恐山 の商品レビュー
ほとんどの悩みは競争と取引から生まれる。 この二つを何とかしてしまえば悩みなんてなくなるんですね。
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恐山のお寺とイタコは関係がないってのが衝撃やった。 まぁ、死んだ人の魂は、この世にもあるってオレは思うけど、 それより確かなのは今生きている人の中に死者がいること。 そのことを実体験を通じて教えてくれている本。 http://www.amazon.co.jp/恐山-死者のいる...
恐山のお寺とイタコは関係がないってのが衝撃やった。 まぁ、死んだ人の魂は、この世にもあるってオレは思うけど、 それより確かなのは今生きている人の中に死者がいること。 そのことを実体験を通じて教えてくれている本。 http://www.amazon.co.jp/恐山-死者のいる場所-新潮新書-南-直哉/dp/4106104644/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1350909990&sr=8-1
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「恐山は、何か力を得られる『パワースポット』ではなく、抱えたものを放出するための『パワーレス・スポット』であるという」言葉に、実際に恐山に行ってその光景に何とも言えぬ気持ちになった経験を思い出しつつ、納得。死とどう向き合うかという避けては通れない命題についても考えさせられる。
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恐山のお土産売り場で買いました。帰りの電車用に。恐山ガイド的なものではなく、死について恐山という装置を使ってわかりやすく説明してある本でした。このお坊さんは頭がいいなと思いました。
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この本を読んで救われた。 「恐山」のイメージも変わった。 心の拠り所というか、持ちきるのに耐え難いものを、預ける場所というモノが、どこか?というだけのことなんだと思った。 お墓だろうが、仏壇だろうが、恐山だろうが、それはその人が決めればいい。
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日本一の霊場といわれる恐山とは何なのか。禅僧の著者は恐山を「死者への想いを預かる場所」だと語る。つまり、生者が死者との距離を見いだす「場所」なのである。イタコによる口寄せなどキワモノ・イメージの先行する「死者のいる場所」像を一新する
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ラジオで紹介されていて面白そうだったので手に取った本。恐山に訪れる人々と日々接しているうちに、仏教の教えだけでは理解できないことを痛感。死者を弔うこととは何かという問いに対する答えは平凡ながら、体験を通した文脈で説明されると納得がいくものだった
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深いテーマにもかかわらず、本書のメッセージは非常に明瞭。死とは生者が死者との間に築いていた関係が欠落することであり、それゆえに死者よりも生者の側に近いということ。そして恐山は何も無い場所であるがゆえに、生者の抱えているやり場の無さを引き受けることができるということ。 同僚から...
深いテーマにもかかわらず、本書のメッセージは非常に明瞭。死とは生者が死者との間に築いていた関係が欠落することであり、それゆえに死者よりも生者の側に近いということ。そして恐山は何も無い場所であるがゆえに、生者の抱えているやり場の無さを引き受けることができるということ。 同僚から「信仰が無い」と言われるという著者は、生者のリアリティの側から死を考えている。それが今の仏教界においてどういう立場なのかは分からないが、一般的に先入観を持たれやすい恐山という場所にマッチしているのかもしれない。 以下余談。永平寺の修行を描いた『大禅問答・法戦』というドキュメンタリがあるが、会社員を辞めて入門したての著者も出演している。
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「死者との適切な距離をどう保つのか」特に変化の激しいこれからの社会においてどう築いていくのかが我々に問われている。人それぞれだからそこには正解はない。でも距離を取るために何かが必要なのは確か。その一つが恐山なんだとも思う。普段死についてなんてあまり考えた事がないから頭がグルグルし...
「死者との適切な距離をどう保つのか」特に変化の激しいこれからの社会においてどう築いていくのかが我々に問われている。人それぞれだからそこには正解はない。でも距離を取るために何かが必要なのは確か。その一つが恐山なんだとも思う。普段死についてなんてあまり考えた事がないから頭がグルグルしたなー。
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伊勢神宮が式年遷都でパワーを新しく取り入れ続けるのなら、恐山はその逆だ。何もない空虚が人の思いを1200年間も吸収し続ける場だ。人は死ぬとどうなるのか。それは死者にしかわからないだろう。恐山の禅僧、かく語りき。
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