【小説】めだかボックス 小説版(上) の商品レビュー
久々に西尾維新を読んだ。本作がそうなのかも知れないけど、徹底的に説明がなされていて、くどく、冗長に感じた。齟齬をなくすような気配りは好きだけど、行き過ぎな感じ。そういう文体なんだろうけど。 タイトルはついているけど、短編2作ではなく、2章と捉えるべきだろう。まとまりはあまり良...
久々に西尾維新を読んだ。本作がそうなのかも知れないけど、徹底的に説明がなされていて、くどく、冗長に感じた。齟齬をなくすような気配りは好きだけど、行き過ぎな感じ。そういう文体なんだろうけど。 タイトルはついているけど、短編2作ではなく、2章と捉えるべきだろう。まとまりはあまり良くなく、盛り上がりにも欠けるが、下巻で全部ひっくり返るように祈っている。 三人称かつ、本編(=未来)の出来事に触れるような記述の仕方は、いわゆる神の視点に近いけれど、そう割り切って書いているのか、ストーリー的な仕掛けがあるのか気になるところ。 良かった点としては、安心院さん周りの補完があったところ、あとはまわりから押し付けられる「らしさ」が人間性(大人やこども)を決定するという構造主義的な話とか。
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(上下巻共通) 変な子供に真っ当な大人が振り回される話ですね。(^^; マンガでは、エキセントリックにすぎるけれど説明する紙幅がなかった主人公の設定を小説仕立てで説明しましたって感じ。 それはそれで、面白くなってしまっていますけどね。(^^; 特に、選管がでてくるあたりでちょっと...
(上下巻共通) 変な子供に真っ当な大人が振り回される話ですね。(^^; マンガでは、エキセントリックにすぎるけれど説明する紙幅がなかった主人公の設定を小説仕立てで説明しましたって感じ。 それはそれで、面白くなってしまっていますけどね。(^^; 特に、選管がでてくるあたりでちょっとわくわくしてしまったり。 大刀洗さんの活躍が見所ですね。(^^;
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めだかちゃんが生徒会長になる前の話で、善吉の出番も全くなくてある意味新鮮。 タイトルの通り先生二人が語り部です。 一般人(とは言えないかもしれないけれど)から見るめだかちゃんの異常性が見所の一つ。 どういう経緯で生徒会長になることにしたか、それまでの道程も描かれていて、前日譚としてはいい出来かと。
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本編より少し前、めだかが生徒会長になる前の話。担任と雲仙の担任との関係が描かれている。めだがの担任はやる気がなく、箱庭学園これでいいのかと思った。雲仙の担任は実は赤青黄と同じく安心院さんの端末。サッカーでめだかと意思疎通するというラスト。球磨川好きなので彼が出ていないと評価が低くなる。
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久々原さんの気持ち、わかるぜ……と同時に、端末さん達の日常とかも結構わかっておもしろいと思います。 あとツインテ時代、ぼっち教室なめだかちゃんがとてもかわいいです。啝ノ浦さんと雲仙さんのやりとりも好きですね、かわいい。
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コミックとアニメのめだかはそんなに楽しめなかったけど、小説なら面白いかもしれないと思って読んでみた。 やっぱりめだかボックスそのものが好きじゃないと楽しめないかもしれない・・・。 そもそもめだかがあまり好きになれないんだよなぁ。
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めだかボックスのマンガを読んでいる人は深みにはまります。読んでいない人も一話につながる内容だから、すぐ読めます。
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漫画は2巻まで既読。 西尾維新の小説は語り手が好きになれるかで小説の評価も変わると思う。 凡人から見ためだかちゃんというのは、少なくても漫画を二巻しかみていない自分にとってはなかなか新鮮ではあったけど、二人の大人、特に久々原のほうはもっと凡人としての語りで読みたかったかも
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めだかボックスのサイドストーリーというか前日譚、黒神めだかが入学してから生徒会長になる前の話。個人的には、西尾維新の小説にしては後半の卓袱台ひっくり返し的な展開は抑えめかと思う。下巻もあるのでそういうのはそっちの展開なのかもしれないが。あと自分は原作を球磨川が出てきたあたりからし...
めだかボックスのサイドストーリーというか前日譚、黒神めだかが入学してから生徒会長になる前の話。個人的には、西尾維新の小説にしては後半の卓袱台ひっくり返し的な展開は抑えめかと思う。下巻もあるのでそういうのはそっちの展開なのかもしれないが。あと自分は原作を球磨川が出てきたあたりからしか読んで無いのだけど、原作のキャラクターとしては風紀委員長の雲仙の名前が会話によく出てくるので、あらかじめ読んでおけば良かったかなと。
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漫画の冒頭以前のお話。箱庭学園に先生ってちゃんといたんだ。漫画だと一切出てこないからね。そこら辺の違和感を緩和してくれるかな。一話は天才って実は使われる損な役回りなんじゃない?って話だけど最終的にその理論は粉砕される。二話は何もしないことが賛成していることと同義だという話。どちらも興味深い。ただの言葉遊びなのかもしれないけど、考えさせられるところがやっぱり西尾維新だなぁ。そして自分は西尾維新の書く久々原みたいな怠惰なキャラクターに凄く共感するんだよね。
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