。
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ヒカルが死んだ謎が、益々深まった感じがした。 あと、一朱の豹変ぶりには、とても驚いたしこの人は、何か、大事な事を隠し持っているような気がして、ゾワゾワした。 これから、どうなるのか気になった。
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ただのハーレムラノベなのだが、元が源氏物語なので、4巻までくると立派な文学作品に思えてくるから不思議だ。 葵、式部、朝衣、紫織子とメインキャラも立ってきて、物語がどんどん広がっている。まさか本当に54巻までいったりして… 少なくともこのシリーズ、文学少女に匹敵する、作者の代表作となることは間違いなさそうだ。 舞台袖でびびる月夜子さんには萌えました(^^ゞ
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