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勝つための経営 の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

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2012/06/23

本書の趣旨を無理やりツーセンテンスでいえば: ①日本は「ものつくり」のうち「つくり」の優位性で戦後世界を席巻してきた。 ②しかし今世紀に伸びる新興市場では、「もの」をユーザー本位の仕様にしなければ韓国や米国に勝てない。 ということでしょうか。 なお、巻末の5ページほどの「おわりに...

本書の趣旨を無理やりツーセンテンスでいえば: ①日本は「ものつくり」のうち「つくり」の優位性で戦後世界を席巻してきた。 ②しかし今世紀に伸びる新興市場では、「もの」をユーザー本位の仕様にしなければ韓国や米国に勝てない。 ということでしょうか。 なお、巻末の5ページほどの「おわりに」はそれ単独で興味深く、立読みの価値あり?でしょう。 

Posted byブクログ

2012/06/11

「ものつくり」は「もの」と「つくり」に分かれると。日本企業がこれから生き残るための戦略の肝がそのにあると説く。成功したサムスンにいた著者が間近でみた、彼らのやり方は、日本企業にもできるし、その原点は日本企業にあると。

Posted byブクログ

2012/06/03

日本のものづくりを「もの」=思い、考え方、アイデア。「つくり」=プロセス。とわけて考えた時、日本の製造業の多くは「つくり」によって市場を席巻した。しかしデジタルに移行したことで、製造方法の大展開がおき、熟練した技術が不要になったことが、現在日本の製造業が弱くなった原因と指摘してい...

日本のものづくりを「もの」=思い、考え方、アイデア。「つくり」=プロセス。とわけて考えた時、日本の製造業の多くは「つくり」によって市場を席巻した。しかしデジタルに移行したことで、製造方法の大展開がおき、熟練した技術が不要になったことが、現在日本の製造業が弱くなった原因と指摘している。 「経営者は孤独」、「他社がやるから」という横並び思想、設備の減価償却の税制がライフサイクルの現在にあっていない事、「考えたくないことは考えない」と言う雰囲気。を批判している。 TTP,FTAは今後の標準を決める役割を担っている。知らない所でルールが決まることは、現在のグローバル社会では大きなハンデだと言う話は、輸出入しやすくなるという表面的な事よりも重要であり、日本も早期に参加するべきだと感じた。 また日本は基本技術や生産技術はまだ底力があるので、組織全体が、ひとつの戦略のもとで動いたり、情報を一元管理できるようハブ化するなどの改革を進め、組織の動きを統一しムダを省くことで経営効率化、組織力向上が測れるという話は、まだまだ悲観するのは早い。と思う反面、残された選択肢は少なく、時間は短いということを感じた。

Posted byブクログ

2012/05/24

以前にこの著者の本を読んだことがあるので非常に取っ掛かりやすく読みやすかった。内容も『サムスンの~』に既出しているものが多かった。強いて言えば、こちらの著書は著者と数人の有識者が意見を交わしていることから、『サムスンの~』よりもより高度な議論になっている気がした。

Posted byブクログ